こんにちは!のとむらです。ブッシュクラフトナイフ研究シリーズも今回で最終回を迎えます。
これまで、ナイフの各パーツや性能について考察してきましたが・・・
最後に著者である私がブッシュクラフト用ナイフを買うとき、どんなものを選んでいるかをお伝えしたいと思います。
私のブッシュクラフト用ナイフの選び方
私はブッシュクラフトをする際、メインナイフとサブナイフの2本持ちスタイルで臨むことが多いです。
なのでナイフを買うときは、メインするかサブにするかポジションを決めてから選びます。
メインナイフを選ぶ場合
種類
・正統なブッシュクラフトナイフ
・サバイバルナイフ
・タクティカルナイフ
性能
・チョッピング、バトニング、フェザースティック作業がこなせて、かつチョッピング性能が高いもの
耐久性
・フルタングもしくはそれに近い強度があるもの
・靭性が強いブレード鋼材を使っているもの
サイズと重量
刃長110mm以上
刃厚4mm以上
重量150g以上
こんな感じで、パワー寄りの重厚なナイフを選ぶことが多いですね。
サバイバルナイフとタクティカルナイフはパワーがあって使い勝手が良いので好きです。
性能面では、焚き木を作る際に枝を叩き切るところから始めるので、チョッピング性能を重視。
バトニング性能は、最近ナイフで薪割りをしなくなったので、あまり気にしていません。
フェザースティック性能については、枯れ葉にマッチで着火させることが多いので、そんなに薄く作れなくても気にしません。燃焼の手助けになればいいかなって感じです。
耐久性は叩きつけに強く、刃こぼれしにくいものが好きですね。
サイズと重量には上限を特に決めてはおらず、超大型ナイフを持って行くこともあります。

正統なブッシュクラフトナイフにあたる「ジョーカー ノマド」。
重心がブレード寄りのコンベックスのため、チョッピング性能が抜群。

サバイバルナイフにあたる「バークリバー ブラボー1」。
こちらは鈍角なコンベックスグラインドのため、ブレードの背をコンコン叩いてV字に切り込む方法が得意。軽い力で素早く切断できます。

刃厚が約5.5mmあるので、バトニング性能がきわめて高いです。

タクティカルナイフにあたる「ガーバー ストロングアーム」。
上記2本と比較するとパワーは劣りますが、スリムで持ち運びやすく、水濡れに強い素材で構成されているので、天候に不安がある日に重宝します。
サブナイフを選ぶ場合
種類
・北欧のプーッコナイフ
・フォールディングナイフ
・ネックナイフ
性能
フェザースティック性能が高く、食材カットにも対応しているもの。
耐久性
特に基準なし
サイズと重量
刃長60〜120mm
刃厚2〜3mm
重量150g以下
こんな感じで、軽くて切れ味の鋭いナイフを選ぶことが多いですね。
北欧のプーッコナイフは特にサブナイフとして理想的。
メインナイフではやりにくい、細かい作業を任せます。
ハードな作業には使わず、切れ味を重視しているので、耐久性は低くても構いません。
2本持ちスタイルが荷物として負担にならないよう、できるだけ軽いほうが良いですね。

北欧のプーッコナイフに近い「カレスアンドニーベン ハンター10」。
削りに特化したスカンジグラインドのため、フェザースティックが作りやすいです。
サビに強いステンレスブレードのため、食材カットもこなせます。

フォールディングナイフの「スパイダルコ デリカ4」。
片手で確実にブレードオープンすることができ、切ることに特化したフルフラットグラインドのため、食材カットが優秀。コピー用紙を浅い角度で切ることもできます。
絶妙なサイズ感のおかげか、フェザースティックもやりやすいです。

ネックナイフにあたる「コールドスチール スパイク」。
刃が厚めなので上記2本と比較すると食材カット性能は劣りますが、フェザースティックはなかなかのもの。
切れ味が長続きしやすい鋼材のため、メンテナンスが楽です。
まとめ
私のブッシュクラフト用ナイフの選び方を簡潔にまとめると、
メインとサブの2本持ちスタイルが基本で、メインナイフはパワー重視、サブナイフは切れ味重視で選ぶといった感じですね。
あとは状況や気分によってナイフ1本のみだったり、3本以上持って行くこともあります。斧やノコギリと組み合わせて使うときもありますね。
以上、ブッシュクラフトナイフ研究でした!
長らくご高覧いただきありがとうございます。また、どこかの記事でお会いしましょう。

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こちらは、サビに弱くて耐久性もそんなに高くないけど、個人的に気に入っているナイフです。
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