最強のアウトドアナイフとは何かを考察してみた



こんにちは!のとむらです。ナイフ好きであれば一度は考える最強ナイフの条件。

ド素人なりに、どんなアウトドアナイフが最強と呼べるのかを考察してみました。良かったら聞いてやってください。

 

最強アウトドアナイフの基準

最強のアウトドアナイフということで、キャンプ・ブッシュクラフト・ハンティングなどのアウトドアシーンで使用することを前提としました。

実用性の高いアウトドアナイフおすすめ3選【切れ味検証済み】

2019年8月5日

以下の5つの要素をどれだけ満たせるかで考えていきます。

もともとのエッジを違う形に研ぎ直すとか、シースを手作りのものに変えるといったカスタマイズは話がややこしくなってくるのでナシの方向で(笑)

・切れ味

・耐久性

・用途の幅

・使いやすさ

・メンテナンス性

サバイバルナイフは除外

最強のナイフという話になると、サバイバルナイフを思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。

反対に、サバイバルナイフは過酷な環境を生き抜くためのナイフなので決して使いやすくはないという意見もあります。

サバイバルナイフといえば、短剣みたいに大きくて、刃の峰部分がキザギザで、グリップの中に薬などを収納するスペースがある感じのナイフを想像しますが、これを基準に考えると、必要以上にでかいし、よほどのことがないかぎりギザギザを使う機会はなさそう。

小物を収納できるグリップもフルタングナイフと比べると耐久性が低いので、デメリットのほうが大きいです。これに入るぐらいの小物だったら服のポケットにも入りますからね。

見た目はカッコイイので個人的には好きですが、これらの理由から最強枠からは除外しました。

炭素鋼は除外

炭素鋼は切れ味が良いのですが、雨降りの日や、海の近くでキャンプをすることを視野に入れると、錆びやすさという点で不利です。

もちろん椿油を塗ったりして錆びを防ぐことはできますが、気を遣わないといけない時点で最強とは呼べない気がするんですよね。

よって、炭素鋼のナイフは除外としました。

最強候補1: BARK RIVER(バークリバー)「ブラボー1 3Vライト」

全長:約230mm
刃長:約107mm
刃厚:約4mm
重量:約181g
エッジ形状:コンベックスグラインド

タング構造:フルタング
ブレード鋼材:CPM-3V
ハンドル材:ブラックキャンパスマイカルタ
シース:本革

実用性の高いナイフを製造していることで有名なバークリバー社。こちらの「ブラボー1 3Vライト」は、一つ一つのスペックがハンパないです。

ブレード鋼材は刃持ちが良くて錆びにくいステンレス鋼「CPM-3V」。ハンドル材はマイカルタの中で最も強度の高い「キャンパスマイカルタ」を使用。

エッジ形状は刃こぼれしにくく、割る力が強いコンベックスグラインドなので、バトニングに最適。

刃長も細かい作業をするのにちょうどいい長さなので、魚をさばいたり、フェザースティックを作ることもしやすそうです。

長期的な使用に耐えうるよう、切れ味を少し抑えめにして頑丈な素材で固めている印象を受けますね。まるでナイフの形をした斧です。

高価ですが、これだけのスペックをみると考えようによっては安いかもしれません。

不便な点としては、シースからナイフを引き抜くときにボタン留めの革に刃が当たりやすいので、素早く取り出すことができないところでしょうか。

ずっしりとした重みと丸みのあるハンドルが、使い手のテンションを高めてくれそうです。

最強候補2:MORA KNIFE(モーラナイフ)「ガーバーグ マルチマウント」

全長:約229mm
刃長:約109mm
刃厚:約3.2mm
重量:約170g(ナイフのみの重量)
エッジ形状:不明(おそらくスカンジグラインドに小刃を付けたもの)
タング構造:フルタング
ブレード鋼材:14C28N
ハンドル材:ポリアミド

低価格ながら切れ味の良さに定評のあるモーラナイフ。こちらの「ガーバーグ マルチマウントシースモデル」はモーラナイフのなかでは高額ですが、フルタングとしては安いのが魅力。

このナイフに関しては実際に買って使ったことがあるので、それなりに詳しく説明できます。

ブレード鋼材は高硬度で刃持ちの良いステンレス鋼「14C28N」。純粋なスカンジグラインドではなく、耐久性を高めるために小刃が付いています。

そのため切れ味は若干低めなのですが、刃こぼれがしにくいのがメリットです。

実際にめっちゃ硬い木をバトニングしたりチョッピングしたりと、かなりハードに扱ってみたところ、ほんの少し刃こぼれしただけで済みました。

モーラナイフガーバーグの切れ味は?バトニングとチョッピングで検証

2018年10月18日

ハンドル材は「ポリアミド」。網目模様が滑り止めの役割を果たしています。ヘビーデューティーと比べてベタつきが抑えめなのがメリット。

使う前は握りこんだら手が痛くなりそうだなと思っていたのですが、ほとんど気にならず、むしろ手にしっかりとフィットして疲れにくかったです。

マルチマウント付きのシースは、腰にぶら下げるだけでなく、ザックのショルダーストラップにも取り付けることが可能。プラスチック製なのでナイフを入れっぱなしにしていても錆びる心配がありません。

価格が手頃で水濡れに強い素材なので、気兼ねなくガンガン使えるナイフです。

最強候補3:吉川 英治「ユーティリティー インプルーブドハンドル ATS-34 」

カスタムナイフを候補に挙げてみました。画像がなくて申し訳ないです。ナイフショールーム山秀さんのサイトで確認できます。良かったら見てみてください。

http://www.yamahide.com/shopdetail/000000002838/ek/page1/brandname/

デザインがとにかく美しい。ブレード鋼材は切れ味・刃持ち・錆びにくさがどれも高水準の「ATS-34」。鋼材としてのバランスが優れていることから、「ナイフの神様」の異名を持つラブレス氏のカスタムナイフにも採用された実績を持っています。しかも開発したのが「日立金属」っていう日本の企業!日本の技術が世界最高のナイフに認められているというのは嬉しい話ですよね。

ハンドル材はキャンパスマイカルタに次いで強度の高い「リネンマイカルタ」。ブレード形状は多目的な使い方ができるユーティリティー。スマートな見た目に反して刃厚は5mmと強度はじゅうぶん。刃長は95mmと細かい作業に適したサイズです。

タングはハンドル後方を薄く削ることにより重心バランスを向上させたフルテーパードタング構造。実はフルタングというのは強度は高いのですが重心がハンドル寄りなので、長くナイフを使っていると疲れやすくなるというデメリットがあるのですよね。フルテーパードタングはフルタングの弱点を克服した構造になっているのです。

シースの裏側にはベルトループが付いているので腰に取り付けることができ、ボタン留めがないのでサッと取り出すことができます。重量も142gと、フォールディングナイフ並みに軽量です。

弱点としては、スカンジグラインドでもコンベックスグラインドでもないので、木を削ったり、割ったりする作業では上の二本より性能が劣るかもしれないという事。あと、価格が高額なので、気兼ねなく使うのも難しそうです。

しかし、素人の私から見ても、細部までこだわり抜いて作られているなと感じるナイフです。

最強アウトドアナイフ1位は?

正直どれも甲乙つけがたいですし、このなかでガーバーグ以外使ったことのない私が1位を決めるのも説得力に欠けてしまうのですが、考察する以上はなんらかの答えは出さなければなりません。

というわけで私が思う、最強アウトドアナイフはバークリバーの「ブラボー1 3V」です!わーパチパチ。

理由は2つ。1つめは用途の幅が広そうだから。ナイフって大きいものでも持ち方を工夫すれば細かい作業もできますよね。ですが、小さいナイフではバトニングもチョッピングもできません。

「大は小を兼ねる」みたいな考え方ですが、ナイフ一本でどれだけのことができるかという点でみると、「ブラボー1 3Vライト」が最も優れているなと思いました。4mmの刃厚とコンベックスグラインドのコンボは破壊力がありそうですし、刃長は107mmと普通のシースナイフぐらいの長さなので、料理などにもガンガン使えそう。

ハンティングで獲物を解体するときに使っている人もいるようです。価格も4万円以内と、頑張れば手が届く金額なのも夢があって良いですよね。

2つめの理由はハンドル材とそのデザインが一級品であるところです。まずマイカルタそのものが軽量・頑丈・経年劣化しにくいといった優秀な素材です。その中で最も強度が高いと言われているキャンパスマイカルタがどれほどのものなのか、ぜひ手にとってみたくなります。デザインも、一瞬カスタムナイフかと思うほど滑らかで、力強く握っても手が痛くなりにくそうです。

これまで何本かナイフを買ってみて思ったのですが、安い鋼材のナイフでもそれなりに切れ味が良いので、ブレード鋼材の違いってあんまり実感できないのですよね。しかも上手い人が研げばとんでもない切れ味が出せるそうじゃないですか。

それと引き換えハンドルの場合は、材質や形状の違いがハッキリと分かりますし、基本的に変更ができないパーツなので、(削ったりする人もいるようですが)ナイフを選ぶ際にすごく重要なポイントだと思うのです。

あと、ナイフとは不思議なもので、自宅で眺めているぶんにはデザインやスペックに酔いしれることができるのですが、フィールドに出ると一気にどうでも良くなったりします。もう切れればいいみたいな。

寒いとか暑いとか、蚊がたくさん寄ってくるとか、過酷な環境になればなるほど、浮き彫りになるのは使い心地と汎用性。いざとなったら荒々しく使える性能を備えているナイフこそが、最強のアウトドアナイフなのではないでしょうか。

まとめ

自分が今持っている知識と経験をふりしぼって書いてみましたが、いやー、疲れました。

なにせナイフというのはどんなに頑張っても完璧にすることはできないですからね。切れ味を上げればそのぶん刃は減りやすくなりますし、ステンレス鋼は錆びにくいかわりに硬いので研ぐのに時間がかかります。

でもこうやって完璧に近いものを考えるのは楽しいですね。知識は増えるし、考えるだけならお金はかかりません(笑)お金がなくてどこにも出かけられない休日は、ナイフにかぎらず自分が好きなものについて研究してみてはいかがでしょうか?

こちらの別記事でもナイフのうんちくを勝手気ままに語っております。良かったら読んでいってください。

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