ブッシュクラフトナイフ研究10。チョッピングに特化したナイフとは?



こんにちは!のとむらです。ブッシュクラフトで色々なナイフを使い比べているうちに、それぞれの特性やメリットデメリットが分かってきて…

自分が理想とするブッシュクラフトナイフ像が見えてきました。

そこで当ブログを通して、自分なりの研究結果をレポートしていきたいと思います。

第10弾は、チョッピングに特化したナイフについてです。

 

チョッピングとは?

ナイフのブレードを木に叩きつけて、切断する技法のこと。

通常、木を切断するにはノコギリを使いますが、チョッピングができるナイフを使えばノコギリが不要となり、装備の重量を減らせるメリットがあります。

チョッピングに特化したナイフは?

・ナイフ全体の耐久性が高い
・刃長130mm~180mm
・フロントヘビー(重心が先端寄り)
・コンベックスグラインド
・しっかりとしたヒルトが付いている
・ハンドルに丸みがあり、滑りにくく、チェッカリングが手に食い込まない

こういった条件のナイフがチョッピングに特化しているかなと思います。

まずナイフ全体が頑丈であることは必須。

ブレードが長くて重心が先端寄りだと、衝撃が一点に集中しやすくなるため威力が増し、コンベックスグラインドは木に深く食い込みつつ打撃効果も与えるため、少ない打ち込み回数で切断することができます。

ヒルトは手を保護する役割がありますが、手をぶつけないよう気を付ければ絶対に必要というわけではありません。

ただ、どんな事故が起こるか分からないので、あったほうが安心感はありますね。

そして意外と重要なのがハンドル形状。

どれだけ強力なブレードであっても、ハンドルが硬くて手が痛くなりやすい形状だと思いっきり打ち込むことができず、本来の性能を発揮することができません。

なのでチョッピングに特化したナイフを探すときは、使う側が耐えられるハンドルになっているかどうかもイメージしたほうが良いでしょう。

ブッシュクラフトナイフ研究11。バトニングに特化したナイフとは?

2022年6月4日

実例

バークリバー「ブラボー1」。

刃長は約107mmと、シースナイフとしては標準サイズであるものの、コンベックスグラインドのおかげで威力は高め。

ハンドルは手に吸い付くような握り心地で、手が痛くなりにくい形状となっている。

 

ジョーカー「ノマド」。

刃長が約127mmと少し長めで、重心が先端寄りのため威力バツグン。

さらにフルハイト気味のコンベックスのおかげか切れ込みが良く、軽い力でも木がサクサク削れていく。

ブッシュクラフトにおいてナイフ作業は準備にあたるので、ここで体力を温存できるというのはメリットとして大きい。

ハンドルは丸みがあって快適。ヒルトも大きいので安心して叩くことができる。

 

ケーバー「BK2」。

刃長127mm、刃厚6.6mmとブレードが重厚で、入手しやすいナイフの中では破壊力最強クラス。

切断というより粉砕に近い性質を持つため、大きく振りかぶるほど高威力を発揮。

振りかぶるのが難しい場合は、ハンドル末端に指をかけて遠心力を利用した打ち込みをすることで似たような効果を発揮。

フラットグラインドのため切れ込みは普通だが、コンベックス気味に研ぎ直せることができれば、さらなる破壊力が期待できる。

ハンドルも太くて丸みがあり、意外と滑りにくい。

 

以上、チョッピングに特化したナイフについてでした!

チョッピングできると、そのままバトニング→フェザースティックへ移行できるので、ナイフ一本でブッシュクラフト作業を完結させることができます。

また、大きくて頑丈なナイフは見た目的に迫力があり、観賞用としても人気が高いです。

 


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