ブッシュクラフトナイフ研究10。チョッピングに特化したナイフとは?



こんにちは!のとむらです。ブッシュクラフトで色々なナイフを使い比べているうちに、それぞれの特性やメリットデメリットが分かってきて・・・

自分が理想とするブッシュクラフトナイフ像が見えてきました。

そこで当ブログを通して、自分なりの研究結果をレポートしていきたいと思います。

第10弾は、チョッピングに特化したナイフについてです。

 

チョッピングとは?

ナイフのブレードを木に叩きつけて、切断する技法のこと。

垂直に叩くと刃への負担が大きいため、斜めに切りつけるように叩くのが一般的です。

チョッピングに特化したナイフは?

・ナイフ全体が頑丈
・ブレードが長くて重心が先端寄り
・コンベックスグラインド

・ヒルトが大きい
・ハンドルに丸みがあり、滑りにくく、チェッカリングが手に食い込まない
・普通のシースナイフより少し大きめ

こういった特徴を持つナイフがチョッピングに特化しているかなと思います。

まずナイフ全体が頑丈であることは必須。

ブレードが長くて重心が先端寄りだと、衝撃が一点に集中しやすくなるため威力が増し、

コンベックスグラインドは木に深く食い込みつつ打撃効果も与えるため、少ない打ち込み回数で切断することができます。

また、打ち込んだときの衝撃音も他のグラインドと比べて静かなため、耳にも優しいです。

ヒルトは叩いたときの衝撃でナイフが手の中で動いてしまった際、ケガを防ぐことができるので大きいほど安全性が高まります。

そして意外と重要なのがハンドル形状。

どれだけ強力なブレードであっても、ハンドルが硬くて手が痛くなりやすい形状だと思いっきり打ち込むことができず、本来の性能を発揮することができません。

なのでチョッピングに特化したナイフを探すときは、使う側が耐えられる作りになっているかもイメージしたほうが良いでしょう。

チョッピングに特化したナイフの実例

バークリバー「ブラボー1」。

刃長は約107mmと普通サイズであるものの、コンベックスグラインドのおかげで威力は高め。

ハンドルは手に吸い付くような握り心地で、手が痛くなりにくい形状となっています。

 

ジョーカー「ノマド」。

刃長が約127mmと少し長めで、重心が先端寄りのため威力バツグン。

さらにフルハイト気味のコンベックスのおかげか切れ込みが良く、軽い力でも木がサクサク削れていきます。

ブッシュクラフトにおいてナイフ作業は準備にあたるので、ここで体力を温存できるというのはかなりのメリットですね。

ハンドルは丸みがあって快適。ヒルトも大きいので安心して叩けます。

 

ケーバー「ベッカーBK2」。

刃長mm、刃厚6.6mmとブレードが重厚で、入手しやすいナイフの中では破壊力最強クラス。

切断というより粉砕に近い性質を持つため、大きく振りかぶるほど高威力を発揮。

振りかぶるのが難しい場合は、ハンドル末端に指をかけて遠心力を利用した打ち込みをすることで似たような効果が生まれます。

フラットグラインドのため切れ込みは普通ですが、コンベックス気味に研ぎ直せることができれば、さらなる破壊力が期待できることでしょう。

ハンドルも太くて丸みがあり、意外と滑りにくいです。

チョッピングに不向きなナイフの実例

モーラナイフ「カンスボル」。

刃が薄くて軽量のため、かなり多くの回数叩く必要がある。

まとめ

今回の話をまとめると、チョッピング性能の良し悪しをナイフの見た目だけで判断するのは難しいといったところですね。

大きすぎても小さすぎてもダメ。

威力が高くても使い手が耐えられなければ意味がありません。

ただ、さきほど挙げたブラボー1、ノマド、BK2に関しては、私が実際に検証してチョッピング性能が高いことは確認済みなので、良かったら参考にしてみてください。

 


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