切れ味が良いナイフの簡単な探し方



こんにちは!のとむらです。ナイフ選びをするうえで気になる要素の一つが切れ味。

切れる切れないは個人によって感じ方が違うので、最終的には実際に手にしてみないと分かりません。

ただ、それだとナイフ選びが全然進まないですよね。

そこで今回は、こういう観点で選べば比較的切れ味の良いナイフを引き当てることができるよ!というポイントをお伝えしたいと思います。

 

1.グラインドで絞る

ナイフには、作業内容に応じた適切なグラインドというものがあります。

どんなに高級な鋼材だとしても、用途とグラインドがマッチしなければ、そのナイフの本領を発揮することができません。

まずは自分がどんな作業に使いたいかを考え、グラインドを絞りましょう。

調理に使いたい場合

鋭角なフラットグラインドか、ホローグラインドがおすすめです。

これらは刃角が鋭利なので、食材を切る作業に適しています。

チョッピングやバトニングなどのハード作業に使いたい場合

鈍角なフラットグラインドか、コンベックスグラインドがおすすめです。

これらは刃こぼれしにくい形状になっているので、気兼ねなくガシガシ使えます。

フェザースティックやウッドクラフトに使いたい場合

スカンジグラインドがおすすめです。木を削る作業に特化しています。

ホローグラインドとコンベックスグラインドも意外とやりやすいです。

ロープを切断するなどの緊急用として

セレーション(波刃)がおすすめです。

切りにくいものでも素早く切断でき、刃持ちも直刃と比べて長持ちします。

 

ざっとこんな感じですね。

用途とグラインドが一致すると、期待以上の切れ味を得られることがあります。

私は以前、安価鋼材420HCのスカンジグラインドと高級鋼材ZDP-189の鋭角フラットグラインドでフェザースティック対決をさせたことがあったのですが、420HCスカンジの圧勝でした。

それぐらいグラインドの違いというのは大きいです。

2.メーカーで絞る

ナイフの切れ味はモノによって差がありますが、全体的に切れ味に定評のあるメーカーというものが存在します。

ここを絞ることで、さらに当たりを引きやすくなります。

Morakniv(モーラナイフ)
スカンジグラインド中心。
値段が安いわりに切れ味も良く、耐久性もそこそこあるため、使い勝手においては最強。
最初の1本目だったり、初心者向けのイメージが強いが、サバイバルの達人にも愛用されている。

KELLAM(ケラム)
スカンジグラインド中心。
軽くて取り回しが良く、温かみのある雰囲気が特徴。
斧やノコギリと組み合わせて使うのがベストか。

Spyderco(スパイダルコ)
鋭角なフラットグラインド中心。
切断性能においてはトップクラス。波刃モデルもある。
取り出しの早いフォールディングタイプが多く、使い勝手が非常に良い。

BUCK(バックナイフ)
ホローグラインド中心。
とにかく肉を捌きやすい。アメリカンクラシックな雰囲気があり、使い込むほど味わい深くなる。
耐久性も高い傾向にあり、繊細さとパワーの両方が必要な作業に向いている。

COLD STEEL(コールドスチール)
ホローグラインド、普通のフラットグラインドが多め。
切れ味と耐久性が両立されたナイフが多い。
高級とチープの中間みたいなデザインには惹かれるものがある。

BENCHMADE(ベンチメイド)
普通のフラットグラインド中心。
やや高級路線で、観賞用として好まれる傾向にある。
特殊部隊の装備に採用された実績もあり、色々とずるい。

BarkRiver(バークリバー)
コンベックスグラインド中心。最近ではスカンジグラインドも少々。
おそらく最も人気の高いナイフメーカー。切れ味が良いだけでなく、耐久性やデザインも秀逸。
ただ、値段が高いわりに作りがやや雑なのが腹立つ。

JOKER(ジョーカー)
普通フラット、スカンジ、コンベックスと、取り扱いが幅広い。
最近、追い上げてきているスペインのナイフメーカー。
バークリバーと似たタイプのナイフも手掛けており、こちらはリーズナブルで水に強い傾向にある。

Helle(ヘレナイフ)
スカンジグラインド中心。
フルタングやハーフタングなど強度の高いモデルもある。
高級感と手作り感のバランスが良く、キャンパーさんに人気。

MOKI(モキナイフ)
鋭角なフラットグラインド中心。最近はコンベックスも出てきた。
高級感と作りの丁寧さで人気を博しており、驚くほどよく切れる。
メイドインジャパン。

実例

Morakniv(モーラナイフ)カンスボル

モーラナイフの異端児。

ブレードの先端側は鋭角フラットのような刃付けになっているため、食材カットがしやすく、

ストレート部分はスカンジになっているため、フェザースティックが作りやすくなっている。

BUCK(バックナイフ)#119 スペシャル

アメリカンクラシックなハンティングナイフ。

ホローグラインドで食材カットがしやすく、フェザースティックも上々。

フルタングほどではないが、そこそこ耐久性があるためバトニングも可能。

COLD STEEL(コールドスチール)マスターハンターサンマイⅢ刃

日本刀をモチーフに作られたアウトドアナイフ。

普通のフラットグラインドで、特別切れ味が鋭いわけではないが、肉がスパッと切れる。

フルタング並みの耐久性があるので荒っぽい使い方にも対応。狩猟者やキャンパーに人気。

BarkRiver(バークリバー)ブラボー1 A2

強靭な米海兵隊サバイバルナイフ。

木への食い込みが良いコンベックスグラインドで、チョッピングの威力が高い。

刃厚があるので食材を薄く切るのは苦手だが、大方の作業はそつなくこなす。

Helle(ヘレナイフ)クレッテン

北欧の超小型フォールディングナイフ。

小さいわりに握りやすく、スカンジグラインドのおかげで、フェザースティックが作りやすい。

ハードな作業はいっそのこと斧や鉈に任せてしまうのもアリだなと思えるナイフ。

MOKI(モキナイフ)トラウト&バード2.0

作りが丁寧なメイドインジャパンナイフ。

しなるほど薄い刃で、食材を軽やかに切れる。

ささみの正しい切り方を知らない私ですら筋をキレイに取り除けるほど、細かい作業がしやすい。

 

以上、切れ味の良いナイフの簡単な探し方でした!

この1、2のステップを踏めば、あまり悩むことなく、自分に合った良いナイフに出会えると思います。

 


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