ブッシュクラフトナイフ研究5。最適なエッジ形状(グラインド)とは?



こんにちは!のとむらです。ブッシュクラフトで色々なナイフを使い比べているうちに、それぞれの特性やメリットデメリットが分かってきて…

自分が理想とするブッシュクラフトナイフ像が見えてきました。

そこで当ブログを通して、自分なりの研究結果をレポートしていきたいと思います。

第5弾は、最適なエッジ形状についてです。

 

エッジ形状とは?

ナイフを正面から見たときの刃の形状のことです。

刃付け、断面などと表現されることもあります。

ブッシュクラフトナイフに最適なエッジ形状は?

チョッピング・バトニング性能を重視したい場合

最も良いのはコンベックスグラインド、その次が鈍角フラットグラインドですね。

コンベックスは切れ味と強度が両立されたグラインドで、斧に似た形状をしているため、チョッピングでは木を抉る力が強く、刃こぼれに強いのでバトニングも安心して行えます。

鈍角フラットは角ばりがあるためチョッピング時の食い込みは悪いですが、思い切り振りかぶることでハンマー効果が働き、コンベックスに引けを取らない破壊力を発揮します。

また、コンベックスのナイフより値段が安い傾向にあるので、コスパ面でも有利です。

フェザースティックを重視したい場合

最も良いのはスカンジグラインド、その次がコンベックスグラインドですね。

スカンジグラインドは彫刻刀のような形状をしているため、木を削る作業に特化しており、削る量のコントロールもしやすいです。

コンベックスグラインドは深く食い込みやすいので削る量のコントロールは難しいですが、削りやすさはスカンジと同等なので、腕を磨けばフェザースティックを薄く作ることもできます。

食材カットを重視したい場合

フラットグラインド>フルフラットグラインド>ホローグラインドになるかなと。

食材カット性能だけなら順番逆になるのですが、そのぶん刃こぼれしやすくなってしまうので、

多少なりチョッピングやバトニングすることも考慮すると、カット性能と強度の配分バランスが良いフラットグラインドが良いと思います。

総合力を重視したい場合

コンベックスグラインド一択ですね。

チョッピングとバトニングにおいては最強で、フェザースティックも腕を磨けば弱点がなくなります。

刃厚が4mmぐらいあると食材を薄く切るのが難しくなりますが、野外料理で精密性を求める人は少ないと思うので、そういう現実的な部分も考慮すると総合的には最強なんじゃないでしょうか。

ブッシュクラフトナイフ研究6。最適な鋼材とは?

2022年1月22日

実例

ジョーカー ノマド

やや大型のコンベックスグラインド。

チョッピングの食い込みが良く、あまり力を入れなくてもガツガツ削れる。

 

ケーバー BK2

大型の鈍角フラットグラインド。

刃厚約6.6mmを誇り、バトニングではオーバーキルを発揮。

チョッピング性能は同じサイズのコンベックスには負けてしまうが、基本的にない(あったとしても激レア&超高額)ので、現実目線ではコンベックスから勝ち逃げしている。

 

ヘレナイフ テマガミ CA

標準サイズのスカンジグラインド。

フェザースティック性能が高いのはもちろんのこと、

ハンドルが程よい太さをしていて握りやすく、細かなコントロールが効く。

 

コールドスチール マスターハンターサンマイ

標準サイズのフラットグラインド。

チョッピングとバトニングの威力はそれなりだが…

切れ込みが良く、皮付きの鶏肉をスパスパ切ることができる。

 

以上、最適なエッジ形状(グラインド)についてでした!

私はチョッピングが大好きなので、ノマドやBK2を使うことが多いのですが、たまに丁寧なフェザースティックを作りたいときはテマガミを使ったりしますね。

特定のエッジ形状に絞ってナイフを集めても良いですし、その日の気分に合わせて使い分けるのも良いかなと思います。

 


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