ブッシュクラフトナイフ研究3。最適な刃長と刃厚と刃幅は?



こんにちは!のとむらです。ブッシュクラフトで色々なナイフを使い比べているうちに、それぞれの特性やメリットデメリットが分かってきて…

自分が理想とするブッシュクラフトナイフ像が見えてきました。

そこで当ブログを通して、自分なりの研究結果をレポートしていきたいと思います。

第3弾は、最適な刃長・刃厚・刃幅についてです。

 

ブッシュクラフトナイフによくある刃長・刃厚・刃幅

刃長100〜120mm
刃厚3〜4mm
刃幅20~30mm

ブッシュクラフトナイフと謳っているものは、だいたいこのぐらいのサイズ感が多いですね。

実際、薪割りから細かい作業までバランス良くこなせるので、ブッシュクラフトに向いていると言えます。

モーラナイフ「ガーバーグ」や、

ヘレナイフ「ユートゥベーラ」などがそうですね。

ブッシュクラフトナイフに最適な刃長・刃厚・刃幅は?

ナイフ一本でやるスタイルか、斧やノコギリを併用するスタイルで変わってくるかなと思います。

斧やノコギリを併用する場合、重作業はそちらに任せられるので、ガーバーグのようなサイズ感で問題ないでしょう。フルタングでなくても特に問題ありません。

ナイフ一本で全ての作業を完結させたい場合は…

刃長130〜180mm
刃厚5〜6mm
刃幅35~45mm

これぐらいが個人的には理想ですね。標準的なブッシュクラフトナイフに比べて一回り、二回り大きいものになります。

モノにもよりますが、刃長130mmを超えてくると、重心がブレード寄りになってきます。

するとまずチョッピングが当てやすくなり、威力も増すんですよね。

バトニングもリーチに余裕が出ることで叩きやすくなり、刃厚と刃幅のボリュームが上がることで割りやすくもなります。

ブッシュクラフトナイフ研究4。最適なブレード形状とは?

2022年1月10日

実例

ジョーカー ノマド

刃長:約127mm
刃厚:約5mm
刃幅:約35mm

スペインのブッシュクラフトナイフ。

ベリーライン(ブレードのカーブしているところ)がきついため、先端部分での細かい作業はやりづらいが、そのぶん重さがあるのでチョッピングの威力が高い。

バトニングもちょっと太めの薪(直径約4~5cm)なら問題なく割れる。

コンベックスグラインドのため、フェザースティックもサクサク。

ステンレスでサビに強いため、調理にも使える。

これ一本あれば、ブッシュクラフト作業はほぼ完結できると言っても過言ではない。

 

ケーバー BK10

刃長:約140mm
刃厚:約5mm
刃幅:約42mm

BKシリーズの一つ。

定番のBK2より刃厚が薄いが、重量バランスが良く、持っていて疲れにくい。

ノマドと比較すると、バトニングの威力は同等。

チョッピングの威力はやや上回る。

エッジ角度が鋭いため切れ味が良く、研ぐときも刃先に当てやすい。

 

エストレイマラティオ A.M.F.

刃長:206mm
刃厚:6.3mm
刃幅:調べ中

イタリアのサバイバルナイフ。

リーチがかなり長く、チョッピングは打ち損じする心配がない。

威力はBK10とBK2のちょうど中間ぐらい。剣で叩き切るような感覚は病みつきになる。

 

以上、ブッシュクラフトナイフに最適な刃長・刃厚・刃幅についてでした!

私はできるだけナイフに出番を与えたいのと、斧とノコギリの扱いが少し苦手なので、大型ナイフを持って行くことが多いです。

しっくりくるサイズ感のナイフに出会えると良いですね。

 

 

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