こんにちは!のとむらです。ブッシュクラフトで色々なナイフを使い比べているうちに、それぞれの特性やメリットデメリットが分かってきて…
自分が理想とするブッシュクラフトナイフ像が見えてきました。
そこで当ブログを通して、自分なりの研究結果をレポートしていきたいと思います。
第2弾は、最適なタング構造についてです。
タング構造とは?
ナイフ鋼材のハンドルの始まりから末端までの範囲をタングと呼ぶのですが、その構造のことです。
ナロータングやフルタングなど色々な種類があり、使い勝手や耐久性に影響してくるので、ナイフ選びでは重要なポイントとなります。
ブッシュクラフトナイフに最適なタング構造は?
フルタングか、それに近い耐久性を持つナロータングが最適かなと思います。
理由としては経験上、ナイフの耐久性が高くて損をしたことがないからです。
別にバトニングが必須というわけではないのですが、いざとなればそういう使い方ができるというのは安心感があります。
北欧ブッシュクラフトスタイルの場合
ブッシュクラフトの本場である北欧では、枝打ちや薪割りには斧を使うのが一般的らしく、
ナイフは枝を削ったり食材を切ったりと、細かい作業にしか使わないため、それほど耐久性は重視していないそうです。
斧やノコギリを併用するのであれば、タングが華奢なナイフでも大丈夫でしょう。
タング構造の実例
モーラナイフ ガーバーグ ステンレスモデル
スウェーデンのブッシュクラフトナイフ。
タングがハンドルの上下から露出していないため、氷点下時に素手で握っても皮膚が貼り付かない。
やや小ぶりなわりに耐久性が高く、リーズナブルなのも相まって、ガンガン叩ける。
ヘレナイフ テマガミ CAモデル
ノルウェーのハンドメイドナイフ。
タングの上半分がハンドル末端まで通っているハーフタング構造で、フルタングほどの耐久性はないが重量バランスが良い。
バトニングする際は、このような太い薪はやめたほうがいい。
直径3cm程度に抑えたいところ。
ガーバー ストロングアーム 直刃モデル
アメリカのタクティカルナイフ。
ナロータングだがハンドルの奥深くまで届いているため、フルタング並みの耐久性を持つ。
ハンドル末端にあるコンバットスパイクは、緊急時にガラスを割るためのもの。
まず使う機会はなさそうだが、男のロマンに溢れている。
バークリバー ブラボー1 A2モデル
アメリカ海兵隊フォース・リーコンのために開発されたサバイバルナイフ。
刃長約107mm、刃厚約5.5mmのフルタングと、標準的なサイズのナイフとしてはパワフルな設計。
よほどふざけた使い方をしないかぎり、壊れる心配はない。
ケーバー BK2
アメリカの重厚タクティカルナイフ。
刃厚約6.6mmと、ブラボー1以上の破壊力を持ち、値段もリーズナブル。
バトニングの要領で叩き、枝をキレイに切断することもできる。
モーラナイフ コンパニオンヘビーデューティー
モーラナイフのコスパモデル。
ストロングアームと同じナロータングだが、こちらはそれほど奥まで届いていないため、バトニング時に強く叩きすぎると折れやすい(実際に折れたという報告もある)
そのかわり切れ味が良く軽量でコスパも抜群なので、加減さえ間違えなければ強力なサバイバルツールとなり得る。
ケラム ウルヴァリン
フィンランドのプーッコナイフ。
マウステールタングという、ナロータングをさらに細くしたような構造で耐久性が低い。
バトニングすれば一発で折れる危険性があるが、切れ味はバツグン。
北欧のブッシュクラフトスタイルでは細かい作業をする際、このような細身のナイフを使うのが主流となっている。
以上、最適なタング構造についてでした!
どんなタングがベストかは、本人の好みやスタイルによって変わってくると思いますが、参考になれば幸いです。
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