みなさんはどんなフライパンを使っていますか?
私は以前使っていたテフロン加工のフライパンがボロボロになったのを機に、一生使えると言われている鉄製のフライパンに買い替えました。
島本製作所というブランドの鉄フライパンなのですが、これが安価ながら頑丈なのです。
島本製作所「鉄製フライパン 味一鉄 24cm」
重厚でシンプルな外観の鉄フライパン。名前が2通りあり、エスエス厚底フライパンとも呼ばれています。(多分こっちが本当の名称)
底面は熱が均一になるよう2.3mmと厚く、側面は軽量化を図るために薄く設計されているなど、料理をおいしく作るための工夫が施されています。
24cmは2人前のパスタやチャーハンなどを炒めるのにちょうどいいサイズ。私はカレー用の玉ねぎをじっくり炒めるときによく使っています。みじん切りにした2個分の玉ねぎが良い感じに収まるのですよね。
また、持ち手まで鉄製なので、本体より先に持ち手がダメになってしまう心配もありません。私が以前使っていたテフロン加工のフライパンは持ち手が木製だったので、長年使ってるうちに木屑が出てくるのがネックでした。
鉄フライパンにも持ち手が木製になっている製品がありますが、長年使うことを考えるならぜんぶ鉄製のほうがおすすめです。
使うたびに模様が変わっていく。この大きなシミはモチを焼いたときについたもの。
サイズ感としてはパックライスがすっぽり収まるくらい。
強火にかけられる
鉄フライパンのメリットの一つは、気兼ねなく強火にかけられることでしょう。
テフロン加工だとあんまり強火ではフッ素樹脂加工が壊れてしまうので気を遣いますからね。持ち手も鉄なので直火に当たってもダメージを受けません。
また、鉄ならではの熱伝導率の高さも魅力です。厚手のお肉も芯まで火を通すことができます。ちなみに写真のはパスタではなく、そうめん2人前(200g)に肉とピーマンを絡ませた創作料理です。
持ち手が熱くなりにくい
エスエス厚底フライパンの全サイズがそうなっているかは分からないのですが、少なくとも私が使っている24cmのモデルであれば、10分や20分炒め物をしたくらいでは持ち手が素手で触れなくなるほど熱くはなりません。(根本のほうは熱くなりますが)
いちいち布やハンドルカバーを必要としないので、使い勝手が良いです。
鉄分が摂取できる
鉄フライパンで調理をすると、鉄分を補給することができると言われています。さらに鉄器から摂取した鉄分は吸収も良いのだとか。ためしてガッテンというTV番組でも、鉄鍋で料理を作ると鉄分が1.5倍に増えるという実験結果が出たそうですよ。
鉄フライパンから鉄が溶けだすことについて不安の声もありますが、安全性が高いという見方が強いみたいですね。私は今のところお腹を壊したりはしていません。これが安全の証拠になるかは分かりませんが(笑)
ただ、外国製のものだと鉄以外に鉛などの有害物質が検出されたことがあるようですので、日本製かつ信頼できるメーカーの鉄フライパンを買ったほうがいいかなと思います。
洗うのが楽
頑丈な鉄製なのでステンレスたわしなどでガシガシと力強く洗うことができます。当然、洗剤も不要。汚れがこびりついてしまったときは少し水を入れて火にかけると、汚れがふやけて簡単に落とすことができます。
また、構造がシンプルなので汚れが詰まる部分もなく、スキレットのように表面がザラザラとしていないので、つねに清潔な状態を保てます。
裏側はこのようにボルトでかたく固定されているシンプルな構造。
最初はシーズニングが必要
鉄フライパンはどれもそうなのですが、使用前に錆止めの被膜を焼き切る「シーズニング」という作業を行う必要があります。
手順は以下のようにすればOKです。メーカー曰く、もし錆止めが落としきれなくても人体には無害とのこと。買ったばかりのときは、この写真のようにツヤツヤしています。
1.青黒く、または青白くなり、ツヤがなくなるまで空焼きをする(10分前後)
2.鉄フライパンを冷ましたらクレンザーを使ってステンレスたわしで洗う
3.油を入れ、くず野菜をかるく焦げるまで炒める
※くず野菜にはキャベツの芯やニンジンの皮など、通常は食べない部分を使います。心配が残る場合は、この一連の作業を2~3回繰り返し行うと良いでしょう。
使用後に油を塗り込まなくても使える
鉄フライパンは洗ったあとに少量の油を塗り込んでなじませる必要があると言われているのですが、やらなくても問題なく使えます。
私はこの油を塗り込んで放置しておくことに抵抗があるので、水分だけ飛ばして保管しているのですが、調理時にフライパンを温めてから油を入れるようにすれば、焦げ付きを大幅に抑えられます。(油をたくさん必要としますが)
デメリット
エスエス厚底フライパンを使っていて感じたデメリットをまとめます。参考までにどうぞ。
・重いのでオムレツなどのひっくり返す系の料理がやりにくい
・長時間火にかけるとさすがに素手で取っ手を持つのは熱い
・小さな穴が空きやすく、そこが錆びやすくなる
・管理が悪いと錆びる(赤錆)
まとめ
鉄フライパンはデザインが良いものだと1万円を超えたりしますよね。
このエスエス厚底フライパンは、低価格なわりにデザインがそれなりにカッコイイのでとても気に入っています。
島本製作所 鉄製 フライパン 味一鉄 24cm KS05-P2440
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