こんにちは!のとむらです。。炭素鋼ナイフによく使われている鋼材「1095高炭素鋼」。
何本か集まってきたので、実際に使ってみた切れ味やら実用性について、感想をお伝えしたいと思います。
良かったらナイフ選びの参考にしてみてください。
1095高炭素鋼の特徴
アメリカ製の炭素鋼で、刃持ちが良くて研ぎやすく、靭性が高いがゆえ刃こぼれしにくいのがメリット。
炭素の含有量が多いため、錆びやすいのがデメリットです。
1095高炭素鋼が使われているナイフ
では、実際に1095が使われているナイフを見てみましょう。
KA-BAR(ケーバー)ベッカー BK2

刃厚が約6.6mmもあり、チョッピングとバトニングの威力が抜群。
細かい作業も意外といけます。
鋼材は「1095Cro-Van」という、通常の1095をグレードアップさせたものを採用。

シースがカイデックス製のものはBK2、ナイロン製のものはBK22と呼び分けられおり、
個人的にはナイフ本体が抜きやすいBK22がおすすめです。
KA-BAR(ケーバー)USMC 1217

耐久性はそれなりですが、古めかしい雰囲気があって愛着が湧くナイフ。
フルタングじゃないので、激しいバトニングには不向きですが、

リーチが長いため、チョッピングの威力は高めです。
Ontario(オンタリオ)SP2 エアフォースサバイバル

パイロット用サバイバルナイフ。
見た目は安っぽいですが、作りがシンプルなので耐久性は高いです。

いかにもサバイバルナイフなデザインもカッコイイですね。
ESEEナイブス ESEE-4

過酷な環境での実用性を突き詰めたタクティカルナイフ。
熱処理が良く、通常の1095よりも高品質らしいです。

思いっきり突き刺したり、ガンガン使い倒せます。
1095高炭素鋼ナイフの切れ味と耐久性
ナイフによって初期の切れ味は異なりますが、そんなに鋭利な刃付けはされていない印象ですね。
そのかわり耐久性は高く、刃こぼれしにくくなっています。
1095はハードに使うことが想定されたナイフに多く見られるので、理にかなっていると言えるでしょう。
KA-BAR(ケーバー)ベッカー BK2

フェザースティックは焚き付けにするには十分な削れ具合。

チョッピングとバトニングで2000回以上叩きつけた後。
ここまでやっても刃こぼれは一切ありませんでした。
KA-BAR(ケーバー)USMC 1217

ペーパーカット。
特別キレイには切れないけど、十分よく切れます。

フェザースティックもサクサクでした。
Ontario(オンタリオ)SP2 エアフォースサバイバル

刃付けがほとんどされていないので、研ぎ直す必要があります。
個人的には好きな鋼材
1095は叩きつけに強く、かるく研いだだけで切れ味が復活するので、安心してガシガシ使えます。
錆びやすいので雨の日は不向きですが、持ち前のパワーを活かして錆びる前に作業を終わらせるという荒業もあります(笑)
実用的で、使い込むたびに剥げていくコーティングも味があり、個人的には好きな鋼材です。

KA-BAR アウトドアナイフ カンパニオン ベッカー BK22
コメントを残す