こんにちは!のとむらです。フランスの肥後守とも呼ばれているオピネル。数あるナイフのなかでも有名で、アウトドアショップや雑誌でよく見かけます。
しかし、その一方で切れ味があんまり良くないとの意見も。
そこで今回は、その真相を確かめるべく、箱出し新品状態のオピネル(カーボンのほう)で切れ味を検証していきたいと思います。
検証するオピネルナイフの種類
切れ味をチェックするにあたり、使用するのは炭素鋼(カーボン)モデルの8番。
オーソドックスなモデルです。
コピー用紙を切る
まずは小手調べにコピー用紙から。
なんとびっくり、普通に切れました。
まったく摩擦感がないほどスムーズではないですが、特に引っかかりもありません。
切れないという噂はデマだったのでしょうか?今度は斜め方向に動かしてみましょう。
ビリッ・・・おや?破けてしまいましたね。
毎回こうなるわけではないですが、斜めに切ると強い引っかかりを感じ、ときおり破けてしまいます。切れ味が悪いと言われている理由はこれなのかな?
どうも斜めの動きが苦手みたいですね。
わりばしでフェザースティックを作る
続いて、わりばしを削ってフェザースティックを作ります。
うむ、ちゃんと削れましたね。
しかし、ちょっと力をかけないと刃が入らないのと、厚切りになってしまうのが気になります。
空き缶を切る
続いてはアルミの空き缶。じつは空き缶は、小さすぎるナイフだとパワーが足りず、突き刺さってくれません。
オピネルは刃厚が薄くて軽いので不安だったのですが、ちゃんと突き刺さりました。
ただ、切り口はあんまりキレイじゃないです。
トマトを切る
続いてはトマト。まな板がなかったのでアルミホイルの上で失礼。
ザクザク・・・一応切ることはできましたが、強い摩擦感がありました。とくに皮が一発で切れず、引きちぎるような切り方に。汁も少し飛び出てしまっています。
トマトのように、切り口が汚いとまずそうに見えてしまう食材には、箱出し状態のオピネルは使わないほうが賢明だということが分かりました。
えんぴつを削る
続いてはえんぴつ削り。オピネルはフランスの肥後守とも呼ばれていますが、本物の肥後守はその昔、えんぴつ削りとして使われていたのだそう。
ということは当然オピネルも同じことができるはず!先ほどのわりばしよりも若干固めのえんぴつでトライ!
じゃじゃーん、できましたね!
ただ、やはり刃がスムーズに入っていかず、途中で滑ったり、勢いあまって深く削れてしまったりと、作業が難しかったです。
初期の切れ味は75/100点といった感じですね。
研ぎ直しは必要か?
切れ味を検証した結果、必ずしも研ぎ直しは必要ないなと思いました。
切り口がキレイにならないというだけで、食材はちゃんと切れるし、柔らかい枝ならフェザースティックも作れます。ただ、満足いく切れ味にあと一歩届かないという感じ。
研ぎに自信がある方はやってみる価値ありありです。
もし自信がない方は、革砥を使えば簡単にキレッキレになります。
まとめ
オピネルの炭素鋼モデルは、箱出し状態でもそこそこ切れることが分かりました。
少なくともキャンプや釣りに持って行って、「まったく切れねえやこのナイフ!」ということにはなりませんので、ご安心ください。
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