こんにちは!のとむらです。世界には魅力的なナイフがたくさんありますが、外見だけでは分からない部分も多いですよね。
そこで当ブログでは、私が実際に手にしたナイフのレビューをしたいと思います。
今回はビクトリノックスのソルジャーナイフです。
VICTORINOX(ビクトリノックス)ソルジャーナイフ
スイスに拠点を置くビクトリノックス。
こちらのソルジャーナイフはビクトリノックスの優雅さを残しつつ、無骨な風合いになっていますね。
色もオリーブドライで、ミリタリー感が強め。個人的に大好きなデザインです。
それでは色々と見ていきましょう。
ハンドル全長は111mmで重量は136g。
手のひらにちょうど乗りきるサイズ感で、ほどよい重みがあります。
機能数
ソルジャーナイフの機能は10種類。
半波刃ナイフ、ノコギリ、缶切り、栓抜き、プラスドライバー、マイナスドライバー、リーマー、ワイヤーストリッパー、キーリングが搭載しています。
一つずつ見ていきましょう。
波刃ラージブレード
前半の2/3が波刃になったブレード。
美しいミラーフィニッシュ仕上げとなっていますが…
無骨であるがゆえ、傷が付いてもカッコ良く見えます。
刃長は約90mmと、標準的なフォールディングナイフの長さです。
刃厚は約2mmと、ビクトリノックスのマルチツールとしてはおそらく最大クラスの厚み。
ロック機構が付いているため、力を込める作業にも安心して使えます。
ブレードのサムホールに親指をかけることで、片手オープンも可能。
最初は固いので難しいですが、何回か使っているうちにできるようになります。
それでいて作りがしっかりしており、可動がゆるくなる心配もありません。
ロック方式はライナーロック式。
手に持つとこんな感じ。
ハンドルは厚みがあって滑りにくく、手が大きい私でもしっかりと握り込むことができます。
ノコギリ
刃長は約80mm。
枝をキレイに切断したいときに便利です。
DIYにも使えるのではないでしょうか。
缶切り&マイナスドライバー(3mm)&ワイヤーストリッパー
3つの機能がギュッと詰まっています。
今の時代、缶切りを使う機会はほとんどないと思いますが、
軍隊では支給品をヘリから投下する場合があり、プルタブ式だと落下の衝撃に耐えきれないため、缶切りで開けるタイプの缶詰を採用しているそうです。
栓抜き&マイナスドライバー(5mm)
ロック機能が付いており、ビールの栓を開けるときに思いっきり力をかけることができます。
プラスドライバー
ドアノブや組み立て式の家具など、一般的なネジの大きさに合うのでかなり便利。
使いにくそうに見えますが、精度が良くてネジ穴にしっかりとはまるため、意外と回しやすいです。
私がよく使う機能でもあります。
リーマー
木材に穴を空けたり、ガス缶のガス抜きをするのに使えます。
解体して広げたアルミ缶にリーマーで穴を空け、肉焼き用の網を作る猛者もいるそうです。
キーリング
カラビナに取り付けたり、パラコードを結び付けることができます。
箱出し状態の切れ味
まずはコピー用紙から。
波刃部分によって切り口が荒れてしまいますが、普通に切れます。
続いて、わりばしフェザースティック。左が波刃、右が直刃で削ったものです。
点数に表すと、85/100点といったところ。
薄く削りやすいのは直刃のほうでしたが、波刃のほうも意外と優秀でした。
直刃の切れ味が落ちてきたら、波刃にチェンジするのも良いかなと思います。
波刃の実用性
せっかくなので、波刃が得意とする切断作業をやってみましょう。
ダンボールの解体。
かるく前後に動かすだけでスムーズに切れました。
包丁だと切りにくい食パンも楽々。
いったん机に置いても刃が当たらないため衛生的です。
くっついた生ハムを剥がすときにも使ったりしています。
あと、ステーキも切りやすかったですね。
フィールドテスト
枝の皮を削って生木状態に。
波刃でも問題なく削れますが、直刃部分のほうがやりやすいですね。
ノコギリで枝の切断。
時間はかかりますが、問題なく切ることができます。
手元にノコギリがなく、どうしても切断面がキレイな枝が必要な場面で役立つでしょう。
ナイフとノコギリを駆使すれば…
これ1本で薪を作り、焚き火を楽しむことができます。
メリット
・アウトドアから日常の雑務までこなせる
・機能が多すぎず少なすぎずでちょうどいい
・ナイフとドライバーの性能が特に高い
・構造がシンプルなので、水洗いしても可動部に支障が起きない
デメリット
・それぞれの性能は専用道具には劣る
・波刃部分を研ぐのが難しい(スパイダルコのトライアングルシャープメーカーなら可能)
このナイフは買いか?
個人的には買いですね。
数あるマルチツールの中でも2番目におすすめできます。
ロック付きの波刃ラージブレードが使いやすく、アウトドアから日常雑務にまで役立つ機能がギュッと濃縮されているので、普通に便利です。
マルチツールにありがちな、使わない機能を持て余してしまうストレスも少ないですね。
ただ、ナイフが主体となるので、機械を分解したり修理する人にとってはあまり役に立たないかもしれません。(その場合はプライヤー主体のレザーマンが良いかも)
参考になれば幸いです。
VICTORINOX(ビクトリノックス) ソルジャーナイフ 保証書付 0.8461.MWCH 【日本正規品】
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