本当に使えるアウトドアナイフおすすめ7選【切れ味検証済み】



こんにちは!のとむらです。空前絶後のキャンプブームにより、市民権を得つつあるアウトドアナイフ。

キャンプは好きだけど本格的なナイフを使ったことがない、または欲しいけど何を買ったらいいのか分からないという人は多いはず。

というわけで今回は、私が実際に使ったことのある、キャンプにおすすめなアウトドアナイフを紹介したいと思います。

切れ味は全て検証済みなので、参考にしてみてください。

 

アウトドアナイフとは?

薪割り、釣った魚を捌く、ロープの切断など、アウトドアでの使用を目的としたナイフ。

特に決まった形状があるわけではないのですが、刃長は約100mm前後が最も使いやすいと言われており、実際にそのぐらいのサイズのものが多いです。

これを標準サイズとして、用途や好みに合ったナイフを選ぶと良いでしょう。

ナイフの形状は3種類

アウトドアナイフだけでなく、ナイフ全般に言えることですが、形状は以下の3種類です。(まれに例外あり)

【シースナイフ】
鞘付きの短剣のような形状をしたナイフ。3種の中では最も耐久性が高い。構造がシンプルなため、水洗いしやすいというメリットも。持ち運びはしにくく、サイズが大きいものだと研ぐのが大変。

【フォールディングナイフ】
折りたたみ式のナイフ。持ち運びに便利で、使いたいときにサッと取り出せる。しかし耐久性が低い傾向にあるため、薪割りなどのハードな使い方には不向き。内部に水や汚れが入るとロックのスムーズさが失われてしまう。

【マルチツール】
一つのハンドルに、ナイフをはじめとする様々なツールが集約されたもの。持ち運びに便利だが、耐久性は3種のなかで最も低く、使い勝手も専門の道具に劣るので作業に時間がかかる。しかし使い手によっては、これ一つで様々な道具を生み出す人もいる。

刃の鋼材は大まかに分けて2種類

ナイフの刃の鋼材は色々ありますが、まず炭素鋼とステンレス鋼の2種類に大別されます。さらにそこから鋼材ごとに派生していく感じ。

炭素鋼、ステンレス鋼のどちらに属しているかで性質が決定的に変わってくるので、購入の際はよく吟味しましょう。

【炭素鋼】
切れ味が良くて研ぎやすいが、錆びやすい。A2、1095高炭素鋼、ハイス鋼など。

【ステンレス鋼】
切れ味と研ぎやすさは炭素鋼に劣るが錆びにくい。サンドピック14C28N、154CM、420HCなど。

 

炭素鋼はカーボンと呼ぶこともあり、ステンレス鋼はステンレスと呼ぶこともあります。

ちなみに、初心者の方にはステンレス鋼がおすすめ。サビにくいという点で扱いが圧倒的に楽だからです。

炭素鋼は水に濡れると数時間で錆びるので、使うたびに水分をきっちり拭き取らなければいけません。こまめにメンテナンスするのが好きなのであれば、炭素鋼を選ぶのもありです。

ナイフの切れ味を決定づける要素

ナイフの切れ味は、鋼材と焼き入れ処理の精度で決まると言われています。

同じ鋼材を使っているナイフでもメーカーによって切れ味に差が出るのですよね。

また、評判の高いメーカーだとしてもモデルによって切れ味が違うので、良いアウトドアナイフを手に入れるのは意外と難しいです。

結局どのアウトドアナイフがおすすめ?

うんちくを語られたところで、実際に使ったことがないとイメージがつきませんよね。

でもご安心ください。これから紹介するアウトドアナイフはすべて私が実際に使ったものであり、一定以上の切れ味があることを確認済みです。

迷ったら、この中から一番自分のニーズに合ったものを選べば失敗しません。

MORAKNIV(モーラナイフ)ガーバーグ マルチマウントモデル

刃長:約109mm
重量:約170g(ナイフのみの重量)
刃厚:約3.2mm
ブレード鋼材:サンドピック14C28Nステンレス鋼
ハンドル材:ポリアミド
シース:プラスチック(マルチマウントシステムパーツ付き)

オールマイティーに使えるアウトドアナイフをお探しならダントツでおすすめしたいのがこちら。

フルタング構造なので耐久性が非常に高く、バトニングやとチョッピングなどのハードな作業が思う存分できます。

[フルタング]
刃の先端からハンドルの終わりまで、一枚の鋼材でつながったナイフのこと。

[バトニング]
ナイフを薪の上に乗せて、上から木材でコンコン叩いて割る技法。

[チョッピング]
ナイフを斜めに振り下ろして木を切断する技法。

 

わりばしを削ったときの切れ味。あまり薄くは削れません。

バトニング時。木が硬すぎるあまり土台にしていたブロックが壊れましたが、しっかりと刃は食い込んでいます。

見事、割ることに成功。この威力なら市販の薪を買わなくても薪が作れますね。

チョッピング時。太い木がみるみるえぐれていくのが分かる。

切断成功。杭のような形に。

 

切れ味は刃持ちを良くするためにあえて控えめになっていますが、もともと鋼材の質が良いので、木を削ったり食材を切ったりと、アウトドアでの使用には必要じゅうぶん。

峰の部分はファイヤースターターのストライカーとして、ハンドルエンドから突き出た鋼材はハンマー代わりに使えます。

ハンドルとシースがプラスチックで出来ているため、水に濡れても全く問題ありません。手荒に使えるという点では間違いなく最強です。

付属のマルチマウントシステムを使えば、リュックのショルダーストラップに取り付けることが可能。もちろん腰のベルトにも取り付けられます。

使うときだけリュックから取り出す派の人は、シースだけの状態にするのも良いでしょう。

デメリットは重心がハンドル寄りで、刃先がコントロールしづらいこと。

MORAKNIV(モーラナイフ)コンパニオン ヘビーデューティー ステンレスモデル

刃長:約104mm
重量:約104g(ナイフのみの重量)
刃厚:約3.2mm
ブレード鋼材:サンドピック12C27ステンレス鋼
ハンドル材:ラバー
シース:プラスチック(ポケットクリップ付き)

圧倒的なコストパフォーマンスと鋭い切れ味が魅力の一本。

わかりやすく言うと、先ほど紹介したガーバーグより耐久性が低いぶん、切れ味が良いのが特徴です。

そしてその切れ味は今回紹介するアウトドアナイフのなかで第2位。わりばしなんかは果物の皮みたいにスルスル削れます。

フルタングではないですが、刃厚が約3.2mmあってそこそこ頑丈なので、写真のような割りやすい薪ならバトニングしても問題ありません。(写真のは炭素鋼モデルですが)

軽くて小回りが利くので、調理用ナイフとしてもGOOD。

安くて良いアウトドアナイフが欲しい人におすすめな一本です。

ガーバーグと併せて持って行くと、お互いの弱点を補えるので、ほぼ無敵になります(笑)

デメリットはハンドルがベタつくこと。グローブをすれば気にならなくなるかもですが。

MORAKNIV(モーラナイフ)エルドリス

刃長:約59mm
重量:約80g(ナイフのみの重量)
刃厚:約2mm
ブレード鋼材:サンドピック12C27ステンレス鋼
ハンドル材:TPEラバー&ポリプロピレン(中央部)
シース:プラスチック

今回紹介するアウトドアナイフのなかで一番の怪物。

まず、この小ささにして細い薪ならバトニングができてしまいます。ブレードの峰もファイヤースターターのストライカーとして使用可能。

切れ味はガーバーグと同等で控えめですが、小回りが利くので、フェザースティック作りに最適。

あとで鋭角に研ぎ直して切れ味重視にするのも良いでしょうね。

軽くて持ち運びがしやすく、水洗いができるので管理も楽々。見た目がかわいいので、周囲に威圧感を与えません。

コンパクトサイズで実用性最強のナイフが欲しい人におすすめです。

デメリットは刃が短いので調理用には不向きなこと。頑張ればリンゴも切れますけどね(笑)

BUCK(バック)フォールディングハンター#110

刃長:約95mm
重量:約204g(ナイフのみの重量)
刃厚:約3mm(一番厚い部分で)
ブレード鋼材:420HCステンレス
ハンドル材:ウッドマイカルタ(合板)
ケース:本革(ベルトループ付き)

フォールディングナイフとしてはおそらく世界一有名なナイフ。

先ほど紹介したモーラナイフ3連弾と比較すると、重いうえに実用性が若干劣りますが、それを補えるほどの完璧なデザインとかっこよさが魅力。

人間工学に基づきまくったナイフも良いですが、こういう無骨なナイフで渋くキャンプをするのもオツなものですな。

使い勝手も決して悪いわけではなく、アウトドアで使用するにはじゅうぶんな切れ味と耐久性を誇ります。

太い枝は周りを少し削ってやれば簡単に折れる。

鶏の胸肉もスッパスパ。切った食材がおいしそうに見えるのもこのナイフの魅力です。刃長が長いので調理にもぴったり。汚れたらウエットティッシュで拭けばキレイになります。

バックロック式なので片手でブレードを開閉することはできませんが、そのぶん強固なので、ロックが壊れてしまう心配はほとんどありません。

立ち位置としてはシースナイフとフォールディングナイフの中間といったところ。

もともとハンティングナイフとして作られたナイフであり、猟師さんの中にはこれ一本で獲物を解体する人もいるのだとか。

使い込むほどに味が出てくるので、一生の宝になるナイフが欲しい人におすすめです。

デメリットは真鍮製ハンドルのため、緑青(ろくしょう)というサビが出やすいこと。革ケースに入れっぱなしにせず、たまに出してあげてください。

KELLAM(ケラム)ウルヴァリン

刃長:約95mm
重量:約120g(ナイフのみの重量)
刃厚:約3.3mm
ブレード鋼材:SPT炭素鋼(SPTは熱処理の一種のことで正式な鋼材名は不明)
ハンドル材:カーリーバーチ(天然木)
シース:本革(ベルトループ付き)

今回紹介するアウトドアナイフのなかで切れ味最強なのがこちら。

SPTという特殊な加工を施した炭素鋼で、そのへんのナイフでは太刀打ちできないような硬い木でも削ることができます。

もちろんわりばしのような柔らかい木ならスルスル。(切れすぎてすぐぶつ切れてしまうため、上手く削れなかった泣)

鏡のように光り輝くブレードと、木のあたたかみあるカーリーバーチハンドルは、芸術品かと思うほどの完成度で、正直使うのがもったいないと感じるほど。

私は買ってから使うまでに一年ほど躊躇しました(笑)

シースの作りもしっかりしており、逆さまにしてもナイフがすっぽ抜けません。

ブッシュクラフトが好きな人や、キャンプは雰囲気重視という人におすすめのナイフです。

デメリットは刃とハンドルともに水濡れに弱いこと。調理には使わず、フェザースティック専用のナイフにすると良いでしょう。

LEATHERMAN(レザーマン)フリースタイル

刃長:約66mm
重量:約142g(本体のみの重量)
刃厚:約2mm
ブレード鋼材:420HCステンレス
機能数:6
ケース:なし

マルチツールで有名なレザーマンの機能最小限モデル。

なんとプライヤーとナイフの2つしかありません。

しかしながら「ソロで焚き火をする」という限定的な局面においては、今回紹介するアウトドアナイフのなかでは最強に使いやすいです。

プライヤーは焚き火の最中に落っこちた熱々の炭を拾うのに便利。

私は点火の際にマッチを使う派なのですが、プライヤーでつかめば奥深くに突っ込めるので、よりいっそう火が起こしやすくなります。

ナイフの切れ味も良く、特に波刃部分で木を削るとケラムウルヴァリンに匹敵するほどの切れ味を発揮(左が直刃、右が波刃で削ったもの)

背面にはポケットクリップが搭載されており、ナイフは片手で開閉できるライナーロック式です(ちょっとやりにくいけど)

ズボンの前ポケットに挟んでおけば、使いたいときにサッと取り出せます。

枯葉や小枝など、燃やせる物がたくさん落ちている場所であれば、このフリースタイルと火種だけで焚き火が難なくこなせるでしょう。

デメリットは構造が複雑なため、砂粒一つ入り込むだけで不具合を起こしかねないこと。地面に落っことさないように注意です。

LEATHERMAN(レザーマン)シグナル

刃長:約69mm
重量:約212g(本体のみの重量)
刃厚:約3mm
ブレード鋼材:420HCステンレス
機能数:19
ケース:ナイロン(ベルトループ付き)

こちらも同じくレザーマンのアウトドアに特化したモデル。

今回紹介するナイフのなかでは最もロマンに溢れた一本。

それぞれの機能は専門の道具に劣りますが、たとえばキャンプ地でナイフ・ノコギリ・ペグ打ちハンマーが必要な場合、これ一本でまかなえるので荷物のパッキングが楽になります。

サイズはフリースタイルより一回り大きく、重量は2倍以上とズッシリ。

ナイフの切れ味はバツグン。左が直刃、右が波刃で削ったものです。

ノコギリはかなり優秀で、手先が不器用な私でも難なく薪を切断できました。

不便さを楽しみたい人や、かっこいいマルチツールが欲しい人におすすめです。

私はたまに用もなく引っ張り出して、カチャカチャ遊んでいます(笑)

デメリットはフリースタイルと同様。

ナイフ初心者におすすめの砥石

ナイフは使うたびに切れ味が落ちるので、切れなくなってきたら研ぐ必要があります。

しかし手先が不器用な人が研ぐと高確率で失敗し、最悪元に戻せません。私はキレッキレのヘビーデューティーを研いだ結果、ナマクラにしてしまったことがあります。

そこでおすすめなのが、スパイダルコのトライアングルシャープメーカー。

スティック状の砥石にこすりつけながらナイフをまっすぐ振り下ろすだけなので、誰でも簡単に研ぐことができます。

水も油も使わないので下準備がいらず、すぐに取り掛かれるのがメリット。

研げる角度が片側15度と20度しか選べないのでコンベックスに仕上げることはできませんが、今回紹介した7本のナイフなら全部これで研げるので大丈夫です。

セカンドベベルを付けたり、波刃を研ぐこともできます。

まとめ

気になるアウトドアナイフはありましたでしょうか?切れ味をランキングするとこんな感じです。

1位:ウルヴァリン
2位:ヘビーデューティー
3位:シグナル
4位:フリースタイル
5位:フォールディングハンター#110
6位:エルドリス
7位:ガーバーグ

私はナイフが好きなのでたくさん持っていますが、もし一本だけしか買えないとしたら、あらゆる作業がこなせるガーバーグを選びます。切れ味の繊細さはこのなかで最下位ですが、大きな木を切り崩すパワーは最強だからです。

いきなり値段が高いナイフを買うのはちょっと・・・という場合は、ヘビーデューティーから始めて、必要に応じて徐々に買い足すのが良いでしょう。

 

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