高カロリーだけじゃない!マヨネーズの栄養素とおいしい活用方法

私たちの身近にある調味料、マヨネーズ。脂質がたっぷりで高カロリーなイメージが強いですが、実は体に良い栄養素もたくさん含まれています。

また、厳しい品質基準をクリアしている、保存性が高いなど、私たちが知らないすごい力を持っているのです。マヨネーズを上手に活用して、健康に役立てましょう。

 

マヨネーズとは?

マヨネーズの主な材料は食用油、卵、酢の3つであることは有名ですよね。市販されているマヨネーズには塩、胡椒、マスタードなども加えられています。

全卵と卵黄の違い

日本のマヨネーズは大きく分けて、卵黄を使うタイプと、全卵を使うタイプの2つ。

銘柄でいうと、卵黄タイプはキューピーのキューピーマヨネーズ。全卵タイプは味の素のピュアセレクトマヨネーズが有名どころです。

卵黄タイプ:キューピーマヨネーズ
全卵タイプ:ピュアセレクトマヨネーズ

歴史が古いのはキューピーのほうで、卵の卵黄だけを使うキューピーに対抗するような形で、味の素が全卵タイプのピュアセレクトマヨネーズを製造し始めたのだそう。

卵黄タイプのほうは卵白を使っていないぶん、コクがあって酸味が強く、味が濃いのが特徴で、全卵タイプはさっぱりとした味で酸味が少ないのが特徴とのこと。

私はなんとなくキューピーマヨネーズがマヨ界最強だと思っていましたが、これは味の好みによって意見が分かれそうですね。

マヨネーズの栄養素

製品によって原材料が微妙に違うので、栄養素も異なるのですが、ここではキューピーマヨネーズを例にして栄養成分を見てみましょう。

キューピーマヨネーズの成分は以下のようになっています。

大さじ1杯(15g)あたり
エネルギー:100kcal
たんぱく質:0.4g
脂質:11.2g
炭水化物:0.1g
食塩:0.3g

表示上、たしかにカロリーと脂質が高いですね。たんぱく質が少なく感じるのは、450gのマヨネーズ内に卵黄が4個という比率だからです。

また、公式の栄養成分はこれだけですが、実際は様々なビタミン、ミネラルが含まれているようで、以下のような効果が期待できることが調べで分かりました。

ビタミンA:風邪、夜盲症の予防
ビタミンD:カルシウムの吸収を高める
ビタミンE:抗酸化作用によるアンチエイジング
ビタミンK:骨、血管の健康維持
レシチン:認知症予防
リノール酸:血中コレステロールを減らす
ルテイン:眼病予防
カルシウム:骨や歯をつくる

他にもいろいろあるのですが、分かりやすい栄養素だけピックアップしました。なかでもビタミンEとKの含有量が高いようです。適量であれば体に良さそうですね。

厳しい品質基準をクリアしている

マヨネーズはある一定の基準を満たしていないと「マヨネーズ」という商品名を名乗ってはいけないことになっています。

その基準は農林水産省により、以下のように定義されています。

”半固体状ドレッシングのうち、卵黄又は全卵を使用し、かつ、必須原材料、卵黄、卵白、たん白加水分解物、食塩、砂糖類、はちみつ、香辛料、調味料(アミノ酸等)及び香辛料抽出物以外の原材料を使用していないものであつて、原材料に占める食用植物油脂の重量の割合が65%以上のものをいう。”

引用元:http://www.maff.go.jp/j/kokuji_tuti/kokuji/k0000991.htmlより

これを読むとちょっと難しいのですが、要するに入れていい成分が限られているということですね。私は添加物に関して詳しく分かりませんが、この品質基準に基づいて作られているという話を聞くだけでも少し安心できます。

また、油が65%以上ということは、やはりマヨネーズは脂質が高いものだということが伺い知れますね。

日本のマヨネーズは海外から大人気

海外のマヨネーズは、味がさっぱりめの全卵タイプが主流のため、卵黄を使う日本のキューピーマヨネーズは、クリーミーでおいしいと評判が高いようです。

日本のマヨネーズを知らない海外の人がいたら、食べさせてみたくなりますね。

スパイシーな旨味!無添加マヨにおすすめ「松田のマヨネーズ」

2019年7月23日

トマトにつけて食べるとリコピンの吸収率がアップ

トマトに含まれるリコピンには、活性酸素を排除し、アンチエイジングだけでなくガン予防にも効果があると言われています。

そのまま食べても良いですが、乳製品や油などと一緒に摂取すると吸収率がアップするので、ぜひ油分の多いマヨネーズをつけて食べたいところです。

実際のところは油で加熱したり、オリーブオイルにつけて食べたほうが吸収率がさらに良くなるそうですが、オリーブオイルって本物のエキストラバージンはけっこう高いので、コスパの面ではマヨネーズのほうがお手軽かなと思います。

非常食としてもおすすめ

マヨネーズは常温保存が可能で、酢が含まれているため菌が繁殖しにくいそうです。

大さじ1杯で100kcalにもなるので、よほど気温が高い時期でなければ、登山に行く際の非常食として最適なのではと私は思います。

実際、登山中に遭難した人で、わさびマヨネーズで飢えをしのいだという話を聞いたことがありますし。

栄養の観点で考えれば、もっと非常食にふさわしい食品はあると思うのですが、マヨネーズみたいに、普段はそのまま食べたいと思わないような食品を非常食にしたほうが良い気がするのですよね。

私の場合、非常食がカロリーメイトとかだったら、お腹がすいたときに食べてしまいそうなので(笑)

コスパの高い活用方法

自宅で料理をしようと思ったときに、油が切れてるなんてことがありますよね。

そんなとき、マヨネーズで代用することができます。ちょっと茶色くなってしまうのがネックですが、少量でも焦げ付きにくいので、目玉焼きやチャーハンを作るときに便利です。

また、マヨネーズの減りが遅いご家庭では、マヨネーズの中身がなくなる前に賞味期限が切れてしまうこともあるかと思いますが、ちょこちょこマヨネーズを油代わりに使うことでムダを減らすことができます。

チーズマヨネーズごはん


私が食事を手軽に済ませるときによくやる手法なのですが、パックライスの上にとろけるスライスチーズを載せて、マヨネーズをかけて食べるとおいしいのでおすすめです。手順を以下に記します。

1.パックライスを少し熱めに電子レンジでチンする
2.フタを半分ほど開けて、とろけるスライスチーズを滑り込ませる
3.フタを閉じてしばらく待つとチーズが溶ける
4.マヨネーズをかけて完成


ごはんの熱で良い感じに溶けるチーズ。


マヨネーズとごはんだけだと合わないのですが、間にチーズをはさむとおいしくなります。七味をかけてもGOOD。

※チーズが溶けない場合は、電子レンジ500Wで10~20秒ほど温めると良い感じに溶けますよ。

まとめ

マヨネーズの素晴らしい側面を取り上げてみました。

上手に摂取すれば、健康の強い味方になってくれそうですね。電車が立ち往生してしまったときの非常食として鞄に忍ばせておこうかな~

 


松田 マヨネーズ・辛口 300g

 

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