ライオンスチールM5使用レビュー。おしゃれな見た目に隠された長寿命設計



こんにちは!のとむらです。イタリアといえば、おしゃれで優雅なイメージがありますが、製作されるナイフもまた、おしゃれで優雅です。

それが故に、実用重視のナイフユーザーからは敬遠されがちなのですが、

パッと見で気付きにくいだけで、実用性が非常に高かったりするんですよね。

そこで今回は、万能で一生モノになり得るイタリア製ナイフを紹介したいと思います。

 

ライオンスチール M5

イタリアに拠点を置くライオンスチール。

こちらのM5は、荒々しい雰囲気でありつつ、シルエットが美しいですね。

ハンドルはライオンの立髪のような色をしています。

それでは形状やら構造を見ていきましょう。

カチッとしたフォルムでありながら、ギラリと鈍い光を放つブレード。

写真だと曇って見えますが、実際はもっとキラキラしています。

刃長は約115mmと、シースナイフとしては標準的な長さ。

ブレード形状は多目的に使えるユーティリティー。

エッジ形状は切れ込みの良いホローグラインドです。

反対側はこんな感じ。

刃厚は約4.5mmのフルタング。

バトニングするには十分な厚みです。

ブレードの背は、角が立っているものが多いアウトドアナイフとしては珍しく、丸みを帯びています。

ハンドル材はオリーブウッド。

表面加工がされており、サラサラとした質感です。

エンド部分は鋼材が突き出しており、ハンマーとして使えます。

手に持った状態。

ハンドルはゴツゴツした見た目に反して、曲線的な形状となっており、指がかかる部分はきちんと窪んでいるためフィット感抜群。

強く握っても手が全く痛くありません。

ランプも丸みを帯びているおかげで、親指を置いたときの不快感ゼロです。

付属のレザーシース。

見た目がオシャレなうえに、堅く分厚く、作りがしっかりしています。

私は革の専門家ではありませんが、かなり上等なものを使っているんじゃないでしょうか。

裏側にはベルトループ付き。

箱出し状態の切れ味

それでは切れ味を見てみましょう。まずはコピー用紙から。

スパッと何の抵抗もなく切れました。

続いて、わりばしフェザースティック。

少しだけカリカリと摩擦感がありますが、ブツ切れしたりせず、カーリーに削れます。

点数に表すと90/100点といったところですね。

ブレード鋼材

M5のブレード鋼材は「Sleipner」

硬度がHRC60~61とかなり高く、刃持ちが良いのが特長。

炭素鋼でありながらクロムが7.8%も含まれているので、サビにも若干強いです。実際、レザーシースに入れっぱなしでも全然錆びません。

さらにM5の場合は、ストーンウォッシュ仕上げで傷が目立ちにくいというメリットがあります。

実用性

ライオンスチールM5の最大利点は、刃が強靭かつ長寿命で、グリップが快適なところです。

刃持ちが良くて研ぎ減りしにくいうえに、チョイルと同じ高さに減るまで余裕があるため、相当長く使えると思われます。

切れ味がものすごく鋭いとか、破壊力に特化しているわけではありませんが、

薪を小割りにする、フェザースティックを作る、食材をカットするといった、アウトドアナイフらしい使い方をするぶんには超優秀です。

このナイフを買った理由

イタリアのナイフに興味を持ったのが理由として大きいですね。私が所有しているナイフはアメリカ製か北欧製がほとんどでしたので。

でもせっかく買うならアウトドアで使えるモデルにしようと思ってM5にしました。

ライオンスチールのナイフはデザイン的でありながら、実用性を考慮した作りになっているところにセンスを感じます。

本格的な実用はまだですが、これからブッシュクラフトで使っていくつもりです。

グレンスフォシュの斧と組み合わせたら、雰囲気的に合いそうな気がします。

 


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