しっくりグリップ【SOGシールパップM37N] レビュー



こんにちは!のとむらです。最近タクティカルナイフの良さに改めて気付き、ちょこちょこ買うようになりました。

今回紹介したいのは、海軍特殊部隊に採用されたり映画に登場したりと、タクティカルナイフの中でも超有名なSOGの「シールパップ」。

ナイフを正当な理由なく持ち歩くのは法的にNGですが、もしそういうのが無かったとしたら、毎日腰に装備して生活したくなるほど、しっくりくるナイフなのです!

 

SOG(ソグ)SEAL PUP M37N-CP

刃長:約124mm
全長:約236mm
刃厚:約4mm
重量:約151g(ナイフ本体のみの重量)
ブレード形状:クリップポイント
エッジ形状:おそらくホローグラインド
タング構造:おそらくコンシールドタング
ブレード鋼材:AUS-8
ハンドル材:GRN (ガラス強化ナイロン)
シース素材:ナイロン(MOLE規格対応)

タクティカルナイフやマルチツールを多く手掛けているナイフメーカー「SOG」。キクナイフとのコラボナイフもあったりしますね。

こちらのシールパップM37はエッジの効いたデザインが印象的ですね。(M37NのNはナイロンシースモデルという意味です。カイデックスシースモデルはKと表記されています)

1995年頃から販売され、海軍特殊部隊に採用された実績あり。今もなお人気のナイフです。

ナイフってどれだけ時代が進もうが、良いものは良いですからね。私がナイフの魅力にどハマりしている理由の一つでもあります(笑)

男心をガッチリ掴むパッケージ。子どもの頃、こういう箱に入っている玩具を見るとテンション上がりませんでしたか?(笑)

これで玩具じゃなく本物のナイフなのがすごいところです。

実物はこんな感じ。たびたびマイナーチェンジ、製造国が変わっており、私が買ったのは台湾製。

でもそんなこと気にならなくなるほど、作りが良いです。

先端が尖ったブレード。攻撃的な見た目ですが、細かい作業をするのに向いています。

刃厚は約124mm。ちょっと余裕がある長さですね。

フルタングではないですが、ハンドルの奥深くまでタングが刺さっている感じがあり、そこそこ頑丈と思われます。

ハンドルは手にフィットする形状で、滑り止めのチェッカリング入り。指を保護するヒルトもあるので安心です。

安っぽいのにカッコイイからずるい(笑)

反対側はこんな感じ。ブレードの根本に小さく「TAIWAN」の文字が。ぜんぜん関係ないけど台湾はいつか行ってみたいです。

手に持った状態。シュッとしてますね。

ハンドルは細いけど、人間工学に基づいた感じで握りやすいです。

細かい作業をするときは、ここに親指を置くと安定感が増します。

付属のナイロンシースに入れた状態。ほんとカッコイイ、なにこれずるい(笑)

SOGのロゴがまたカッコ良さを存分に引き出していますね。これデザインした人は天才だと思います。

腰に装備するとこんな感じ。

またしてもぜんぜん関係ないんですけどこのベルト、休日出勤のときに(私服通勤がOKな日)付けていったら上司にセンスが悪いって言われたんですけど、ひどくないですか?どうですか?

細くて軽いので、わずらわしさがありません。ナイフもスムーズに抜けます。

少ししゃがんでも地面に接触しないですね。もし接触しちゃってもナイロンは土汚れが似合うので気にはならないかなと。

人がいるキャンプ場などでナイフを腰に装備するのは威圧感を与えてしまうので宜しくないですが、誰も見てない場所だったら常に装備してたいですね(笑)

切れ味

それでは切れ味を見てみましょう。まずはコピー用紙から。

ほぼ引っかかることなく、スムーズに切れました。

続いてわりばしフェザースティック。左が直刃、右が波刃で削ったものです。どちらもサクサク削れますが、波刃のほうが細かく削れる感じですね。

続いてチョッピング。直径4cmほどの枝が見事切断できました。

パワーは足りないですが、鋭い角度でスパッと切るようにやれば、それほど力を入れずに切断できます。

波刃も当ててみましたが、とくに邪魔にはならなかったですね。

耐久性がそこまで高くないので本当はやらないほうがいいのですが、バトニングもしてみることに。

無事に割れました。

力いっぱい叩いたり、堅い薪を選ばなければいけますね。

ただしチョッピングのときと違い、最初は波刃を避けないと上手く刃が入っていきません。

けっこう強めに叩いたけど刃こぼれなし。ホローグラインドって思ったより強いんですねー。

割った薪でフェザースティック。サクサク削れます。

波刃でも問題なし。

直刃とはまた違った削れ方が楽しめます。

耐久性

バトニングはやめたほうがいいでしょう。

実際にやってみましたが、ブレードが少し左右にグラつくようになってしまいました。

堅い木を削ったり、かるくチョッピングするぶんには大丈夫ですが。

ブレード鋼材

シールパップのブレード鋼材は、「AUS-8」をパウダーコーティングしたもの。

安い鋼材ですが、シールパップに関してはよく切れるし、刃持ちも悪くなかったので不満はありません。

パウダーコーティングはサラサラしていて、普通のブレードとほぼ変わらない質感です。

ハードに使ってようやく剥がれるかどうかなので、調理専用ナイフとして使うのであれば半永久的に剥がれないと思います。

わたしはコーティング剥がれたブレードは味があって好きなので、ガシガシ使うつもりですが(笑)

ハンドル材

ハンドル材はGRN(ガラス強化ナイロン)

軽量で水に強く、プラスチックよりも頑丈です。

手触りもベタベタせず、しっかり握り込めます。

シース素材

シースはナイロン製。

前面にはマジックテープ式の小さなポケットがあり、小物を収納できます。

ナイフを固定するループのボタン留めは固すぎず、ゆるすぎず、ちょうどいい感じ。

裏面にはMOLE規格対応のベルトループが搭載。ボタンは飾りでなく、付け外しが可能。

ズボンのベルトはもちろん、同じくMOLE規格対応のリュックなどにも取り付けることができます。

タクティカルナイフのシースってこういうところが便利で好きです。

ナイフをしまう部分にはプラスチック的なものが入っているので、突き破る心配はありません。

メリット

・体の一部かのように使いやすい
・軽量コンパクトで持ち運びしやすい
・そこそこ耐久性があるので、かるいチョッピング程度ならいける
・波刃がロープカットや堅い木を削るときに便利
・水濡れや汚れに強く、洗いやすい
・シースの付け外しが容易で、小物を入れられる

メリットいっぱいですね。使いやすさに特化したナイフって、ぽんぽんメリット出てきます(笑)

デメリット

・バトニングには不向き
・波刃部分の研ぎが面倒

研ぎに関してはスパイダルコのトライアングルシャープメーカーって砥石を使えば、波刃ごと一気に研げます。

ちと高いですが、水に浸ける必要がないので時間的コスパはバツグンです。

このナイフを買った理由

わたしは趣味でブッシュクラフトというか、焚き火をやったりするんですけど・・・

気軽に持って行けて、でもそこそこ耐久性のあるシースナイフが欲しいなと探していたところ、このシールパップが目に止まった感じですね。

高級品じゃないのでガシガシ使えるし、見た目もカッコ良くて実用性も十分。

私のなかでは「モーラナイフ コンパニオンヘビーデューティー」の上位互換的なナイフとなりました。

 


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