こんにちは!のとむらです。数ある手斧の中で最高峰と言われているグレンスフォシュ・ブルーク。
そのうちの一振りである「ワイルドライフ」を買いました。
手斧としては標準的なモデルとなっていますが、品質、切れ味、薪割りの威力などをレビューしたいと思います。
Gransfors Bruk(グレンスフォシュ・ブルーク)ワイルドライフ 415

スウェーデンに拠点を置くグレンスフォシュ・ブルーク。
こちらのワイルドライフは、シンプルで温かみのある雰囲気ですね。
一本一本、手作業で製作されており、ヘッド部分には担当した職人さんのイニシャルが刻印されています。

実物はこんな感じ。

鋭く、美しい色合いのエッジ。
光の当たり具合で見え方が変わるので、眺めているだけでも楽しいです。

ヘッド側面の形状。
刃幅が広く、対象物が簡単には柄に接触しなさそうですね。

エッジ形状は食い込みの良さそうな、鋭いコンベックスグラインドとなっています。

反対側はこんな感じ。

柄には強度の高いヒッコリー材を使用。
手作り感を残しつつ、丁寧な仕上げです。

こちらのロゴは、アマニオイルを塗ることでよりハッキリと見えるみたいですが、塗らなくても使っていくうちにハッキリしてくるので特に気にしていません。

手に持つとこんな感じ。
重量は約630gと、手斧としては軽めで、重心はヘッド寄り。慣性に任せた振りができそうです。
手ざわりはサラサラ。それでいて滑りにくいので、しっかりと握れます。

付属のレザーシースは、しっかりとした作りで経年変化を楽しめる質感。
植物タンニンでなめされており、水の浸透を防ぎやすくなっています。

ボタンは固すぎず柔らかすぎず。パチッといい音で留まり、心地よし。

反対側から見てもカッコイイですね。

こちらは付属の「斧の本」。
斧の種類から使い方、メンテナンス方法までイラスト付きで書かれているので、とても分かりやすいです。
どのモデルの斧にも共通で付いてきます。
切れ味・威力
それでは切れ味を見てみましょう。まずはコピー用紙から。

少し引っかかりますが、問題なく切れました。
斧としてはかなりシャープなエッジです。

続いて、わりばしフェザースティック。
やりづらいですが、サクサク削れます。
実用性
ワイルドライフの最大利点は、破壊力とクラフトのしやすさにあります。
薪割りはもちろんのこと、ガツガツと粗削りしやすいので木の加工に便利です。
オールマイティーに使える手斧と言えるでしょう。

フィールドにて直径5cmほどの枝をチョッピング。
重心がヘッド寄りで鋭いコンベックスのため、威力が非常に高いですね。
食い込みも良く、手を離しても落ちないほどしっかり突き刺さります。

あっという間に切断できました。
慣性に任せてドカッ!バキッ!と破壊できるので、腕が疲れません。

直径1cm程度の小枝であれば、一撃で切断できます。

柄を短く持ち、叩くように削ることで、ペグを手早く作ることも可能です。
ククサやスプーンを作るときにも役立つんじゃないでしょうか。

続いて薪割り。
薪を水平に持ち、土台に叩きつけるスタイルで行います。

こちらも問題なく割れました。

ワイルドライフは焚き付け作りに特化した斧ですが、それ通り越して薪まで作れちゃいますね。

割った薪でフェザースティック。ナイフと比べるとやりづらいですが、なかなかの出来栄えです。
上手い人がやればもっとフワフワに削れるでしょう。

もしくは薪割りは斧に任せ、フェザースティックはナイフでやるというのも手です。
上記写真のナイフは「ケラム ウルヴァリン」。
削り作業に特化したスカンジグラインドで、鋼材が硬いため切れ味と刃持ちがバツグン。
軽量コンパクトなので、斧と一緒に持って行っても負担になりません。

さて、最後に刃の状態を見てみましょうか。
力強く何度も叩きつけましたが、刃こぼれなし。
切れ味だけでなく靭性も高いようです。
鋼材・製作方法
ワイルドライフの鋼材は、スウェーデン鋼を鍛造したもの。
一般的な斧よりも叩く回数が多いため、刃先が薄く鋭利に仕上がっており、
硬すぎず柔らかすぎない絶妙な硬度のため、切れ味、刃こぼれのしづらさ、研ぎやすさのバランスに優れています。
表面は錆びにくいよう磨き上げられており、シースを付けたまま室内で数ヶ月保管してても錆びません。
実用性とメンテナンス性が両立された鋼材と言えるでしょう。
メリット
・重心がヘッド寄りの鋭いコンベックスグラインドのため、チョッピング性能が恐ろしく高い
・刃幅が広いため、薪を水平に持って打ちつける割り方に向いている
・他社の似た形状の斧と比較すると、軽量コンパクト
・フェザースティックは慣れが必要だが、よく削れる
デメリット
・刃厚がそれほど厚くないため、振り下ろすスタイルの薪割りには不向き
この斧を買った理由
実用性が高く、使い込むほど愛着が湧くような斧が欲しかったからですね。
他のメーカーにしようかとも迷ったのですが、斧は占有スペースが多く、それほど数を揃えられないため、
最高峰であるグレンスフォシュ・ブルークに決めました。
私はチョッピングと、薪を水平に持って割るやり方が好きなので、ワイルドライフの長所と短所が完全にマッチしています。

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