水濡れに強いオピネルアウトドアの切れ味と実用性を検証してみた



こんにちは!のとむらです。世界一売れているナイフ「オピネル」。

ぬくもりのあるウッドハンドルと、持ち運びのしやすさが魅力的ですよね。

しかしその反面、ハンドルが膨張して刃の開閉がしづらくなるというデメリットがあります。

そこで今回は、オピネルの弱点である「水分」を見事克服したモデル、「オピネルアウトドア#8」を紹介したいと思います。

 

オピネルアウトドア#8

折りたたみ構造はそのままに、ハンドルがプラスチックになったモデル。

ツートンカラーが印象的ですね。

刃長は85mmで、通常のオピネル8番と同じサイズ。

刃厚は約2mmと、通常のオピネルよりも少し厚くなっています。耐久性の向上も期待できますね。

ブレードは根本から約35mmが波刃になっており、ロープやダンボールを切断するのに便利です。

縦長の穴はシャックル機能というものらしいのですが、使い方がよくわからんので端折ります(笑)

ブレード鋼材は錆に強いステンレスです。

折りたたむと手のひらサイズ。

私は普通より少しだけ手が大きいのですが(親指の付け根から小指側のもっとも脹らんだ部分までが約10.5cm)握り込むとジャストフィットでした。

オピネルアウトドア#8の切れ味

では切れ味をみていきましょう。オピネルは初期の切れ味があまりよろしくないので、研いでから行います。

 

まずはコピー用紙から。多少引っかかりを感じましたが、スパッと切れました。

 

続いて、わりばしフェザースティック。やや厚く削れてしまいますが、焚き付けとしてはじゅうぶん。

 

続いて、波刃でダンボールも切ってみます。研ぐ前と比べて切りやすくなりました。波刃部分も研げばちゃんと切れ味が良くなるみたいです。

ちなみに私は特殊な研ぎ器を使っているうえ、ヘタクソなのでこれが限界ですが、研ぐのが上手くて砥石をいくつも使い分けているような人が研いだら、もっとキンキンな刃になると思います。

水濡れに強い

続いて水に濡らしてみましょう。

水分を拭きとり、乾かした後にどうなるか見てみましたが、なんの問題もありませんでした。

ブレード開閉がしづらくなるといった不具合もなかったですね。

ただ、ステンレスといえど水に濡らしたまま放置すれば錆びるので、大事に扱う必要はあります。

ちなみにハンドルの材質は、ポリアミドと硝子ファイバー。

ポリアミドはモーラナイフの「ガーバーグ」と「エリドリス」のハンドルにも使われています。

ホイッスル付き

ハンドルエンドには、約300m先まで音が届くホイッスルを搭載。

山で遭難したときや、崖から落ちて助けを呼びたいときに役立ちそうですね。

軽い

「オピネルアウトドア#8」は重量が約62g。

通常のオピネル8番(約50g)と比べると若干重いですが、それでもフォールディングナイフとしては軽いです。

ほとんど重さを感じないので、持ち運びしやすいのがメリット。

ただし軽いぶん、堅い木に刃をめり込ませるのが難しくなります。

威圧感が少ない

「オピネルアウトドア#8」はポップな色合いのおかげで、威圧感が少なめです。

怖がらせてしまうリスクが下がるので、ナイフに詳しくない人と一緒にキャンプするときに良いんじゃないでしょうか。

個人的にこういうナイフナイフしてないナイフ好きです。

デメリット

・ハードな使い方ができない
・初期の切れ味が悪い

・ハンドルが少しベタつく

デメリットはこれらですね。通常のオピネルより頑丈とはいえ、バトニングやチョッピングといった、力がかかる作業には向いていません。

切れ味については研げばなんとかなります。

ハンドルのベタつきについては、気になってしまう人と、全く気にならない人に分かれるでしょうね。

まとめ

オピネルアウトドア#8は、水濡れを気にせず使えるので調理に向いていると思います。

力技が使えないので、これ一本だけでキャンプをこなすには知恵と工夫が必要ですが、そこを楽しめる人にはおすすめですね。

 


OPINEL(オピネル)オピネルアウトドア#8 BL(ブルー) 41450

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA