こんにちは!のとむらです。バックナイフといえば「フォールディングハンター#110」が有名ですが、その次くらいに有名なナイフがあります。
その名は「#119スペシャル」。
ハーレーやジープに乗る人がキャンプで使うと抜群に似合いそうな感じなのです。
BUCK(バック)#119スペシャル

アメリカンクラシックな見た目が印象的なシースナイフ。
ワイルドさと気品を併せ持った感じがしますね。
おそらくハンティングに使うナイフかと思われますが、個人的にはアメリカのバイカーたちが旅の道具として持って行くイメージがあります。

実物はこんな感じ。

ブレード形状はクリップポイントで、エッジ形状はホローグラインド。
フォールディングハンター#110とほぼ同じ形です。

刃厚は約4mm。フルタングではないですが、持ってみるとそこそこ頑丈そうな感じはします。

手に持つとこんな感じ。大きいですが、そんなに重たくありません。

指を保護するヒルトがしっかり付いているので、安全性が高いです。

シースに入れた状態。バックナイフといえば本革ですよね!(全部がそうじゃないけど)
早く使い込んで味を出したいです。
切れ味

まずはコピー用紙から。たまに引っかかりますが、スムーズに切れます。

続いてわりばしフェザースティック。こちらもサクサク削れました。
フォールディングハンター#110より少しだけ切れ味が劣るかなという印象です。
それではいよいよフィールドテスト。まずは直径4cmほどの枝をチョッピングしていきましょう。

問題なく切断できました。
ブレードが長いのでやりやすく、刃の食い込みが良いです。

続いてバトニング。
このナイフはフルタングではないのですが、内部構造の写真を見たらタングがかなり奥まで通っていて頑丈そうだったのでやってみます。

問題なく割れました。

けっこう堅い木で強めに数十発叩いたのですが、刃こぼれなし。
420HCステンレス鋼は比較的柔らかくて叩きつけに強いので良いですね。
タングがぐらつくなどのダメージも一切ありませんでした。
よほど無茶な使い方をしないかぎり、壊れることはなさそうです。

割った薪でフェザースティック。堅いわりによく削れました。
焚き付けに十分使えるでしょう。
というかブラッドグルーブ(溝の部分)かっこいいですね(笑)

柔らかい薪であれば、このようにスルスル剥けます。
ブレード鋼材

#119スペシャルのブレード鋼材は「420HCステンレス鋼」。
刃持ちは普通だけど切れ味が良く、研ぎやすいのが特徴。安価な鋼材ですが、熱処理が良いと化けるそうです。
バックナイフの420HCはキレッキレなので、きっと熱処理が良いんだなと勝手に思っています(笑)
刃持ちの平凡さも、研ぐ楽しみが増えると思えば気になりません。
ハンドル材

ハンドル材は樹脂。エンド部分は金属が使われています。
しっとりした手ざわりで滑りにくく、ほんの少しだけ柔らかさもあります。
なかなか珍しいタイプの質感じゃないでしょうか。
シース素材

シースは本革。
ボタン留めを外してナイフを引き抜く感じですね。
内部にはプラスチックっぽいものが入っており、刃で傷付くのを防げます。

裏側にはベルトループが付いており、腰に取り付けることが可能です。
手入れするとツヤが出る感じの革なので、経年変化を楽しめるでしょう。
メリット
・ハンティングナイフとして良さげ(私は猟師じゃないので断言はできませんが)
・ブレードが長いのでチョッピング、食材カットがやりやすい
・耐久性が高く、バトニングもできる
・刃が厚すぎず、そこそこ頑丈なので、オールマイティーに使える
デメリット
・耐久性は高いが一応フルタングではないので、あまりに無茶なバトニングは控えたほうがいい
このナイフを買った理由
きっかけはゲームですね。
Days Gone(デイズゴーン)っていう、ゾンビだらけになった町をサバイバルしながら目的を達成していくゲームがあるんですが・・・
主人公が#119スペシャルに似たナイフを駆使して、車のボンネットを開けたりラベンダーを摘んだりしているのを見ているうちに、
実用的なんだけどそこまで使いやすさを追求した感じでもない、アメリカンなシースナイフが欲しいなと思って買いました。
このナイフを使って焚き火をこしらえ、ウイスキーでも飲みたいです。

BUCK(バック) スペシャル 119
コメントを残す