ビクトリノックスの原点【ソルジャーCVAL】レビュー



こんにちは!のとむらです。スイスを代表するナイフメーカーであるビクトリノックス。

キャンプや登山をしている人なら、あの赤いハンドルと十字マークのマルチツールを見かけたことがあると思います。

アウトドアショップに行くと、ずらーっと展示されていたりしますよね。

そんな数多くのマルチツールを作っているビクトリノックスですが、原点的なモデルがあります。

その名は「ソルジャーCVAL」

今回は、こいつの機能やら切れ味について紹介したいと思います。

 

VICTORINOX(ビクトリノックス)ソルジャーCVAL

ビクトリノックスが創業以来、初めて作ったとされるマルチツールが、時を経て進化したモデル。

シュッとした細身のアルミハンドルが印象的ですね。

ツールの数は原型のものと変わっていないので、クラシックな雰囲気は味わえるんじゃないかと。

スイス軍の装備として支給されていた時期もあり、正式名称は「ソルジャーAL」。

民間人用にトレードマークがビクトリノックス社のものに置き換わっているのが今回紹介する「ソルジャーCVAL」です。

全長は93mmで、重量は71g。

刃長は公表されていませんが、定規で測ったら約70mmでした。

超軽量というほどではないですが、コンパクトなので持ち運びはしやすいほうです。

手のひらサイズ。

ある程度の長さがあるので、しっかりと握れる。

削る作業をするときは、このような持ち方になると思われる。

耐久性バツグン

ソルジャーCVALのハンドルは耐久性の高いアルミ素材。

経年劣化もしにくいので、大事に使っていれば何年経ってもキレイです。

また、ソルジャーCVALのナイフは、他の赤ハンドルモデルに比べて刃がちょっと厚めに作られています。

刃が厚ければそのぶん耐久性が増すので、ここは嬉しいポイントですね。

機能

ビクトリノックスのソルジャーCVALは全部で5機能。それでは一つずつ見ていきましょう。

ラージブレード

主役機能のナイフ。鏡面仕上げでとてもキレイ。

ブレード鋼材はビクトリノックス社独自の「Aグレードステンレス」。企業秘密っぽいのでどんな性質かは分かりませんが、悪くはなさそうです。

缶切り&マイナスドライバー(3mm)

現代の日本ではまず使わなさげな缶切り。マイナスドライバーもめったに使わなそう。

軍では支給品の缶詰を空けるときや武器の解体をするときにこれらの機能を使うらしいです。

栓抜き&マイナスドライバー(5mm)&ワイヤーストリッパー

栓抜きは外で瓶ビールなどが飲みたくなったときに便利。

大きいマイナスドライバーは使う機会がほとんどなさそうです。

ワイヤーストリッパーは電気コードの被膜を剥がすときに使うのだとか。

ロックは効かないが、90度の角度でいったん止まる。

栓抜きを実際に使ってみたところ。ちゃんと機能してくれた。

リーマー

意外と実用性が高いのがこのリーマー。

氷を割ったり、処分するガス缶に穴を空けるのに便利です。

木や布に穴を空けることもできます。

実際にライターオイルの缶でやってみたら見事に穴が空いた。

キーリング

他のツールと一緒にしておきたいときに。

私はジャラジャラさせたくないので使いませんが(笑)

切れ味

ではソルジャーCVALの切れ味を見てみましょう。まずはコピー用紙から。多少引っかかりを感じましたが、ちゃんと切れました。

続いてはわりばしフェザースティック。う〜む、なんだか微妙・・・。

ビクトリノックスの切れ味ってこんなもんだったかな?と思ったのですが、一つ心当たりがありました。

このモデルはブレードをしまうときに、ある程度まで傾くとバチンッと自動的に閉じる仕組みなのですが、その衝撃で刃にダメージを受けたのかもしれません。

ブレードはそーっとしまったほうが良さそうです。

このままではあまりにアレなので、スパイダルコのトライアングルシャープメーカーで研いでみることに。

見事に切れ味が向上しました!ここまで削れれば問題ナッシングです。

注意点

ビクトリノックスのソルジャーCVALにはロック機構がなく、ブレードをある程度閉じるとバチンッと自動で閉じる仕組みです。

このときに指を挟むと大ケガする恐れがあります。子どもには絶対持たせないほうが良いでしょう。

まとめ

ビクトリノックスのソルジャーCVALは、ブレードの取り出しにちょっと気をつかいますが、精巧に作られているので持っているだけでテンションが上がります。

ちょっとしたものを切るサブナイフとして活躍しそうです。

 


VICTORINOX(ビクトリノックス) ソルジャーCVAL 保証書付 0.8201.26 【日本正規品】

 

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