こんにちは!のとむらです。モーラナイフといえば実用的なイメージがありますが、特に切れ味が良いモデルが存在します。
その名は「コンパニオンヘビーデューティー」。
軽量コンパクトで耐久性もそこそこ。コストパフォーマンスが高く、最初の1本目に最適と言えるナイフなのです。
MORAKNIV(モーラナイフ)コンパニオンヘビーデューティー ステンレス

刃長:約104mm
全長:約224mm
刃厚:約3.2mm
重量:約104g(ナイフのみの重量)
エッジ形状:スカンジグラインド
タング構造:ナロータング
ブレード鋼材:12C27ステンレス鋼
ハンドル材:ラバー
シース素材:プラスチック
スウェーデンのナイフメーカー「モーラナイフ」。
こちらの「コンパニオンヘビーデューティー」はシンプルでシュッとしたデザインですね。
モーラナイフの中でも人気が高く、アウトドア雑誌で頻繁に取り上げられています。

では形状や構造を見ていきましょう。

ミラーフィニッシュ仕上げの美しいブレード。

刃長は約104mmと、シースナイフとしては標準的な長さ。
ブレード形状は多目的に使えるユーティリティー。エッジ形状は削り作業に特化したスカンジグラインドです。

反対側はこんな感じ。

刃厚は約3.2mmのナロータング。
フルタングほどではないですが、軽いバトニングなら耐えられるほどの耐久性があります。

ハンドルは滑りにくく、水濡れにも強いラバー素材。

エンド部分はけっこう硬く、氷を割ったりできます。

手に持つとこんな感じ。
軽くてコントロールしやすく、ハンドルは強く握っても手が痛くなりません。

付属のプラスチックシース。
軽量で汚れや水濡れに強いため、気楽に扱えます。

シースの背面にはベルトクリップが付いており、腰に取り付けることが可能です。
箱出し状態の切れ味

コピー用紙は驚くほどキレイに切れます。まるで線を引いているかのような感覚です。

わりばしフェザースティックも、スルスルと果物の皮が剥けるように薄く削れます。
点数で表すと95/100点といったところですね。
値段を考えると、十分すぎる切れ味じゃないでしょうか。
実用性
コンパニオンヘビーデューティーステンレスの最大利点は、安さゆえに道具として完全に割り切れるところです。
バトニング、研ぎの練習、後戻りのできないカスタムなど、もしダメにしてしまっても金銭的なダメージが少ないので思い切って使うことができます。
どうしたら刃こぼれするのか?錆びるのか?研ぎに失敗するのか?といったことを体感的に学ぶことができるため、ナイフスキルの上達にも役立つんですよね。
サイズが標準的で、新たにナイフを買い足すときの参考にもできるので、最初の1本目に最適と言えるでしょう。

フィールドにて直径4cmほどの薪をバトニング。

普通の力でコンコン叩き、問題なく割れました。
刃こぼれもガタつきもありません。
フルタングほどの耐久性はないですが、ソロで焚き火をするには、これぐらいの太さの薪が割れれば十分です。
これより太い薪は、火が大きくなったタイミングで投入すれば燃えてくれます。
ブレード鋼材
エルドリスのブレード鋼材は「12C27」。
ノルウェー製のステンレス鋼で、刃持ちが良く、錆びに強いのが特長。
大きな欠点のない、バランスのとれた鋼材です。
このナイフを選んだ理由
初心者向けアウトドアナイフというものを知っておきたかったのと、色々と実験台にするために選びました。
刃がどんなダメージを受けるか分からないものを切るときや、今までやったことのない研ぎ方を試すときに使うことが多いです。
サイズが標準的なシースナイフなので、新しくナイフを買うときにサイズ感を把握するのにも役立ちます。
あとはブッシュクラフトをする際、ナイフの基本に立ち返るために使ったりしますね。
やたら刃持ちがいいナイフや、破壊力の高いナイフを使っていると、「ナイフってこうだっけ?」ってなったりするので、定期的にリセットする意味でも持っておいて損はないかなと思います。
凄腕のブッシュクラフターさんがこれ1本で木から道具を作り出したり、元軍人さんがサバイバルナイフとして装備に組み込んでいたりするので、何かと目が離せないナイフです。

モーラ・ナイフ Morakniv Companion Heavy Duty Black (ステンレス)

モーラ・ナイフ Morakniv Garberg Multi-Mount
こちらはフルタングモデルのガーバーグ。非常に耐久性が高いため、思いっきりバトニングできます。
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