スプリング式プライヤー【レザーマンサイドキック】レビュー



こんにちは!のとむらです。無骨でかっこいいマルチツールメーカーのレザーマン。

ホームパーティー向けのモデルから軍用向けモデルまでラインナップが幅広く、どれを買おうかと考えるだけでもワクワクしますよね。

さて、そんなレザーマンですが、使いやすさにおいては最強と謳われているモデルがあります。

ウイングマンとサイドキック。

どちらもほぼ同じ仕様なので一緒に紹介しますが、私はサイドキックのほうを購入したので、そちらを中心にレビューしてみたいと思います。

 

LEATHERMAN(レザーマン)ウイングマン

ぎんぎらぎんなメタリックが印象的なウイングマン。

レザーマンのサイズ区分では「フルサイズ」という括りになっています。

ツール収納時の全長は約97mm。重量は約198g。

ほどほどの大きさと重さがあるので、紛失するリスクが低いですね。

機能は全部で14種類。

ざっくり分けると、ペンチ・ニッパー・ナイフ・はさみ・ヤスリ・ドライバー・定規・パッケージオープナー・缶切り・栓抜き・ワイヤーストリッパーとして使えます。

アウトドアはもちろんのこと、日常生活でも役に立つでしょう。

LEATHERMAN(レザーマン)サイドキック

続いて私が購入したほうのサイドキック。見た目が似ていますが、ツールの中身が微妙に違います。

ウイングマンが半波刃ナイフなのに対し、サイドキックは完全な直刃ナイフ。

また、ウイングマンのハサミとパッケージオープナーが、サイドキックではノコギリと小型波刃ナイフに置き換わっています。

ノコギリが付いていることから察するに、サイドキックのほうがアウトドアに特化していると言えますね。

機能数は全部で14種類。サイズも重量もウイングマンと同じです。

サイドキックのパッケージと中身。超豪華ですね。

こちらが本体。

背面にはポケットクリップが付いているので、ズボンに挟み込むことができます。

プライヤーが唯一のスプリング付き

ウイングマンとサイドキックは、レザーマンのなかで唯一プライヤーにスプリングが入ったモデルです。

このように手を離すと、プライヤーが自動で開いた状態に戻るため、他のモデルに比べて圧倒的に物が掴みやすいです。

他のモデルだとプライヤーの開閉に両手を使うか、片手でやるにしても持ち方を工夫する必要があるのですが、ウイングマンとサイドキックなら片手で楽にガションガションできます。

使用頻度の高いツールを厳選

マルチツールというのは機能が多ければ多いほど良いわけではありません。

むしろムダに重量が増えて取り回しが悪くなり、不便に感じることもあります。

使わない機能の占める割合が多いマルチツールはロマンアイテムとして買うには良いですが、利便性を求めて買うと失敗しやすいです。

そこでこのウイングマンとサイドキックですよ。

使用頻度の高いツールで構成されているので、もてあます心配がありません。

ほとんど使わないツールもありますが、重量にさほど影響を及ぼしていないので許容範囲です。

いざというときのためという意味合いもありますからね。

ではサイドキックのどのようなツール構成になっているのか見ていきましょうか。

こちらがツールを全て取り出した状態。パッと見た感じシンプルな構成ですね。

まずはメインとなるプライヤー。ペンチのように金具を曲げたり、ニッパーのように針金を切断したりできます。

直刃ナイフ。

鋼材は420HCステンレス鋼で、切れ味・錆びにくさ・研ぎやすさのバランスが良いのが特徴。

どちらかといえば安価な鋼材ですが、レザーマンに関しては熱処理が良いのかなんなのか、切れ味がすこぶる良いです(あとで写真付きでお見せします)

手に持ったときのサイズ感はこんな感じ。ハンドルに厚みがあるので力を入れやすいです。

刃厚は約1mm。

薄いですが、堅い枝を削ってもゆがまなかったので、剛性は強いと思われます。

そしてこちらがサイドキックにのみ搭載しているノコギリ。

見た目が赤ちゃんワニみたいでかわいいですね。

ハンドルの片側はこんな感じ。

小型波刃ナイフ・ヤスリ、マイナスドライバー・缶切り・栓抜き・ランヤードリングが付いています。

裏にすると、さきほどのヤスリが定規を兼ねていることが分かります。

こちらもサイドキックにのみ搭載されている小型波刃ナイフ。

濡れたロープを切断したり、堅すぎて削るのが大変な木を削るときは直刃よりも役立つでしょう。

ハンドルのもう片方にはプラスドライバーとマイナスドライバー。

こちらはひっくり返しても何もなし。

ちなみにサイドキックは、全てのツールをハンドルを閉じた状態で使うことができます。(多分ウイングマンも同じ仕様と思われます。確かめてないので断定はできませんが)

ナイフとノコギリの切れ味

では実際に切れ味を見てみましょう。まずは直刃ナイフでコピー用紙を切ります。

スパッとキレイにいきましたね。

続いてわりばしフェザースティック。こちらもサクサク削れます。

小型波刃ナイフで削った場合。

仕上がりはあまり変わりませんが、直刃よりも少ない力で深く削れました。

続いて、野山に落っこちているような直径3センチほどの堅い枝を直刃ナイフでフェザースティック。

焚き付けにするには十分な削れ具合ですね。

今度はノコギリで直径3センチほどの枝を切断。

レザーマンのノコギリは引くときに切れるタイプで、刃が食い込みやすく、やりやすかったです。

とはいえ本家のノコギリに比べるとめちゃくちゃ時間がかかるので(普通にやって10分ぐらいかかりました)ノコギリを忘れたときの緊急用として考えたほうが良いでしょう。

それか、あえてこの不便さを楽しむとか。

便利なナイロンケース付き

ウイングマンとサイドキックには専用のナイロンケースが付いてきます。(右側の栓抜き付きツールカラビナはサイドキックにのみ付属)

これがなかなか作りが良いんですよね。

ボタンの取り外しが軽快で、パチっとしっかり留まります。

背面にはベルトループも付いているので、腰に装備することも可能です。

200g近くあるので手に持つぶんには重たいですが、腰に取り付けちゃえばなんてことはありません。

ちなみにツールカラビナは本体に取り付けることが可能です。シースがあるので、こんな持ち運び方をする人はいないでしょうけど。

価格が安い

レザーマンは高価なモデルだと3万円ぐらいするのですが、ウイングマンとサイドキックはなんと1万円以下で買えちゃいます。

スプリングプライヤーという他のモデルにはない長所があり、ナイロンケース付きでありながらこの安さは嬉しいポイントですね。

ロック機構について

サイドキックは直刃ナイフとノコギリにのみライナーロックが付いており、他のツールにロックは付いていません。

ですが、開いたときにカチッと半ロックみたいなものがかかるので、よほど変な使い方をしなければ不用意にツールが閉じてしまうこともないです。

閉じるときは、指が当たらないよう気をつけてグッと押し込めば閉じます。

精度について

ウイングマンとサイドキックはハンドルの仕様が他のモデルと違うらしく、閉じた状態で多少のガタつきがあるとの噂が。

プライヤー・ハサミ・ドライバーをメインに使う人はあまり気にならないかもしれませんが、ナイフとノコギリをメインに使いたい人はハンドルを握りこんだときにガタつくとなると、ちょっと気になりますね。

でも私のところに届いたサイドキックは、特にそのような不具合はありませんでした。

力強く握り込んでも大丈夫でしたし、他のモデル「シグナル」と比較しても華奢な感じはなかったですね。

ウイングマンとサイドキックどっちがおすすめ?

日常生活のちょっとした場面で使いたい人や、仕事で工具を使うことが多い人はウイングマンがおすすめです。

ハサミは紙をキレイに切ったり、洋服のタグを切るのに便利ですし、電化製品とかでよくあるプラスチックみたいな透明パッケージをこじ開けるのにパッケージオープナーが役に立つでしょう。

アウトドアやDIYでの使用を考えている人はサイドキックがおすすめです。

ノコギリは手で折れないような枝を切断できますし、ナイフが直刃と波刃の2つあるのでどっちかの切れ味が落ちたときに交代できます。

日本正規品と並行輸入品どっちがおすすめ?

レザーマンは頑丈にできているので、並行輸入品でも問題なさそうに思えるのですが・・・

ウイングマンとサイドキックに関しては、プライヤーのスプリングに不具合が出やすいらしいので(あとウイングマンはハサミにもバネがある)25年保証のついた日本正規品がおすすめです。

値段もこのモデルだとそんなに変わりませんからね。

まとめ

よく使いそうなツールが詰まったウイングマンとサイドキック。

見た目が高級すぎないところが、実用的な男の道具って感じでいいですよね。

とにかく便利で使いやすいマルチツールを求めている人におすすめです。

 


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