こんにちは!のとむらです。コールドスチールのナイフといえば、日本刀をモチーフにした武器寄りなイメージが強いですよね。
肉の塊をぶった切ったり、車のボンネットを突き刺さしたりする動画を観たことがある人もいるのではないでしょうか。
攻めまくりのものが多いなか、コールドスチールっぽくないフォールディングナイフを見つけたので買いました。
その名は「ポケットブッシュマン」。
今回は、このナイフの切れ味やら耐久性を検証したいと思います。結論から言うと、バトニングだけはやめたほうが無難です!
コールドスチール ポケットブッシュマン

アメリカに拠点を置くコールドスチール。
こちらのポケットブッシュマンは古めかしいデザインが印象的ですね。
良い意味でコールドスチールっぽくありません。
むしろファイナルファンタジーの武器に出てきそうな感じ。

最初はこんな箱に入っています。意外とちゃんとしていてびっくり。

こちらが実物。鈍く、重厚感のある輝きを放っております。
ブレードもハンドルどちらもステンレス製です。

背面にはポケットクリップ。
ジーンズの前ポケットに差し込めるので便利です。

ブレードを開くとこんな感じ。

反対側。
フォールディングナイフとしては大型

ポケットブッシュマンは刃長が約114mm。

大きいことで有名なバックの「フォールディングハンター#110」よりも一回り大きいです。
特にハンドルが長いですね。もうちょっと短くても良い気がしますが、カッコイイので許しましょう(笑)

刃厚は約3.5mmと、そこそこ厚いです。
変わったロックシステム
ブレードにはサムスタッドが付いているので、一応ワンハンドオープンできるみたいです。
が、私はパワー不足で無理だったので両手で開いています(笑)

閉じるときの動作はちょっと変わっていて、こちらの黒い紐を引っ張りながら畳むシステム。
けっこう強く引っ張らないといけないので手が疲れるんですが、面白いギミックなので許せます(笑)
切れ味

では切れ味を見てみましょう。まずはコピー用紙から。
あらゆる角度から切れますね。少し引っかかりがあり、まっすぐ切るのは難しいですが、許容範囲です。

続いてわりばしフェザースティック。こちらも良く削れます。サクサクでもスルスルでもなく、カリカリという感触。
ではいよいよフィールドテスト。直径3cmほどの枝をチョッピング。

思った以上に威力が弱く、時間がかかりました。
ハンドルが金属なうえに薄いので、思いっきり叩こうものなら自分の手にダメージが跳ね返ってきます。

続いてバトニング。本来フォールディングナイフのバトニングは法度なのですが・・・
コールドスチール社が宣伝動画で思いっきりやっていたので、やっちまいましょう。

割れたけど・・・威力が弱い!
しかも叩くたびにロックがガショガショ動くので、壊れるんじゃないかと思いました。
普通のフォールディングナイフよりは頑丈なんでしょうけど、やはりロックにダメージを受けるのでバトニングは絶対にやっちゃダメですね。
宣伝動画も、鵜呑みにはしないほうが良さそうです。

とはいえ刃こぼれなし。鋼材の靭性は高いようです。

割った薪でフェザースティック。
こちらは問題なく削れました。
ブレード鋼材

ポケットブッシュマンのブレード鋼材はドイツ製の「ジャーマン4116ステンレス」。
あんまり聞いたことない鋼材ですが、エッジ保持能力が高いそうです。
また、サブゼロ処理という、なんだかわからん処理によって耐摩耗性を向上させているとのこと。
たしかに切れ味は良かったですし、チョッピングしても刃こぼれしなかったので、良い鋼材だと思います。
ハンドル材
ハンドル材は「420ステンレス」。
冬に素手で持つと冷たいですが、熱が伝わるのでだんだんあったかくなってきます。
一瞬でもヒヤッとするのが嫌な場合、手袋をして持てば大丈夫です。
メリット
・フォールディングナイフとしては頑丈
・ハンドル内部の構造がシンプルなので洗いやすい
デメリット
・頑丈だがフォールディングナイフである以上、バトニングはできない
・ハンドルが平べったいので、力を入れて握るのが難しい
まとめ
コールドスチールのポケットブッシュマンは、本格的にハードな作業をするには不向きですが、細かい作業やそこそこ力技が使えるので汎用性は高いかなと思います。
シースナイフ好きだけど、シースすぐどっかやっちゃって毎回探すハメになっている人におすすめです(笑)
上手く使えば、これ一本でキャンプ作業がこなせるんじゃないでしょうか。

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