MSRアルパインストアウェイポットのレビュー



こんにちは!のとむらです。キャンプ用品のなかでも重要な役割をもつクッカー。

私は泊まりがけのキャンプはほとんどやらないのですが、たまにブッシュクラフト(ナイフで木を切ったり焚き火したり)をして遊んだりします。

一時期クッカー沼にハマっていたので、飯盒、USメスキット、鉄フライパンなど、何種類か使ってきたのですが・・・

最終的に、クッカーは雰囲気の良さよりも使いやすさが大事だという結論に至りました。

そこで今回は、焚き火用クッカーの中でイチオシのものを紹介したいと思います。

 

MSR アルパイン ストアウェイポット 775cc

高性能なソロキャンプ用テントを作っているイメージの強いMSR。

こちらのアルパインストアウェイポットは、まんまるなお弁当箱みたいな、かわいい形をしていますね。

片手でラクラク持てる大きさです。

オールステンレス製でフタ付き。折りたたみの持ち手が付いています。

専用の収納袋やケースなどはありません。

買ったときは箱も説明書もなくてビビりましたが、気兼ねなくすぐ使える状態だったので逆に助かりました。

生産国はタイです。

サイズは4種類ほどあり、どれにしようか迷いましたが、ソロで使いやすくて2人分の調理もギリギリできそうな775ccモデルを選びました。

775CCは、缶ビール350mlが一本すっぽり収まる。

作りがしっかりしていて仕上げがキレイ

アルパインストアウェイポットは日本製ではないのですが、かなり作りが良いです。

指で押してもへこまない程度の厚みがあり、外側も内側も鏡のようにキレイ。

それでいて指紋が見えないので最高です。

バリもとくに見当たりませんでしたね。

裏側はこのようになっています。

持ち手が長いので火が当たらない

焚き火は大きくなったり、風でユラユラと動くので、持ち手が短いクッカーだと耐火グローブが必須です。

でも耐火グローブって重いしゴワゴワするし、ものによっては臭かったりするんですよね。

アルパインストアウェイポットは持ち手が長いので、耐火グローブをわざわざ用意する必要がありません。

弱い火力で短時間の調理なら素手でもさわれますし、仮に熱かったとしても濡れたハンカチでくるめば楽に持てます。

しかも、持ち手を開ききるとカチッと固定されるので、操作性もバツグンです。

あんまり強く揺らすとさすがに畳まれてしまいますが、普通にお湯を注ぐ動作ならまったく問題ありません。

洗いやすい

アルパインストアウェイポットの775ccモデルは、底がそんなに深くないので洗うのが楽です。

小さめのどんぶりのような感覚で洗えます。

取っ手を折り畳めるので、すすぐときが特に楽ですね。

洗う手間が少ないと、また使おうという気持ちになります。

焦げ付いても金属タワシでこすり落とせる

アルミ製のメスティンや兵式飯盒では、焦げ付きを落とすときに金属タワシでこすると傷だらけになるうえ、えぐれたりしてしまいます。

なので酢を混ぜたお湯で煮込んで焦げを浮かせたり、天日干しにするなど、手間がかかるのですが・・・

アルパインストアウェイポットはステンレス製なので気にせず金属タワシでこすることができます。

傷だらけにはなりますが、あくまで表面的なものなので気になりません。

洗いやすいので時間短縮につながり、炊飯するのも億劫ではなくなります。

蓋がカタカタしない

アルパインストアウェイポットは蓋をロックできるので、カタカタと暴れる心配がありません。

中に小物とかを入れて、そのままリュックに突っ込めます。

蓋がロックできないタイプのクッカーにはメッシュの収納袋が付いてたりするんですが、耐久性が低いんですよね。

そのうえ紛失すると蓋が固定できなくなるので、カッコ悪いビニール袋などで代用しなくてはなりません。

アルパインストアウェイポットなら収納袋がいらない(というか最初から無い)ので、管理するストレスを大幅に減らせます。

お弁当箱にもなる

蓋を閉じてロックするとほぼ密閉状態になるので、お弁当箱としても使えます。

パッキンが付いていないので汁物は難しいかもしれませんが、ご飯や卵焼きを入れるぐらいなら問題ありません。

ラップで包んだおにぎりなら頻繁に洗い物しなくて済むので楽ですね。

使用感

では実際に焚き火で炊飯してみましょう。

ソロストーブライトに載せて、火にかけます。

薪をくべすぎて上手く載せられていないのですが、このように手で持って支えられるので便利です。

薪が良い感じに燃え落ちて、安定するようになりました。

もちろんここまで火が強くても素手で持てます。

ナイフで少し削った枝を差し込み、蓋をオープン。

これが飯盒やメスティンの蓋だったら、タオルや厚手の耐火グローブを使わないと熱くて開けられませんが、アルパインストアウェイポットなら遠隔操作で簡単に開け閉めできます。

ウインナーご飯の完成。

底の一部分が少し焦げていましたが、良い感じに焚けました。

芯がなく、おいしかったです。

デメリット

・蓋がフライパンにはならない
・持ち手のヒンジ部分の耐久性が弱いらしい
・チタン製と比べると重い

デメリットはこんなところですね。

私はたまにブッシュクラフトをやる程度なので、あまり気になりません。

まとめ

MSRのアルパインストアウェイポットは、「使いやすさ」で世界と戦わせたら間違いなくトップ3に入るクッカーと言えるでしょう。

見た目はザ・便利グッズという感じなので、雰囲気を重視する人には不向きかもしれませんが・・・

使いやすいと使用頻度が増えるので、結果的に愛着も湧きます。

煤が付くとカッコ良さがアップ。

 


MSR アウトドア クックウェア アルパインストアウェイポット 775cc ステンレス製 【日本正規品】 39108

 

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