ガーバーの人気モデル【ストロングアーム】レビュー



こんにちは!のとむらです。先日、ガッチガチのミリタリー系ナイフを購入しました。

その名は「ガーバーストロングアーム」。

いつから販売しているのかわかりませんが、見た目が現代的チックで機能的なんですよね。

今回はこのナイフの切れ味やら品質を検証したいと思います。

結論から言うと、すぐ取り出せてすぐバトニングできる、まるで片手で軽々と扱えて高威力の弾丸をぶっ放せるショットガンみたいなナイフでした。

 

GERBER(ガーバー)ストロングアーム コヨーテブラウン

全長:約248mm
刃長:約122mm
刃厚:約5mm
重量:約204g
ブレード鋼材:420HCステンレス鋼
エッジ形状:不明(おそらくフルフラットグラインド)
タング構造:不明(おそらくコンシールドタング)
ハンドル材:グラスフィルドナイロン
シース:マルチモジュラーシース

軍の装備にも採用された実績があるガーバー社。こちらの「ストロングアーム」はエッジの効いたデザインが印象的ですね。

コンバットナイフなのかサバイバルナイフなのか、はたまたタクティカルナイフなのか分からんかったので、ミリタリー系ナイフとぼかした表現をさせていただきます(笑)

個人的にはタクティカルナイフかなと思うのですが・・・

中国工場での製造が多いガーバーナイフとしては希少なアメリカ製で、直刃モデルと半波刃モデルの2種類あります。

わたしは調理にも使いたいなと思ったので、直刃モデルを買いました。

横から見た感じ。

反対側にはガーバーのロゴマーク。構造的にはおそらく左右対称です。

ブレード形状はおそらくユーティリティー。多目的に使いやすい形状だと言われています。

ハンドル上部はちょっとダブルヒルトっぽくなっていて、手首の保護に多少役立つかも?

刃厚は約5mmと極厚。上から見るとまるで鉈ですね。

刃長に余裕があり、重心バランスも良い感じ。

シースは左右どちら向きからでも入れられます。

 

ちなみにこちらは黒のハーフセレーションモデル。友人から一時的に借りたものですが、波刃部分でフェザースティックやってみたらけっこう切れ味良かったです。

波刃を研ぐ道具を持っている人は、こちらのモデルを買うのも良いでしょう。

スパイダルコのトライアングルシャープメーカーというやつなら値段は高いですが、波刃ごと研げるのでおすすめです。

切れ味

ではさっそく切れ味を見てみましょう。まずはコピー用紙から。

一応は切れますが、破けた感じになっちゃいますね。

続いて、わりばしフェザースティック。お世辞にも良く削れるとは言えません。

 

ガーバーナイフは耐久性をもたせるために初期の切れ味が控えめになっているそうなので、トライアングルシャープメーカーで研いでから再検証することにします。

 

コピー用紙切り。モーラナイフにはさすがに敵いませんが、スパッといきましたね。

続いてわりばしフェザースティック。こちらも焚き付けにするには十分な出来栄えです。

切れ味が鋭くなったことで耐久性が落ちてしまったかもしれないので、数回だけ鈍角に研いで小刃を付けてみたら、より深く削れるようになりました。えぐるパワーが上がったのかも?

今度は直径3センチほどの枝でトライ。わりばしより断然堅い木なのですが、ゾリゾリ削れました。松ぼっくりみたいになってますね(笑)

これなら焚き付けに十分使えるでしょう。

ついでにチョッピングをして枝を切断。けっこう強く叩きつけたのですが刃こぼれなし。

バトニングもやってみましょう。直径5センチほどの薪でトライ。

コンコンと、それほど力を入れずに叩いて数十発で割れました。

私は強めに叩いて早く割るより、回数多くても力を入れずに割ったほうがナイフに負担がかからないと思っているので、上出来です。

刃こぼれもなし。

せっかくなので、割った薪でフェザースティック。こちらも十分な出来栄えですね。

ブレード鋼材

ブレード鋼材は「420HCステンレス鋼」をブラックコーティングしたもの。

軍人さんにとっては敵に発見されにくいメリットがあります。

黒い部分は錆びにくくなっていますが、刃はコーティングされていないので、水や塩分が付いたらすぐに拭き取ってあげましょう。

ちなみに420HCは鋼材としてランクが低いほうですが、熱処理が良いと化けるらしいです。

ハンドル材

ハンドル材はグラスフィルドナイロン。

滑りにくく、テニスラケットのような柔らかさもあるのでギュッと握れます。

ハンドルエンドには「コンバットスパイク」という金属が突き出しており、緊急時に窓ガラスを割ることが可能。

色々なシチュエーションを考えた作りになっていますね。

ハンドルの中央部分は少し膨らんでおり、じつに握りやすいです。

シースはMOLLEシステム対応

シースは縦にも横にも取り付けられる仕組み。

MOLLEシステムに対応したジャケットやリュックにも装着できます。

個人的にはバイオハザード4のレオンみたいに肩付近に取り付けてみたいです。まあ基本はリュックにシースごと入れて移動しますが。

シースの裏側。

パーツはこのように付けたり外したりできます。

わたしは機動性を優先したかったので、ナイロン部分は取り外しました。

スポッとナイフが抜けるので、使いたいときにすぐ使えます。

冒頭で取り回しの良いショットガンと例えた理由がまさにこれ。

メリット

・見た目がカッコイイ
・刃長があるのでバトニングに有利
・フルタングほどじゃないけど頑丈
・衣服やリュックに装着できる
・機動性と破壊力のどちらも優れている

メリットはこんなところですね。キャンプに持って行けば、あらかたの作業はこなせると思います。

また、私がやっているみたいにシースだけの状態にしておけば機動性と破壊力を両立させられるので、手早くバトニングを済ませたいときに便利です。

デメリット

・威圧感が強い
・シースのボタンが固くて外しにくい

反対にデメリットはこんなところですね。

シースのボタンについては、私がやっているみたいにナイロン部分を取り外しちゃえば特に困りません。

このナイフを買った理由

今のガーバーの中では一番良いナイフだと思ったからですね。

「昔のガーバーは良かった」と言われるぐらい、今はあまり良いのがないのですが・・・

ストロングアームに関してはアメリカ製で鋼材もそう悪くないし、実用性が高くてカッコイイので、買って正解でした。

やや雑な作りも見受けられますが、そこも含めて楽しめるナイフかなと。

あれからブラックコーティングが少し剥げ、さらにカッコイイ感じになりました。

こうした味わいを楽しめるのもタクティカルナイフの醍醐味ですね。

 


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