こんにちは!のとむらです。アウトドア、ハンティング向けのフォールディングナイフといえば、BUCK(バック)の「フォールディングハンター#110」が有名ですよね。
根強い人気がありますが、古い型式のナイフなので実用性が気になるところ。
そこで今回は、購入してから5年以上経つこのナイフの、切れ味や魅力などについてレビューしたいと思います。
結論から言いますと、切れ味が鋭くて頑丈なため、食材カットや、ゴリゴリと力をかけるような作業に最適です。
BUCK(バック)フォールディングハンター#110

刃長:約95mm
刃厚:約3mm
重量:約204g
ブレード形状:クリップポイント
エッジ形状:ホローグラインド
ブレード鋼材:420HCステンレス鋼
ハンドル材:真鍮(しんちゅう)、合板
ケース素材:レザー(ベルトループ付き)
アメリカで50年以上の歴史を持つナイフ。
オーソドックスかつ無骨なデザインが印象的ですね。
世界で初めてフォールディングナイフにロック構造を搭載したナイフとして一躍有名になりました。
「ワンテン」と呼ばれることもあります。

では形状や構造を見ていきましょう。
ずっとレザーケースに入れっぱなしにしているため、ハンドルの真鍮が剥げていますが、個人的には味わい深くて気に入っています。
むしろこの味こそが、フォールディングハンター#110最大の魅力といっても過言ではありません。

鋭く、重厚感のあるブレード。

無数に付いた小傷がカッコイイですね。

刃長は約95mmと、フォールディングナイフとしては少し余裕のある長さ。
ブレード形状は、細かい作業に最適なクリップポイント。
エッジ形状は、対象物をスライスすることに特化したホローグラインドです。

反対側はこんな感じ。

刃厚は約3mm。
フォールディングナイフとしては厚めですが、そのぶん頑丈です。

折り畳んだ状態。
ハンドル材は真鍮と合板を組み合わせたもの。
シンプルに弧を描いただけの形状がまた無骨で良いですね。

ロック機構は昔ながらのロックバック式。
両手で開閉する必要がありますが、そのぶん強固です。
指でつまんで普通の力で開けられるので爪を痛める心配はなく、
開ききった瞬間の「ガチッ」という音にロマンを感じるため、つい用もなく開閉したくなります(笑)

手に持った状態。
重量は約204gと、フォールディングナイフとしては重いほうですが、そのぶん本物の道具であることを強く実感できます。
握ったときのフィット感もなかなか良いです。

付属のレザーケースはしっかりとした作りで変形しにくく、経年変化を楽しめる質感。

ボタン固すぎず柔らかすぎず、「パチン」と軽快に留まります。

裏側にはベルトループ付き。
昔アウトドア雑誌で読んだのですが、#110は腰に装備していると素早く取り出せるので、釣った魚を活け締めするのに便利なんだそうです。
猟師さんの中にも、これ一本で仕留めた獲物を解体しちゃう人がいるみたいですね。
箱出し状態の切れ味

コピー用紙を、わずかに摩擦感を感じながらもキレイに切ることができます。
点数に表すと、90/100点といったところです。
実用性
フォールディングハンター#110の最大利点は、切れ味と頑丈さを併せ持ったところにあります。
刃先が鋭いホローグラインドのため食材をスライスしやすく、
作りが頑丈なので、力技でゴリゴリ切ったり削ったりすることも可能です。

トマトは潰れることなくカットでき、

一般的には切りにくい鶏肉も余裕。

フェザースティックもサクサクに削れます。

頑丈なので、枝に刃を強く押し当てるノッチ付けも可能です。
ブレード鋼材
バックフォールディングハンター#110のブレード鋼材は「420HC」。
比較的柔らかいため研ぎやすく、刃こぼれしにくく、サビに強いのが特長です。
このナイフを選んだ理由

子どもの頃からの憧れだったからですね。
父の書斎にあったナイフ関連の本でワンテンの存在を知り、大人になったら入手したいと思っていました。
ブッシュクラフトで枝を削るときに使ったり、家で鶏肉を切るときに使い、少しずつ味わいが出てくるのを眺めて楽しんでいます。
熱処理が良いためか、想定していたより切れ味と刃持ちが良いので一生の宝になりそうです。

BUCK(バック) フォールディングハンターナイフ 110BRS レザーシース付
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