こんにちは!のとむらです。
このたび引っ越しをすることになったのですが、不動産屋さんの対応でひとつ騙されそうになったことがあったので、みなさんにもお伝えしたいと思います。
初期費用を安くする交渉術というより、不要な費用の発生を防ぐ方法です。
仲介手数料とは別に費用がとられる?
賃貸に住んだことがある人は分かると思いますが、不動産屋で物件をみつけて契約すると、仲介手数料というものが取られますよね。
まあこれは不動産屋のギャラみたいなものなので仕方ないと思っていたのですが・・・いざ書類にハンコを押すときにこんなことを言われました。
「こちらの物件に住むにあたり、24時間保守サポートというものに入っていただかなくてはいけません。」
「24時間保守サポート?」
頭の中がはてなマークでいっぱいの私に、畳み掛けるように営業マンが続けます。
「鍵をなくしたときや、水道トラブルが起きたときに24時間いつでも駆けつけてくれるといったサービスで、安心して暮らせるためのものなんですよ。」
「へ、へぇ・・・」
費用は2年間で16000円。
どこか腑に落ちなかったのですが、良物件だし、急いでいたのもあって、そのまま承諾することにしました。
火災保険とサービス内容がほぼ重複していることが発覚
後日、不動産屋とは別に管理会社さんに初期費用を支払いに行ったときのこと。
管理会社さん:「では電気やガスの切り替え手続きはお早めにお願いします。」
私:「あ、ガスと言われて思い出したんですけど、きのう保守サポートから電話あって、レモンガスっていうのを勧められたんですよね。」
管理会社さん:「レモンガス!?」
管理会社さんが驚きの表情を浮かべました。
「えっ!ご存じないですか?」
「いや知ってはいますが、その保守サポートってどんな会社なんですか?」
レモンガスという聞き慣れないワードがきっかけとなり、私は不動産屋で起きた出来事を話しました。
「う〜ん・・・やられましたね」
「ど、どういうことですか!?」
「これを見てください」
そう言って見せられたのは、今回わたしが入ることになった火災保険のパンフレット。これはこれで賃貸契約するなら必ずといっていいほど加入が義務づけられている保険です。
「鍵をなくしたときや、水道トラブルのとき24時間対応・・・?」
なんと、「火災保険」と「保守サポート」のサービス内容がほとんど重複していたのです。
しかも保守サポートのガイドブックをよくよく読み返してみると、無料で対応してくれる項目はほんの一部で、別途料金が発生するサービスばかり。
「・・・なんじゃこりゃあぁっ!」
「落ち着いてください。まあ、コーヒーでも飲んで」
「うぅ・・・おいしいです!」
そのあと、管理会社さんがこと細かに話してくれました。
・不動産屋によっては、儲けを大きくするために、余計なサービスへの加入を義務づけてくる
・しかもそのサービス内容が大家さんのニーズに合っているとは限らない(たとえばレモンガスに切り替えてガス代がお得になったとしても、大家さんがレモンガスを望んでいない場合は、退去の際に自費で東京ガスに戻さなくてはいけない、など)
・契約後に不要なサービスだったと気付く人もいるが、トラブルが嫌でほとんどの人が泣き寝入り
・私なんかはまだマシなほうで、消毒費やらなにやらで5万円ぐらい取られる人もいるとのこと
「えー、デメリットばっかじゃん。この保守サポート、外すわけにはいかんのですか?」
「トラブルの元なのでおすすめはしませんが、どうしても嫌ならそれとなく言ってみたら外してもらえるかもしれませんね。」
「分かりました!それとなく言ってみます!」
ダメ元で頼んだら外せた
正直こうなってしまったのも、私が急いでよく調べずに決めてしまったことに一因があります。
もし外せなくても2年で16000円。
ずっと住むわけでもないし、授業料だと思って諦めるのが最善といえるでしょう。
で・す・が!
じつは私、ダメ元で頼みごとをするのが大得意。これまで数々の無茶振りをダメ元スタンスで成功させてきました。
ただ、今回の場合は住まいですので、しくじってトラブルになったら来月から住む家がなくなってしまいます。
あくまで慎重にことを運ばなくては!!
トゥルルル・・・
「はい、〇〇不動産です。」
「あ、あの…保守サポートってやつをできれば外したいんですけど・・・」
「はい。いいですよ。」
いいんかいっ!!!
というのは冗談で、実際は少しだけゴネられました。
管理会社さんから入れ知恵されたことは隠して、あくまで自分でサービス内容が重複していることに気付いてしまったというスタンスで伝えたところ、後日に折り返しで電話がかかってきて、あっさり外してくれました。
まとめ
というわけで今回は、間一髪で不要なサービスへの加入を逃れることができたのですが、管理会社さんが教えてくれなかったら終わってましたね。
みなさんも不動産屋さんで賃貸契約をする際に、仲介手数料とは別に料金が発生するようであれば注意してください。
初期費用を安く抑えるにはやはり、焦らずに色々な不動産屋さんを見て回ることが大切ですね。
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