こんにちは!のとむらです。世界には魅力的なナイフがたくさんありますが、外見だけでは分からない部分も多いですよね。
そこで当ブログでは、私が実際に手にしたナイフのレビューをしたいと思います。
今回はモーラナイフのカンスボルです。
Morakniv(モーラナイフ)カンスボル
![](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/31GkTEAps6L._SL500_.jpg)
スウェーデンに拠点を置くモーラナイフ。
こちらのカンスボルは、どことなくガーバーグに似ていますね。
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ワクワクするパッケージ。
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実物はこんな感じ。
ミリタリーグリーンが渋いです。
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ザラついた質感の鋭そうなブレード。
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刃長は約109mmと、普通サイズ。
ブレード形状はユーティリティー。
エッジ形状はプロファイルグラインドという特殊なもの。
ブレードの途中から先端にかけて刃厚が急激に薄くなっています。
ハンドル側はバトニングやフェザースティック、先端側は食材をカットしやすくするため、このような形状になっているそうです。
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反対側はこんな感じ。
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刃厚はハンドル側が約2.5mm、先端側が約1mmのナロータング。
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ハンドル材はTPEラバーで、中央部がポリプロピレン。
エルドリスと同じ構成となっています。
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手に持った状態。
重量は約100gと、重さをほとんど感じないほど軽いです。(ガーバーグは約170g。コンパニオンヘビーデューティーは約104g)
ガーバーグを少し細くした感じで握りやすいですが、ラバーが使われているぶん、ややベタつきがあります。
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付属のプラスチックシース。
水濡れに強く、刃が干渉しない設計のため、ナイフが汚れたままでも気兼ねなくしまえます。
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裏側。
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ベルトループは取り外し可能です。
切れ味
それでは切れ味を見てみましょう。まずはコピー用紙から。
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多少、引っかかりがありますが、一刀両断できました。
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続いて、わりばしフェザースティック。
さすがスカンジグラインドと言うべきか、良く削れます。
初期の切れ味は85/100点といった感じですね。
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革砥でかるく研いだら、92点にアップしました。
フィールドテスト
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直径2cmほどの枝をチョッピング。
ナイフ全体が軽いので、威力はめちゃくちゃ低いですね。日が暮れるレベルです。
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続いてバトニング。
刃厚が薄いので無理せずコンコン叩いていきます。
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割れました。
しかし、これだけ細い薪を割る意味があるのかは疑問です。
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刃こぼれは無し。
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割った薪でフェザースティック。
サクサク削れました。やはりこれが一番得意なようです。
食材カット
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フィールドテスト終了後、研いでいない状態でのトマトカット。
先端の刃が薄いだけあって、スライスしやすいですね。
チョッピングでかなりの回数叩いたわりには、よく切れます。
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続いてニンジン。
皮剥きでは、ハンドル側のスカンジグラインドが大活躍。
かるく動かすだけでスルスルと薄く剥けます。
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カット作業に移ったら、先端側にチェンジ。
堅いのでトマトよりは苦労しますが、やはり刃が薄いだけあってスーッと入っていきます。
このエッジの使い分けは楽しいですね!
じゃがいも、リンゴなどにも応用できそうです。
ブレード鋼材
カンスボルのブレード鋼材は「12C27」。
ノルウェー製のステンレス鋼で、刃持ちが良く、錆びに強いのが特長。
大きな欠点のない、バランスのとれた鋼材です。
メリット
・ブレードの先端部分が鋭く、食材カットがしやすい
・非常に軽く、持ち運びがしやすい
・ファイヤースターターに対応している
・水濡れと汚れに強い
・かるいバトニングならできる
デメリット
・チョッピングとバトニングの威力が低い
・耐久性もあまり期待できない
・ハンドルがややベタつく
このナイフは買いか?
なかなか難しいところですね。
ハンドルがベッタベタのヘビーデューティーよりはマシかと思いますが、基本的に細かい作業でしか役に立たないので、万能なガーバーグを買ったほうが使い道は広がると思います。
金額的に厳しいようなら、オピネルの8番か9番にしたほうが無難です。
よりコンパクトでファイヤースターターにも対応していますし、切れ味も同等。なにより安く済みます。
参考になれば幸いです。
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モーラナイフ Morakniv Kansbol Standard MG
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