こんにちは!のとむらです。私はこれまで地元住民しか知らないようなマイナーな山しか登ったことがなかったのですが、先日初めて知名度のある低山に登ってきました。
場所は関東地方、鎌倉アルプスと呼ばれる山の一端、「天園ハイキングコース」。登頂の様子や道順などをレポートします。
ルート説明
天園ハイキングコースへ行くには、いくつかルートがあるのですが、今回は一番わかりやすい北鎌倉駅から出発するルートをたどりました。
北鎌倉駅 → 建長寺 → 天園ハイキングコース → 鎌倉宮 → 鎌倉駅
このルートでは建長寺を通り抜けることになるので拝観料が500円かかります。(平成29年4月17日から変更。それまでは大人300円だった)なお、鎌倉宮は拝観料がかかりません。
必要な装備
・レインウェア
・登山靴
・ザック
・水
・食料
・ファーストエイドキット
低山といえど、自然の豊かさと厳しさを体感できる山です。風が強くて道が険しいので、レインウェアと登山靴は必須です。あと、転倒の危険性もあるので、ファーストエイドキットもあったほうが良いですね。ちなみに私はこれに加えてトレッキングポールとコンパスを持っていきました。
冬に行くなら防寒対策、夏に行くなら熱中症と虫よけ対策をしていかないと、最悪の場合死ぬと思います。
ザックは15Lぐらいの小さなものでじゅうぶん。あまり荷物が多いと必要以上に体力を消耗してしまうので、動きやすさを重視したほうが良いでしょう。頂上付近には食事休憩するのにちょうどいい平地があるので、お弁当を持って行っても楽しそうです。
もしお弁当がなくても、同じく頂上付近にある「天園休憩所」という屋台で、牛丼・おでん・お酒・ソフトドリンクなどを買って休憩することができるので、お金があればなんとかなります(笑)でも、お腹が空きやすい人は行動食を一つくらいは持参したほうが良いかもしれません。
スタート:北鎌倉駅
JR北鎌倉駅に降りたら、東口改札を出ます。途中にある「臨時改札」からは先に進めないので出ないように注意してください。
線路を右手にまっすぐ進みます。しばらく歩くと踏切があるのですが、道なりに左に曲がれば大丈夫です。そこからは人が2人ギリギリ通れるくらいの狭い歩道が続きます。
建長寺
北鎌倉駅から徒歩15分ほどで建長寺に到着。この門をくぐった先に受付があるので、拝観料として500円を払います。正直、建長寺に用はないのですが、ここを通らないと天園ハイキングコースに進めないため仕方がありません。拝観料というか、もはや通行料な気がします(笑)
しかしそのぶん境内は広々としており、スケールの大きい建造物もあるので、全く支払う価値がないわけでもありません。この中を歩いているだけでも迷いやすいので、所々にある白い立て札を目印にして着実に進みましょう。
大迫力の三門。
境内にはトイレがあります。頂上まではトイレがないので今のうちに寄っておくと良いでしょう。
なお、天園ハイキングコースに入るまでは、しばらく石の階段が続きます。途中にベンチがいくつかあるので、体力に自信のない人は休みながら進むことをおすすめします。
心が折れる階段の多さ。
でも大丈夫。この日のためにトレッキングポールを持ってきていたのです。こちらはDABADA(ダバダ)というブランドの「軽量アルミ製トレッキングポール」。なんと2本セットで3000円という破格の安さ。ナイロンケースも付属。
アンチショック機能が付いているらしいのですが、安いだけあってほとんど実感できません。しかし作りはしっかりとしていて、体重をかけても折れませんでした。これから登山を始めたい人のエントリーアイテムとしておすすめです!
天園ハイキングコース突入
いよいよ天園ハイキングコースに突入。ここからは道が一気に狭くなり、階段・岩・土など、足場が常に変化していきます。風も体が煽られるくらい強くなるので、歩くときはくれぐれも注意してください。
歩きながらスマホやカメラを取り出す動作は危険です。足を踏み外したら崖に転げ落ちてしまいます。
天園ハイキングコース序盤にある絶景スポット。海がはっきり見える。
なだらかな道。
ロープをつたって下りる場所まである。かなり本格的。
こういう狭い場所では、トレッキングポールがかえって邪魔になることがあった。2本持ちより1本持ちのほうが良いのかも?
頂上に到着
頂上に到着。おなかペコペコだぁい。
大平山。鎌倉市の最高地点にあるらしい。
壮大な景色。すぐそばにはゴルフ場がある。
このすぐ下は平地になっていて、多くの人はここでお昼を食べるようです。残念なことに火器の使用が一切禁止されているので、シングルバーナーも使えません。奥にもう少し進むとトイレがあります。石鹸が置いていないのでウエットティッシュを持参しておくと良いでしょう。
私は平地に座り込み、お昼ごはんとしてライトミールブロックを食べました。
天園休憩所
お昼を食べ終わったので、寒くなる前にとっとと下山することにしました。トイレの先には天園休憩所という屋台があります。
私は立ち寄りませんでしたが、ここであったかいおでんを食べながら冷たいビールを飲むのも最高でしょうね。
瑞泉寺・鎌倉宮方面へ下る
帰りもそれなりに険しい道が続きますが、下りなのでちょっと楽。転ばないようにだけ気を付けて進みましょう。
「瑞泉寺・鎌倉宮」方面に向かってひたすら歩きます。分かれ道が多くなってくるので、途中の立て札を見逃さないようにしてください。
コンパスを時折チェックしながら下山していたのですが、方角的には南に進んでいましたね。(狂っていなければ)
下山
下山が完了すると目の前は住宅地。一気に現実に引き戻された感がありますが、ケガなく無事に下りることができて良かったです。
今回、履いて行ったメレル製のハイキングシューズ「カメレオン5ストーム」。木の根っこや岩でかなりこすってしまったのですが、全く破けませんでした。
ゴアテックス採用の完全防水仕様。ローカットなので着脱しやすく、ソールが柔らかいので歩きやすいです。価格が2万円以内と、登山靴にしてはリーズナブルなので、これから登山を始めてみたい人におすすめです。
鎌倉宮
下山した後は鎌倉宮を経由して、鎌倉駅に向かいます。
徒歩だと鎌倉駅まで20~30分ほどかかるので、懐に余裕があれば、どこか飲食店に立ち寄って休憩したほうが良いでしょう。バスもあるのですが、本数が少ないうえに混むのでおすすめできません。
ゴール:鎌倉駅
観光客で賑わう鎌倉駅周辺。時間と体力に余裕があれば、小町通りを散策してみても良いでしょう。私は体が冷え切っていてので速攻で帰りました(笑)
まとめ
今回行ってきた「天園ハイキングコース」。険しい道・分かれ道・絶景スポット・軽食が摂れる休憩所など、山登り気分が味わえる要素が盛り込まれているので、低山ハイキングにぴったりな場所だと思いました。
楽しいし、無心になれる。この日は本当に寒かったので道に迷わないように必死で、余計なことを考えるヒマがなかったですね(笑)邪念を取っ払いたい人にも良いのではないでしょうか。
あとは、思いのほか体力的にきついので、ちゃんとした登山のつもりで準備することをおすすめします。
おまけ
建長寺に行く途中に見かけた野鳥「ハクセキレイ」。
尾羽を上下にフリフリさせながら歩く特徴を持っていて、その動きがめっちゃかわいい。人がそうとう近寄らないと逃げない性質のようで、この子はしばらくこの場に留まっていました。
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