こんにちは!のとむらです。世界には魅力的なナイフがたくさんありますが、外見だけでは分からない部分も多いですよね。
そこで当ブログでは、私が実際に手にしたナイフのレビューをしたいと思います。
今回はケーバーのBK7です。
KA-BAR(ケーバー)BK7
アメリカに拠点を置くケーバー。
こちらのBK7はスラッとした剣のような印象ですね。
それでは色々と見ていきましょう。
風格のある箱。BK7は大きいだけあって箱も大きいです。
鋭く、今にも突き刺ささってきそうなブレード。
錆防止用のブラックパウダーコーティングが施されており、少しザラついた質感です。
刃長は約183mmとけっこう長め。
ブレード形状はクリップポイントとスピアポイントの中間のような、独特な形状をしていますね。
エッジ形状は鋭めのフラットグラインドです。
反対側はこんな感じ。
刃厚は約4.8mmのフルタング。大型ナイフとしてはやや薄い印象です。
ハンドル材はウルトラミッド。
硬くて水濡れに強く、すべすべした質感です。
エンド部分は鋼材が突き出しており、ハンマー代わりに使うことができます。
手に持った状態。
重心はややブレード寄りで、大型ながらも軽やか。
ほどよい太さで握りやすく、ヒルトが付いているので安心感があります。
素手で握っても意外と滑りません。
ランプが付いており、親指を乗せることで細かい作業をするときの安定感が増します。
付属のナイロンシース。
BK2、BK10と違ってボタン留めは一つですが、しっかり固定されるので外れる心配はなさそうです。
正面にはポケットが付いており、ファイヤースターターや小さなフォールディングナイフを収納することができます。
オンタリオのラット2がちょうど収まる感じですね。
裏側にはMOLLEシステム対応のベルトループ付き。
箱出し状態の切れ味
それでは切れ味を見てみましょう。まずはコピー用紙から。
摩擦感がありますが、キレイに切れました。
続いて、わりばしフェザースティック。こちらも摩擦感がありますが、なかなかよく削れます。
点数に表すと、80/100点といった感じですね。
革砥で数回滑らせればもっと切れるようになると思いますが、このままでも実用には問題なさそうです。
フィールドテスト
それではフィールドテストといきましょう。まずはチョッピングから。
リーチが長く、重心がややブレード寄りなこともあって、けっこう強いですね。
手を離しても落ちないほどガツンと食い込みます。
あっという間に切断できました。
続いてバトニング。
太くて堅い薪だったのですが、問題なく割れました。
刃こぼれなし。靭性も高いようです。
使用感が出て、よりいっそうカッコ良くなりました。
続いてフェザースティック。
ナイフが大きいこともあって少々やりにくいですが、このぐらい削れれば焚き付けとしては十分ですね。
ブレード鋼材
ケーバーBK7のブレード鋼材は「1095Cro-Van」。
通常の1095をアップグレードさせた鋼材で、靭性が高くて研ぎやすいのが特長。
切れ味と刃持ちはやや悪く、錆びにも弱いですが、
刃こぼれに強いため、チョッピングやバトニングなどのハード作業に向いています。
このナイフは買いか?
個人的には買いですね。
一本でブッシュクラフト作業が完結できますし、傷や汚れを気にせずガンガン使い倒せます。
大型でありながら、そこまで重くないので持ち運びしやすいです。
参考になれば幸いです。
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