ムーミンの小説で一番印象に残った話。スナフキンVSスニフ



こんにちは!のとむらです。私はムーミンの原作小説を読んだことがあるのですが、

そのなかで最も印象的だったのが、7巻のスナフキンとスニフがトークバトルを繰り広げる場面です。

面白いだけでなく、価値観や考え方が参考になる話でもあるので、

少しネタバレになりますが、どういう話なのか?なぜ2人は言い合いになったのか?を書いていきたいと思います。

 

スナフキンとスニフの性格・価値観

【スナフキン】
・クールで楽観的
・ミリマリストで物への執着がない
・ハーモニカが唯一の宝物

【スニフ】
・愚痴が多く悲観的
・物をたくさん集めていて執着も強い
・宝石や剣などの貴金属が大好き

こんな感じで、2人の性格と価値観は対照的。

スナフキンとスニフは物語の序盤から知り合いでしたが、お互い深くは干渉せずに過ごしていました。

が、ある一つの出来事をきっかけに、熱いトークバトルを繰り広げることになります。

スナフキンVSスニフの経緯

ある日、スニフはムーミンから「自分の宝物を誰かにあげると、倍にもなって良いことが自分に返ってくる」という話を聞きます。

それを信じたスニフは、大事にしていた目が宝石になっている犬のぬいぐるみを他人にあげるのですが、とくに良いことは起きず、ひどく落ち込んでいました。

その様子を見たスナフキンはスニフを元気づけようと、知り合いの「友達が1人もいないおばさん」の話を聞かせます。

しかしすぐに揚げ足を取ろうとするスニフは、スナフキンの話のたびたび遮り・・・

ついにブチ切れたスナフキンから「お前は本当にバカだよ」と呆れられてしまうのでした。

スナフキンの知り合い「友達が1人もいないおばさん」の話

そのおばさんというのは、スニフと同じく物を集めるのが大好きで、宝石やキレイな食器など、価値が高い物をスニフ以上にたくさん持っていました。

友達は1人もいないけれど、代わりにたくさんの宝物に囲まれて幸せ。

しかし、あるとき医者に余命がわずかだと宣告され、考え方が一変します。

「今ここにある宝物は自分が死んだらあの世に持って行くことはできない・・・」

大量の宝物に囲まれ、でも孤独死していく自分を想像したら、これまで物に執着していたことに嫌気がさしてきました。

そこでおばさんは、宝物を全て他人にあげるという決断をします。

友達は1人もいませんでしたが、知り合いはたくさんいたので、その人が最も喜びそうな物をチョイスし、次々にサプライズプレゼントを仕掛けていきました。

おばさんの決断は大成功。

知り合いの人々はとても喜んでくれて、同時に自分の部屋もスッキリと片付いていく。

おばさんは今までに感じたことのない生きがいを覚えました。

そしておばさんは、たちまち人気者になっていきます。

物をくれるからではなく、おばさんの人を喜ばせる才能に周りが注目し始めたのです。

という話をスナフキンはスニフに聞かせたかったのですが・・・ちょいちょい反抗的な態度をとるものだからカチンとくるのも無理ないですね。

ちなみにスナフキンの宝物であるハーモニカも、おばさんから譲り受けた物だそうです。

彼はそれを完璧に使いこなしているので、おばさんのセンスは確かなものだったと言えます。

自分もいつかは宝物を手放したい

私は現在、生活に必要な物は最低限に抑え、趣味のナイフは際限なく集めるといったスタイルを取っています。

ナイフは大好きだしブログのネタにもなっているので、たくさん持っていて虚しくなることはありませんが、年老いたら数本だけ残して、あとは手放したいと思っています。

少しだけ残したい理由としては、受け継いでもらう人に、私の生き様や取捨選択のセンスを感じとってもらえたらなという願いがあるからです。

もちろん価値観を押し付ける気はないですが、誰かにちょっとだけでも覚えていてもらいたい欲はあります(笑)

死に場所はできれば病院のベッドが良いですね。家の中は小綺麗な状態にしておきたい。

そうすれば、私が残した宝物を気兼ねせずに受け取ってもらえる気がするので。

 


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