こんにちは!のとむらです。アイヌ民族の生活道具「マキリ」をモチーフに作られた、日本最古のアウトドアナイフ「能登マキリ」。
石川県の能登町に住む職人さんが、一本一本手作りしていているんですよね。
そこで今回は、能登マキリのラインナップの一つである「孫光作」の切れ味を検証したいと思います。
ふくべ鍛治 能登マキリ 孫光作
全長:約275mm
刃長:約135mm
刃厚:約3.5mm
エッジ形状:片刃
ブレード鋼材:安来鋼青紙2号
地金:能登和鉄
ハンドル材:樫(かし)
シース:なし
今では使い手の少ない技術「鍛造法」で製作されたマキリ。
鍛造法とは、刀鍛冶の人がよくやる、熱した鋼材をトンカチでカンカン叩くやつです。
カンカン叩くことによって、鋼材の中の空気や不純物が取り除かれ、切れ味と耐久性のどちらも優れた刃物が出来上がるのだとか。
キレイで和の雰囲気があるパッケージ。
ブレードはハンドルの半分あたりまで差し込まれ、ピン止めされているご様子。
裏面はこんな感じ。片刃なのでフラットです。
手に持つとけっこう大きいけど、持て余している感じがしない。漁師さんはこんなカッコイイ刃物で魚を捌いているんですね。
箱出し状態の切れ味
ではさっそく切れ味を見ていきましょう。まずはコピー用紙から。
一刀両断!まるで日本刀のようですね。
続いてわりばしフェザースティック。片刃なので、両刃のナイフと同じ要領でやろうとすると上手くいきませんでしたが、浅い角度で優しくなでるように刃を入れるとフワフワに薄く削れました。
続いてアジ。マキリは漁師さんの仕事道具なので、ぜひとも魚を捌いてみたいところ。
ちょっとやり方を間違えましたが、大名おろし的なやつができました。切り口はキレイだし、堅い骨に当たっても刃こぼれせず。さすがですね。
捌いたアジはフライパンで塩焼きにして食べました。身がふっくらしておいしかったです。
ブレード鋼材と地金(じがね)
孫光作のブレードはちょっと特殊。
安来鋼(やすきはがね)の青紙2号に、能登和鉄を結合させています。
あんまり詳しいことは分からないんですが、日本の刃物って、硬くて粘りがある鋼材に柔らかくて脆い地金をペタッてくっ付けるらしいんですね。
硬い部分ばっかりだと切れ味は良くなるけど、研ぎにくくて刃こぼれもしやすくなるので、あえて柔らかい地金を組み合わせることでバランスをとっているのだとか。
ちなみに青紙2号は切れ味が良くて長切れし、刃こぼれしにくいのが特徴。
能登和鉄は不純物が少なくてサビに強いとのことです。
ハンドル材
ハンドル材は樫(かし)。水に強くて堅いのがメリット。
ニスなどは塗っておらず、本物の天然木なので手ざわりバツグンです。
アジを捌いたあとに水洗いしたのですが、かるくキッチンペーパーで拭き取ったら5分ぐらいで乾きました。
変色もしなかったので、水に強いのは本当のようです。
まとめ
能登マキリの孫光作は、職人さんが一本一本手作りしているので、実質カスタムナイフと言っても過言ではありません。
自分だけのナイフって感じがあって魅力的です。
最後にお気に入りの角度でパシャリ。
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