こんにちは!のとむらです。ブッシュクラフトで色々なナイフを使い比べているうちに、それぞれの特性やメリットデメリットが分かってきて…
自分が理想とするブッシュクラフトナイフ像が見えてきました。
そこで当ブログを通して、自分なりの研究結果をレポートしていきたいと思います。
第12弾は、フェザースティックに特化したナイフについてです。
フェザースティックとは?
ナイフで枝を薄く削ってカール状にしたもの、またはそれを作る技法を指します。
できあがったものは、焚き火をする際にファイヤースターターで火花を飛ばして着火させるのが一般的です。
薄くてフワフワであるほど火がつきやすいですが、ナイフの切れ味、枝の堅さ、本人の腕に左右される難しさもあります。
フェザースティックに特化したナイフは?
・刃長約60〜100mm
・刃厚約2〜3mm
・エッジ形状がスカンジグラインドかコンベックスグラインド
・刃がよく研がれている
・手にぴったりなハンドル
こういったナイフがフェザースティックに特化しているかなと思います。
刃長はやや短めだとコントロールしやすく、刃厚はやや薄いと、鋭いエッジを付けやすいので切れ味に良い影響をもたらします。
スカンジグラインドは削る作業を最も得意とするグラインドで、枝の状態が悪かったとしても薄いフェザーを作りやすいです。
コンベックスは抉る性質があるのでコントロールが難しいですが、刃の入りは良いので慣れればスカンジ並みの性能を発揮します。
刃の状態も大事ですね。チョッピングやバトニングでは、少しくらい刃こぼれしていても問題ないですが、
フェザースティックでは削り心地に影響するので、常にキレッキレの状態を保ちたいところ。
刃こぼれを防ぐためにチョッピングやバトニングは行わず、フェザースティック専用ナイフにするのも良いでしょう。
ハンドルは手にフィットするほど、コントロールしやすく、疲れにくく、削る作業に集中できます。
実例
ケラム「ウルヴァリン」。
刃長約95mmのやや短いブレードに、ぷっくりと丸みを帯びたウッドハンドルという、操作性バツグンなフィンランド製ナイフ。
SPT炭素鋼の特性なのか、切れ味が非常に鋭く、他のナイフでは苦戦するような堅い木でも力を入れずに削ることができる。
モーラナイフ「コンパニオンヘビーデューティーステンレス」。
コスパが良く、バトニングにもそこそこ耐えられるスウェーデン製ナイフ。
モーラナイフの中でもトップクラスに切れ味が鋭く、薄いフェザーが作りやすい。
ナイフ本体もシースも水濡れに強いので、雨の日でも気兼ねなく使えるのがメリット。
ヘレナイフ「テマガミCA」。
デザインの美しさに定評のあるノルウェー製ナイフ。
トリプルラミネートという切れ味の鋭いブレードに、耐久性と軽さのバランスが良いハーフタングが特長。
かるいバトニングもできるので、ノッチを付けたいときに便利。
ジョーカー「ノマド」。
やや大型のスペイン製ブッシュクラフトナイフ。
刃角の鋭いコンベックスグラインドで、力強く、薄く削ることができる。
破壊力と耐久性も高いので、ナイフ一本で全ての作業を完結することも可能。
以上、フェザースティックに特化したナイフについてでした!
スカンジグラインドが主流の北欧が強い印象ですが、最近では他の国もブッシュクラフトナイフの開発に力を入れており、目を離せない展開になってきています。
お気に入りの一本が見つかると良いですね。
KELLAM Wolverine ケラム ウルヴァリン
モーラナイフ (Morakniv) コンパニオン ヘビーデューティー ステンレス 刃厚3.2mm アウトドアナイフ キャンプナイフ (ブラック)
コメントを残す