「ラーツー」というものをご存じですか?
ラーメンツーリングの略で、バイクでツーリングをして、現地でラーメンを作って食べることをいいます。景色を眺めながら食べるラーメンなんて、めちゃめちゃおいしそうですよね。
私自身、ラーツーではないのですが、ブッシュクラフトやキャンプ中にお湯を沸かしてラーメンを作ったりします。
そのときに使っているクッカーがキャプテンスタッグというブランドの「ラーメンクッカー」という物なんですが、かなりおすすめできるので、このアイテムの紹介を含めてお話したいと思います。
ラーツーに必要な道具
まずはラーツーに必要な道具について簡単に説明します。使うのはたったのこれだけ!
・クッカー
・シングルバーナー
・箸
・お好みのラーメン
火器は絶対にシングルバーナーである必要はないんですが、風が強いときでもパワーが出せるのと、お湯を沸かすことにしか使わないことを考えると、これ一択かなと思います。
ラーメンは袋麺、カップ麺でもかまいませんが、カップ麺のほうがいろいろと手軽です。「辛ラーメン」は辛い系のラーメンにしては麺に食べごたえがあり、ほどよい辛さでおいしいです。寒い冬はツーリングで冷えた体が温まることでしょう。
そしてこちらが今回紹介するキャプテンスタッグ製の「ラーメンクッカー」。小さいながらキャンプギアらしい雰囲気が出ていますね。
ついでに、おすすめのシングルバーナーは、SOTO(ソト)の「マイクロレギューターストーブ ウインドマスター」です。火力は最大2800kcal/hと、データ上はそんなに高くないのですが、風に強い構造で、炎が縦にまっすぐ上がるのでエネルギーにムダがありません。
ウインドマスターについては、こちらの別記事にて詳しく書いています。
おすすめ理由1.本体価格が安い
ラーツーの本分は現地でインスタントラーメンを作って食べることです。本格的なラーメンを作ったり、ついでに肉を焼いたりなんてことはまずしないですよね。
もちろんそれはそれで楽しそうなのですが、ラーツーの枠を出てしまって、もはや別の遊びです。なのでクッカーに求められる条件は以下の2つだけになると思います。
・お湯を沸かせること
・クッカーの中でラーメンが調理できること
この条件さえ満たせれば、クッカー本体は安いに越したことはありません。お湯が早く沸くかどうかは、どちらかというとシングルバーナーの能力に大きく左右されるため、わざわざ高級なものを選ぶ必要はないです。
キャプテンスタッグのラーメンクッカーは、数あるクッカーのなかでもトップクラスで値段が安く、アマゾンだと2000円でおつりがきます。
ちなみに容量は最大570ml。現実的には満水にしないと思うので、約500mlのお湯が沸かせるといったところです。これなら大盛サイズのカップラーメンにも対応できますね。
おすすめ理由2.安いのに高品質な日本製
さきほど、品質にそこまでこだわる必要はないと言っておきながら矛盾しているのですが、このラーメンクッカーは安いにも関わらず、なんと日本製です。
しかも、金物の町として名高い「新潟県燕三条」で生産されてます。その町の職人の手によって作られた金物は評判が良く、ときどきテレビで取り上げられるほど。
ラーメンクッカーが一つ一つ、職人の手で作られているかは分かりませんが、実際に使ってみた感じだと、軽いのにわりと分厚くて、表面に白い斑点が浮き出たりもしていないので、品質は高いように思います。
おすすめ理由3.収納袋が付いてくる
正直、この収納袋がなかったらこの製品をおすすめしていなかったと思います。安くて高品質なだけでなく、付属品もしっかり付いてくるところが嬉しい。
この収納袋に入れれば、フタが動く心配がないので安心して持ち運べます。メッシュなので濡れても乾きやすく、手洗いもしやすいです。
おすすめ理由4.エスビットポケットストーブに載せられる
キャプテンスタッグのラーメンクッカーは、エスビットのポケットストーブにちょうど載せられるサイズになっています。
シングルバーナーで加熱しても良いですが、風も寒さもない日なら、固形燃料でじゅうぶんお湯が沸かせますよ。
おすすめ理由5.コーンポタージュ作りにも最適
本来はラーメンを作るためのラーメンクッカーですが、私はこれでインスタントのコーンポタージュを作ったりします。しかも水ではなく100パーセント牛乳の濃厚コンポタです。
500mlの牛乳パックと3人分のコンポタの素がちょうど入るくらいの容量なので、食材が持ち運びしやすいのですよね。(牛乳はちょっと余るので飲む必要がありますが)
デメリット
ラーメンクッカーは、ラーツーでじゅうぶん活躍できる製品ですが、いくつかデメリットとして感じる部分があるので箇条書きにします。参考までにどうぞ。
・容量的に2人以上の使用には向いてない
・加熱したとき素手で持てない
・リフィル麺の調理ができるが別にありがたくない
友達など複数人でラーツーをするときですね。容量的に2人分以上のお湯を一度に沸かすのは厳しいです。あくまでソロ向けです。
また、フタの取っ手や、本体の持ち手部分が短いので、火にかけると熱くて素手で持つことができません。耐熱グローブなどを使うことになるのですが、かなり持ちづらくなってしまいます。
そしてこのラーメンクッカーはリフィル麺を調理するのにぴったりサイズなのですが、あまりメリットを感じません。リフィル麺って馴染みがないし、入手するのも簡単じゃないですよね。この中でラーメン作るとフチも熱くなるので、直接口をつけてスープを飲むのがつらくなってしまいます。
それだったらカップラーメンにしたほうが、洗い物もしなくて済むし、ストレスなく食べられます。
まとめ
以上、ラーメンクッカーをおすすめできる理由でした。
ラーツーはもちろん、キャンプや家でも幅広く使えるので1つは持っていても損はないアイテムだと思います。

キャプテンスタッグ ステンレス ラーメンクッカー570ml リフィル用 M-5512

ソト(SOTO) マイクロレギュレーターストーブ ウインドマスター SOD-310
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