治験バイト体験談。危険は少ないけど副作用は普通にあるよ。

こんにちは!大人になってからイカの塩辛が好きになった、のとむらです。

先日、初めて治験というものに参加したので、そのときの体験をお伝えしたいと思います。結論から言うとやり遂げたのですが、副作用で意識を失いかけました。

治験体験談はいろんな人のブログで取り上げられている話ですが、一つの参考にしていただければと思います。ちなみに正確に言うと、治験はバイトではなくボランティアだそうです。報酬が高いのは単純に、体の負担と拘束時間が長いから。

 

治験の流れ

治験に参加するにはまず、参加者と治験を行う病院を仲介する会社に登録することから始めます。その後、自分が参加したい治験に申し込みます。

入院を伴う案件が圧倒的に多く、通院だけで済む案件は少ないのが現状だそう。入院案件の流れとしては以下の感じです。

1.仲介会社に登録

2.参加したい治験に応募

3.仲介会社からの質疑応答(主に健康状態について聞かれます)

4.事前検診&説明会(お金が発生する)

5.入院(お金が発生。途中リタイアになったら減額)

6.退院して完了報告を待つ(このときに満額もらえることが確定する)

どのタイミングでも自主的にリタイアすることができますが、減額対象となります。反対に、こちらに何らかの問題があって途中退場を言い渡される場合もあり、その場合も減額です。

また、入院をやり遂げても、製薬事項を守れなかったら減額になります。(入院中に出された食事を残すなど)

 

1.仲介会社に登録

ここは比較的、簡単なステップでした。仲介会社は色々あるのですが、私は有名どころに登録しました。(情報漏洩を防ぐため、ここはぼかします)

 

2.参加したい治験に応募

登録が済んだら、参加したい案件を探します。ちなみにここではじめて、具体的な報酬額が分かりました。案件にもよりますが、合計1週間ほどの入院で10万円前後が多かったですね。

2~3泊で済む短期入院かつ、開始期間が早い案件は人気が高く、そういう案件は申し込んだときにはすでに募集定員に達していて、なかなか上手く見つかりませんでした。

妥協して、開始時期が一カ月後の案件に手を出したのですが、後にその選択が地獄への第一歩だったということに気付かされます。

 

3.仲介会社からの質疑応答

参加したい治験の案件に応募すると、わりとすぐに仲介会社から電話がかかってきました。けっこう口調がきつい人で、1時間近く質問責めをされて心が折れかけましたが、なんとか終わらせて、事前検診に参加できることが決まりました。

口調がきついのはまだいいのですが、「絶対に参加して途中リタイアしない意思がないと受付できません」っていうセリフになんか引っかかるものがありました。どのタイミングでも嫌になったら途中辞退してもいいことになっているのに・・・。

ちなみに聞かれる内容は、現在の健康状態、過去の病気経験、飲酒喫煙状況などです。私が申し込んだ案件が、健康な人を対象とするものだったので、これらについて深く掘り下げて聞かれました。

質疑応答が終わり、事前検診への参加が決定すると、報酬獲得チャンスと引き換えに「制約」という名の地獄が始まります。

・柑橘類の禁止
・酒、たばこの禁止
・筋トレや立ち仕事の禁止
・薬の使用禁止
・海外旅行の禁止

具体的に言うと上記のような制約なのですが、これがなんとね、入院中だけでなく、申し込み時~退院して結果が出るまでずっと続く。

私の場合は申し込みから事前検診までが1週間。その後、入院開始まで1カ月。3泊4日×2回の入院で2週間。退院後、結果が出るまで2週間。つまり合計2カ月。

ジムでの筋トレを習慣にしていて、風邪をひきやすく薬に頼りがちだった私にとっては、入院以上にこの制約期間がきつかったです。開始時期が1カ月以上も先の案件に手を出したがために、思わぬ痛手を負いました。

薬に関するものは全て禁止なので、ハンドクリームも目薬も使えません。

 

4.事前検診&説明会

実際に入院する病院に行って、まず薬と入院についての説明を受けました。薬については守秘義務が発生するので、公表してはいけないとのこと。説明を受けて納得したら誓約書にサインをして、いよいよ事前検査です。

事前検診の内容は会社でよくやる健康診断に似ていて、採血もありました。(このときは運よくベテラン看護師さんで痛くなかった)報酬以外に事前検診を受けるメリットとしては、健康状態を調べてもらえることですね。変な病気が見つからなくて安心しました。

あと、参加者はDQNの方ばかりなのかな?と思って心配していたのですが、全然普通の人ばかりで中には親切な人もいて安心でした。後で聞いた話なのですが、性格的に問題がある人は、この事前検診の段階で淘汰されるそうです。

なんでも過去に、職員さんにケンカをふっかけてその場で帰された人がいたとか。治験は怪しいと言われている反面、人気が高いので完全に買い手市場。職員さんに逆らったら叩きだされます。とはいっても普通にしていれば全然やさしい人たちです。

 

5.入院

事前検診を無事に突破し、入院が決まりました。入院生活をざっと説明すると、基本はベッドの上かラウンジで過ごします。

ラウンジでは食事、テレビ、置いてある漫画を読むなど。治験と関係ない生活の部分はそれなりに快適だったのですが、就寝時間が決められていることと、採血回数の多さが個人的にきつかったです。

いきなり見知らぬ人たちと一緒の部屋になるわけですから、そのストレスがあって寝付けないし、ベッドが堅い。腰が痛いなんて言ってるうちにお腹が空いてきちゃって、さらに寝付けない。そんな感じで、睡眠には悩まされました。

そして採血は多い日で15回とか。薬を飲んだ直後は体内の変化を確かめるためにこまめに採血をするみたいなのですが、それにしても多かった。

なるべく何度も刺さなくて済むように、留置針というものを刺しっぱなしにして採血をするのですが、私はこのとき運悪く、変な刺され方をしてしまい、腕をちょっとでも動かすと針が神経に触れて、ズキズキする痛みが何時間にも及びました。

留置針の痛みと、薬の副作用がブレンドして、気持ち悪くなった私はここで意識を失いかけます。

具体的に言うと、寒気で体がふるえて、冷や汗をかいて、両腕が動かなくなって、吐き気がして、呼吸が苦しくなって、様々な症状がいっぺんに来た感じです。

職員さんの助けで事なきを得ましたが、一瞬、死をイメージしましたね。私だけかな?と思ったのですが、他にも同じような症状を出した人がいて、なかには吐いてしまった人もいたようです。

やっぱり薬なので、どうしても副作用はあるらしく、人によっては具合が悪くなってしまうことがあるそう。治験のちょっとだけ怖い部分を、身をもって知りました。

 

6.退院して完了報告を待つ

調子を崩したのはその最初の1回だけで、その後は慣れたおかげか特に異常もなく。

他に唯一気がかりだったのは、入院中なぜかお腹をこわして、それが日数を追うごとにひどくなっていたこと。3泊4日を2回に分けて行ったのですが、入院初日はなんともなくて、翌日、翌々日になるにつれ便がどんどんゆるくなっていったのですよね。

多分、入院中に出された食事が原因だと思うのですが、いたって健康的なメニューだったので、衛生的に何か問題があったのかも。でもそんなの聞けないよね。「お皿洗ってますか?」なんて聞けない。

そんなこんなで退院。気の緩みから風邪をこじらせてしまった私は、まだ薬が飲めない制約期間が働いていたため、風邪薬が飲めなくて相当苦しみました。退院後しばらくは、治験で取ったデータになんらかの問題があった場合、やり直しが発生するので、病院側からOKをもらえるまでは引き続き薬が飲めないのですよ。

その後、無事にOKが出て、長きに渡る治験が終了しました。

 

治験を終えて

治験を終えて数カ月経過しましたが、今のところ薬による後遺症もなく、元気に暮らせています。ただ、注射の跡が未だにいくつか残っていますが。

特に気になるほどではないのですが、さすがに何発も打つと、そのうちのいくつかは跡になってしまうのかもしれません。

報酬は満額でもらえましたが、もう一度やってみたいかと聞かれたら、制約と副作用がけっこう辛いので、ためらってしまうと思う。そんな体験でした。

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