トレック900の蓋はフライパンとして使えるか?検証してみた

スノーピーク製コッヘルの代表格といえば「トレック900」 。お湯を沸かしたり、炊飯するのが主な用途となりますが、蓋はフライパンとしても使えます。

しかし、普通のフライパンに比べて焦げ付きやすく、おまけ的な存在であるため、私はこれまで使用することを避けてきたのですが、一方でどの程度までなら使えるのか気になっていました。

そこで今回は、トレック900(アルミ製) の蓋フライパンでいろいろな食材を炒め、実用性を検証したいと思います。

スノーピーク「トレック900 」とは?


まずはざっくりとアイテム説明から。水が900 ミリ入り、丸い筒状のデザインが特徴のコッヘル。アルミとチタンの2種類あり、以下の違いがあります。(サイズはどちらも同じ)

【アルミ】
サイズ:直径130×140mm
重量:265g
チタンと比べて安い、へこみにくい、熱伝導率が高いのがメリット。

【チタン】
サイズ:直径130×140mm
重量:175g
ステンレスと比べて軽量、錆びにくい、金属臭が少ないのがメリット。


今回検証するのはアルミのほう。熱伝導率が高くて炊飯がしやすそうという理由で選びました。炊飯については別記事で取り上げているので良かったら読んでみて下さい。

スノーピークのクッカー「トレック900」で炊飯してみた結果

2017年12月12日

それでは、検証いってみよー!

ウインナー(油なし)


食感がパリッとするタイプの一般的なウインナー。油なしの弱火でじっくりと炒めていきます。うまいことウインナーから脂が出るようで、フライパンに焦げ付くことなく、コロコロと転がせます。

いい感じに焼けてきました。このとき気付いたのですが、弱火のときは持ち手の先端であれば素手で触っても熱くないようです。これはなかなかの利点ですね。


完成。パリッとホクホクジューシーなウインナーが焼きあがりました。

ハーフベーコン(油あり)


続いてはハーフベーコン。なんとなくベーコンってキャンプっぽいですよね。脂が出るよりも先に焦げ付いてしまいそうなので、油を少し入れてから火にかけることにします。


1分と経たず完成。油のおかげで焦げ付くことなく、簡単にひっくり返すことができました。必要以上に油っぽく仕上がってしまうのがネックですが、おいしそうです。

ハーフベーコン(油なし)


油なしでもトライ。焦げ付くことを覚悟して一枚だけ(笑)弱火でじっくり炒めていきます。


なんとひっくり返せた!・・・と、喜んだのもつかの間。炒める時間が長引いたせいで少し焦げ付いてしまいました。どうやら油なしでハーフベーコンを炒めるときは短時間でサッと炒めるのがコツのようです。

野菜炒め(油あり)


最近、人気が急上昇しているカット野菜。洗ったり切ったりする手間を必要とせず、手軽に野菜が摂取できることから注目を浴び始めているようです。キャンプで野菜炒めってあんまりやらなそうですが(笑)


焦げ付くことなく完成。油を敷けば野菜炒めも問題なく作れるようです。しかし若干、鉄臭さを感じました。野菜って金属臭が染み込みやすいのでしょうかね?

目玉焼き(油あり)


フライパン料理といったら目玉焼き。一面に広がるぐらい油を入れて、弱火で炒めていきます。白身はすぐに固まりましたが、黄身はこのままだと難しいのでアルミホイルをかぶせます。


ちょっと白身が膨れあがっていますが、完成。

しかし所々焦げ付いてしまったようで、皿に移す頃にはボロボロに。油は多めに入れていたのですが、目玉焼きは難易度が高いようです。


目玉焼きを作った後のフライパン。けっこうこびりついちゃっている。

汚れを落とすのが大変


トレック900 の蓋フライパンで炒め物をしてみて思ったのが、わりと派手に汚れるということ。しかも落としにくく、洗剤をつけたスポンジと金タワシで何度もこすって、ようやくキレイになります。

調理のときは軽くて使いやすいのですが、洗うときは大変なようです。


裏側はノーダメージ(笑)

まとめ

いろいろと炒めて検証したところ、トレック900の蓋をフライパンとして使うには、油が不要で焦げ付きにくいウインナーがおすすめという結果になりました。

炊飯をした後に、蓋フライパンでウインナーを炒めておかずにするという使い方ができそうですね。


スノーピーク(snow peak) トレック900 SCS-008

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