こんにちは!のとむらです。アメリカ軍でかつて使われていた飯盒「USメスキットパン」。
軍の放出品として売られていますが、値段が高かったり、中古やデッドストック品だったりして、完全にキレイなものを手に入れるのは困難です。
そこで候補となるのが、本物の形を再現したレプリカ品。
今回は、「YMCLKY」というメーカーから出ている、USメスキットパン(レプリカ)の品質を検証してみたいと思います。
結論から言うと、タイトルにあるようにピカピカで、ハンドルの動きも閉じたときのロック具合も問題なかったです。
YMCLKYオリジナル 米軍タイプ パンメスキット
ミリタリー系アイテムや軍の放出品などを取り扱っている 「YMCLKY」 。
検索すると「ミリタリー百貨シービーズ」っていうお店が出てきて、同一ブランドなのか、別物なのかちょっと分からなかったのですが・・・まあいいでしょう!
こちらのUSメスキットパンは、みるからにピッカピカ。
がんばって探さないと見つからないくらいの細かい擦り傷ぐらいしかありません。
軍の放出品である本物は、調理器具や食器としての使用を推奨しておらず「もしお腹こわしても自己責任でお願いしますね」というスタンスなのですが、
こちらのレプリカは新品食品衛生法による規格基準をクリアしているため、調理器具や食器として使えるそうです。
横から見るとこんな感じ。
Dカンと呼ばれる部分。リュックなどに引っ掛けることができます。
裏側もピッカピカ。
手に持ったときの重量感はそこそこ軽いです。(本物はもう一段回重い)
薄手のステンレスなので、指で押すと少しベコっとします。(本物は少し厚いけど、それでも指で押すとペコッとする)
蓋を開けてひっくり返せばお皿に。
内部もかなりキレイです。
折りたたみ式のハンドル。動きは滑らかで、閉じるときもカチッと軽快にはまります。
このあと実際にガスコンロで使ってみたのですが、ハンドルの中央あたりから先端までは素手で持っても熱くありませんでした。
ただ、何回か使うと左右へのガタつきが多少出てきますね。
ハンドルの末端に蓋を引っ掛けると、重ね合わせることが可能。このあたりも本物と一緒です。
気になった点
・蓋を閉じたときに少し隙間がある
・ハンドルの耐久性が不安
気になった点はこれらですね。
焚き火で調理するときは灰を舞い上げないよう気をつけたり、水をたっぷり入れた状態でハンドルを掴んで運ぶのは控えたほうがいいでしょう。
いちおう満水状態でハンドルを掴んで持ち上げても折れはしませんでした。
本物との違い
本物を忠実に再現しているとのことですが、ところどころ違いがあります。(写真は左が本物で、右がレプリカ)
デザイン
本物にはロゴの刻印がある。あとは何箇所か形が違う
質感
本物はマットな質感でくすみがある。レプリカはつるつるでキレイ。
厚み
本物のほうが若干厚い。ただし指で押せばへこむ。
重量
本物のほうが体感的に1.3倍ほど重い。
各部の動き
本物は蓋が固くて開けるのに力が要る。ハンドルのガタつき具合が大きい。
まとめ
本物は何種類かあるので全部がそうとは言えないのですが、耐久性は本物のほうが上で、精度はレプリカのほうが上って感じです。
ただ個人的には、どちらも一長一短があり、大差はないかなと思いました。
本物のほうが厚みがあるとはいえ、家庭用のステンレス鍋と比べればぜんぜん薄いですからね。
調理器具としては期待しすぎず、ミリタリーの雰囲気を楽しむために使うのが良いと思います。
YMCLKYオリジナル 米軍タイプ パンメスキット
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