こんにちは!のとむらです。。良いナイフというのは何も手を加えなくてもカッコイイものですが、
中には新品ピカピカ状態だとイマイチで、汚れてようやくカッコ良くなるものもあります。
というわけで今回は、オンタリオ屈指のヴィンテージナイフ「499 エアフォースサバイバル」を紹介したいと思います。
(オンタリオ)499 エアフォースサバイバル

アメリカに拠点を置くオンタリオ。
こちらの499エアフォースサバイバルは、金属と革だけで構成されていて、古い時代のサバイバルナイフって感じですね。
米空軍パイロットの装備品とのことですが、実際に使われているかは分かりません。

シンプルなデザインの箱に入っています。

こちらが本体。
この状態だと中途半端にキレイで、あんまりカッコ良くはないですね。
これから使い込んでいきましょう。

ブラックコーティングされたブレード。
こすったら粉が落ちるんじゃ?と思うぐらいザラザラしています。

刃長は約110mmと、普通の長さ。
背のギザギザは航空機のアクリルキャノピーとかいうものを破壊するためのものだそうです。
刃が付いていないのでノコギリとしては使えません。

刃厚は約5mm。
フルタングではないですが、ハンドルとほぼ一体化しているような感じはあります。
ただ、「バトニングを長いことしてたら曲がってしまった」という報告があるので、耐久性に過度な期待はしないほうがいいでしょう。

革巻きのハンドル。渋いですね。

エンド部分はハンマーとして使えますが、こちらも耐久性は未知数なので、期待しすぎないほうが良いでしょう。

手に持つとこんな感じ。革のおかげで、手ざわりは良いです。
ヒルトも長いので、手首の保護に役立ちますね。

付属の革製シース。
ナイフ同様、新品状態では色が明るくてあんまりカッコ良くないです。
前面にはポケットがあり、最初から砥石が入っています(紐もオマケで付いてます)

裏側はこのように金属の薄い板が貼られていて・・・

そのせいか、ナイフを抜き差しするたびに必ず引っかき傷が付いてしまいます。
使い込んで汚していくのが前提のナイフなので、とくに気になりませんが。
水で濡らすと少しカッコ良くなる
499は使い込んで味が出るまでに時間がかかると思います。
「それまで待てない!」という人は水で濡らして乾かしてみてください。
若干黒ずんで、少しカッコ良くなります。
切れ味
それでは切れ味を見てみましょう。まずはコピー用紙から。

かろうじて切れますが、ビリビリに破けますね。

続いて、わりばしフェザースティック。ぜんぜん削れません。
自分で研ぎ直すのが大前提って感じです(笑)
しかも刃が鈍角なので、鋭角に付け直す必要があります。
ブレード鋼材
499のブレード鋼材は「1095」。
アメリカ製の炭素鋼で刃持ちが良く、研ぎやすく、靭性が高いがゆえ刃こぼれしにくいのが特長。
炭素の含有量が多いため、錆びやすいのが弱点です。
メリット
・汚れるほどカッコ良くなるので、気兼ねなく使える
・ハンドルエンドがハンマーとして使える
デメリット
・切れ味がすこぶる悪い
・耐久性はある程度あるが、過度な期待はできない
このナイフを買った理由
私は買ったナイフを使い込んでヴィンテージ化していくのが好きなのですが、
最初からヴィンテージな雰囲気のナイフを持っていなかったので、どんなもんか気になって買いました。
ただ、私の腕では研ぐのが難しいので、研ぎ屋さんに出すつもりです。
切れるようになれば、さらに愛着が湧きますからね。

オンタリオ/Ontario 6150 (499)エアフォース ナイフ ソーバック【日本正規品】
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