こんにちは!のとむらです。世界には魅力的なナイフがたくさんありますが、外見だけでは分からない部分も多いですよね。
そこで当ブログでは、私が実際に手にしたナイフのレビューをしたいと思います。
今回はモーラナイフのコンパニオンヘビーデューティーステンレスモデルです。
MORAKNIV(モーラナイフ)コンパニオンヘビーデューティー ステンレス
![](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/31t63OI7+YL._SL500_.jpg)
刃長:約104mm
全長:約224mm
刃厚:約3.2mm
重量:約104g(ナイフのみの重量)
エッジ形状:スカンジグラインド
タング構造:ナロータング
ブレード鋼材:12C27ステンレス鋼
ハンドル材:ラバー
シース素材:プラスチック
スウェーデンのナイフメーカー「モーラナイフ」。
こちらの「コンパニオンヘビーデューティー」はシンプルでシュッとしたデザインですね。
モーラナイフの中でも人気が高く、アウトドア雑誌で頻繁に取り上げられています。
![](https://tarusagashi.com/wp-content/uploads/2023/03/heavy-duty-2.jpeg)
それでは色々と見ていきましょう。
![](https://tarusagashi.com/wp-content/uploads/2023/03/heavy-duty-3.jpeg)
ミラーフィニッシュ仕上げの美しいブレード。
![](https://tarusagashi.com/wp-content/uploads/2023/03/heavy-duty-4.jpeg)
刃長は約104mmと、シースナイフとしては標準的な長さ。
ブレード形状は多目的に使えるユーティリティー。
エッジ形状は木を削る作業に特化したスカンジグラインドです。
![](https://tarusagashi.com/wp-content/uploads/2023/03/heavy-duty-5.jpeg)
反対側はこんな感じ。
![](https://tarusagashi.com/wp-content/uploads/2023/03/heavy-duty-6.jpeg)
刃厚は約3.2mmのナロータング。
そこそこ耐久性はありますが、タングが奥深くまでは届いていないので、過度な期待はできません。
![](https://tarusagashi.com/wp-content/uploads/2023/03/heavy-duty-7.jpeg)
ハンドルは滑りにくく、水濡れにも強いラバー素材。
![](https://tarusagashi.com/wp-content/uploads/2023/03/heavy-duty-8.jpeg)
エンド部分はけっこう硬く、氷を割ったりできます。
![](https://tarusagashi.com/wp-content/uploads/2023/03/heavy-duty-9.jpeg)
手に持った状態。
ハンドルは細いながら膨らみがあるので、手が大きい私でもしっかりと握れます。
軽くてコントロールしやすく、重心バランスも良いです。
ただ、ものすごくベタベタします。
![](https://tarusagashi.com/wp-content/uploads/2023/03/heavy-duty-10.jpeg)
付属のプラスチックシース。
水濡れや汚れに強いため、気楽に扱えます。
![](https://tarusagashi.com/wp-content/uploads/2023/03/heavy-duty-11.jpeg)
シースの背面にはベルトクリップが付いており、腰に取り付けることが可能です。
箱出し状態の切れ味
それでは切れ味を見てみましょう。まずはコピー用紙から。
![](https://tarusagashi.com/wp-content/uploads/2023/03/heavy-duty-12.jpeg)
キレイに切れました。まるで線を引いているかのような感覚です。
![](https://tarusagashi.com/wp-content/uploads/2023/03/heavy-duty-13.jpeg)
続いて、わりばしフェザースティック。
スルスルと果物の皮が剥けるように薄く削れます。
点数で表すと95/100点といったところですね。
値段を考えると、十分すぎる切れ味じゃないでしょうか。
フィールドテスト
それではフィールドテストといきましょう。まずはチョッピングから。
![](https://tarusagashi.com/wp-content/uploads/2024/04/heavy-duty-16.jpeg)
せっかくなのでガーバーグと比較してみます。
完敗するかと思っていましたが、意外と善戦しましたね。小刃が付いていないため、食い込みが良いみたいです。
ただ、どちらも威力は低く、ここまで抉るのにかなりの時間を要します。
チョッピング性能は全くと言っていいほど期待できません。
![](https://tarusagashi.com/wp-content/uploads/2023/03/heavy-duty-14.jpeg)
続いてバトニング。
![](https://tarusagashi.com/wp-content/uploads/2023/03/heavy-duty-15.jpeg)
直径4cmほどの堅い薪でしたが、それほど力を入れずに割ることができました。
刃こぼれもガタつきもありません。
無理をさせなければ、けっこういけますね。
![](https://tarusagashi.com/wp-content/uploads/2024/04/heavy-duty-17.jpeg)
続いてフェザースティック。
さすがフルスカンジだけあって、良く削れます。
チョッピングは全然ダメですが、バトニングとフェザースティックは十分実用的なので、ノコギリがあれば大体のブッシュクラフト作業はこなせるんじゃないでしょうか。
ブレード鋼材
コンパニオンヘビーデューティーのブレード鋼材は「12C27」。
ノルウェー製のステンレス鋼で、刃持ちが良く、錆びに強いのが特長。
大きな欠点のない、バランスのとれた鋼材です。
メリット
・切れ味が良く、モーラナイフの中ではトップクラス
・フェザースティック性能が高い
・バトニングもある程度ならできる
・値段が安いわりに、質の良い鋼材が使われている
・軽量コンパクト
・水濡れや汚れに強い
デメリット
・耐久性はそこそこ(バトニングで折れたという報告例がある)
・チョッピング性能が低い
・ファイヤースターターに対応していない
・ハンドルがベタベタする
このナイフは買いか?
個人的にはおすすめできないですね。
値段が安いわりに実用的で、ナイフ初心者に人気と言われているのも頷けるのですが、ハンドルがベタベタするので、あまり使う気になれません。
ラバーハンドルは加水分解が起こる性質上、ベタつく傾向にはあるのですが、ヘビーデューティーは特に酷かったです。
最初の練習用として考えているのであれば、ベタつきがある程度抑えられたカンスボルのほうが良いと思います。
![](https://tarusagashi.com/wp-content/uploads/2022/08/kansbol-w.jpg)
カンスボルのブレード。
前半部分は食材カットがやりやすく、後半部分はフェザースティックがやりやすい、特殊な刃付けがされているので、細かい作業に向いている。
参考になれば幸いです。
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