こんにちは!のとむらです。ブッシュクラフトで色々なナイフを使い比べているうちに、それぞれの特性やメリットデメリットが分かってきて…
自分が理想とするブッシュクラフトナイフ像が見えてきました。
そこで当ブログを通して、自分なりの研究結果をレポートしていきたいと思います。
第6弾は、最適な鋼材についてです。
ハンドル材と形状とは?
ハンドル材とは、ハンドルに使われている素材のことで、安価なものから希少なものまで色々な種類があり・・・
衝撃に対する強さや、水に濡れたときに染み込むか弾くかなど、それぞれ性質が違います。
ハンドル形状はハンドルの形のことで、ナイフごとに形が違う場合がほとんどです。
ハンドル材はナイフの性能や持ったときの感触に影響を及ぼし、ハンドル形状は手の大きさによって合う合わないが出てきますね。
ブッシュクラフトナイフに最適なハンドル材は?
マイカルタとG10が最適かなと思います。
耐久性と耐水性が高く、ちょっとぶつけたり擦ったぐらいでは破損しないからです。
チョッピングやバトニングなど、叩きつける作業をする場合はハンドルがタフなほうが安心して使えます。
また、マイカルタやG10が使われているナイフは品質が良い傾向にあるので、選んで失敗することも少ないですね。
次に最適だと思うのはウッドですね。
耐久性と耐水性は低い部類に入りますが、手ざわりが良く、ブッシュクラフトの雰囲気にマッチします。
フェザースティックがメインだったり、バトニングするにしてもソフトに行うのであれば、破損するリスクは大幅に抑えられるでしょう。
ブッシュクラフトナイフに最適なハンドル形状は?
ある程度太くて丸みがあり、人間工学に基づいた形状が最適かなと思います。
太くて丸みがあると、握ったときに隙間ができにくく、しっかり力を入れることができ、チョッピング時の衝撃を和らげてくれたり、堅い木を削るときに力が入ってしまっても、手が痛くなりにくいです。
そして少しでも人間工学に基づいた形状になっていると、フィットしやすくなり、快適性につながります。
フィットするかどうかは人によって手の大きさが違うので難しいところですが、たとえ手が小さな人であっても、ハンドルはある程度太めを選んだほうが良いでしょう。
少し太いぶんには意外としっかり握れますし、握力を鍛えればカバーできたりしますからね。
ブッシュクラフトナイフに不向きなハンドル材は?
・金属(アルミ、ステンレス、チタンなど)
・スタッグ
こういったハンドル材は握ったときにゴツゴツした硬さを感じ、チョッピングしたときに衝撃がダイレクトに伝わって手が痛くなります。
見た目がカッコ良かったとしても、慣れてくるとだんだん不快感のほうが気になってくるので、やめておいたほうが無難です。
観賞用なら全然アリだと思いますが。
ブッシュクラフトに不向きなハンドル形状は?
・細い、薄い
・角ばっている
細かったり薄かったりすると、ハンドルと手のひらの間の隙間が大きくなってしまい、しっかり握れなくなります。
角ばっていると、表面的に滑らかなハンドル材であってもゴツゴツした感触になってしまい、やはり衝撃を受けたり強く握ったりすると手が痛くなります。
実例
バークリバー「ブラボー1」のキャンバスマイカルタハンドルモデル。
一見すると角ばっているように見えるが、きちんと角が落とされているので握り心地バツグン。
標準的なサイズのナイフとしてはハンドルが太いが、下側の両サイドにくびれがあるため、それほど太く感じない。
人差し指がかかる部分は「ヒルト」という下側に突き出した形状になっており、手が滑って刃で切ってしまわないようになっている。
ジョーカー「ノマド」のウォールナットハンドルモデル。
温かみのある、すべすべな質感で、汗染みも付きにくい。
ヒルト付きで末端側も下側に突き出しており、チョッピング時のストッパーとして役立つ。
ケーバー「BK2」のザイテルハンドル。
ブラボー1やノマドと同様、太くて丸みがあるため、握り心地が良好。
滑りやすそうな材質に見えるが、素手でも意外と滑りにくい。
耐久性も高いようで、ガンガン衝撃を与えてもヒビ一つ入らなかった。
余談だが、ハンドルの長さを活かしてチョッピングの威力を高めることも可能。
モーラナイフ「ガーバーグ」のポリアミドハンドル。
太すぎず細すぎずなので、手が小さい人にもおすすめ。小学校高学年で使っている子もいるのだとか。
ほどよい弾力があり、ラバーハンドルのヘビーデューティーと違ってベタベタしないので快適。
特にチェッカリングが秀逸で、滑りにくいのはもちろんのこと、凹凸の落差が大きくないため、素手で握っても手が痛くならない。
マルティーニ「ツンドラ」のカーリーバーチハンドル。
すべすべして手触りは良いが、板のような形状をしているため、フィット感がやや悪い。
チョッピングでは角が丸いぶん、少し痛みが緩和されるが、それでも快適とは言えない。
余談だが、衝撃を受けるとハンドルのボルトがゆるんでしまうので、実用目的でこのナイフを買うと後悔する。
バックナイフ「フォールディングハンター#110」のハンドルは真鍮と合板の組み合わせ。
両サイドの真鍮部分は冷たいが、中央に合板が入っているおかげで、それほど冷たく感じない。
全体的に硬いが、ある程度手にフィットする形状になっているため、握り心地は意外と良い。
コールドスチール「ポケットブッシュマン」のステンレスハンドル。
中世ヨーロッパの武器のようなデザインが魅力的だが、硬くて薄いので握り心地は悪い。
全て金属ということもあり、寒い季節に素手で握ると我慢できないレベルではないが冷たい。
以上、ブッシュクラフトナイフに最適なハンドル材と形状についてでした!
ナイフ選びではブレードの質が注目されがちですが、ハンドルはナイフを動かす土台となるので意外と重要なんですよね。
多少切れ味が悪くても、ハンドルのフィット感が良ければ許せてしまうことがあります。反対に、どんなに高性能なブレードでも、ハンドルが微妙だと残念な感じになりやすいです。
まあでも、ブッシュクラフト向けに作られたナイフは、おおよそ握りやすい実用的なハンドルになっていることが多いので、そんなに心配はいらないと思います。
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