こんにちは!のとむらです。カミソリのような鋭い切れ味と、あたたかみのあるウッドハンドルが特長の北欧ナイフ。
ブッシュクラフトにぴったりですよね。
私も何本か持っているのですが、このたび一風変わった北欧ナイフを見つけてきたので紹介したいと思います。
なんと、二刀流なのです!
Kauhavan Puukko Paja(カウハバンプーコパヤ)ヴィサ レウク 145/85#1312

機械生産で作ったナイフと、職人が手作りするナイフの両方を販売しているナイフメーカー「カウハバンプーコパヤ」。
カウハバンプーコパヤとは、フィンランドの言葉で「カウハバンのナイフ職人」を意味しているそう。
つまり北欧ナイフでよく聞く「プーッコ」という言葉は「ナイフ」のことを指していたのですね。
こちらの「#1312」は大小2つのナイフが1つのシースに収まった、北欧ナイフの中でも珍しいモデル。
ブレード部分は機械生産によるもので、ハンドルとシースは職人が手作りしています。
大きいほうのブレード長は約145mmで、重量は約188g。
小さいほうのブレード長は約85mmで、重量は約66g。
刃厚はどちらも約3mmです。
アウトドアナイフは100mm前後が標準的なブレード長なので、それぞれ両極端なサイズになっていると言えます。
大きいほうは、フィンランドの扱い的には鉈なのだとか。(レウクと呼ばれる)
用途に応じて使い分けができますね。
ブレード鋼材
カウハバンプーコパヤのブレード鋼材は「炭素鋼」。
切れ味が良くて研ぎやすい代わりに、錆びに弱い性質を持っています。
エッジ形状は分からなかったのですが、見た感じスカンジグラインドではないかと。
ブレードの側面には筆記体の文字が書かれていて、よりいっそう北欧らしい雰囲気が出ています。
ハンドル材
ハンドル材は、こちらのナチュラルというモデルだと「カーリーバーチ」。
日本語で言うと白樺のことで、頑丈なのがメリット。色もきれいですね。
ウッドハンドルは手汗がつかないようにするのに気を使いますが、グリップの質感は最高です。
シースが好評
カウハバンプーコパヤは付属の本革のシースがなかなか好評。
私もケラムのウルヴァリンという北欧ナイフを持っていますが、これと似たような作りだとすると、見た目以上に硬くてしっかりしています。
ナイフを収めたときにぴったり合うので、逆さまにしてもすっぽ抜けません。
ベルトループも付いており、腰に装備することが可能です。
デメリット
切れ味に特化しているせいか、耐久性はやや低めです。
大きいほうの扱いが鉈とはいえフルタングじゃないので、バトニング能力はそこそこでしょうし、水濡れや錆びに弱いので慎重に扱う必要があります。
まとめ
北欧ナイフは生活感のあるかわいらしい刃物ですが、2本差しになっていることで、よりいっそう生活の道具という感じが出ていますね。
2本もいらねーよ!という方は1本だけのモデルもあるので、よかったら見てみてください。

北欧スカンジナビアンアウトドアナイフ カウハバンプーコパヤ ヴィサ レウク145/85#1312 ナチュラル 03-01-paja-0023

北欧スカンジナビアンアウトドアナイフ カウハバンプーコパヤ ヴィサ125#110 ナチュラル 03-01-paja-0005
1本だけのモデル。

KELLAM Wolverine ケラム ウルヴァリン
ちなみに私が使っているケラムウルヴァリンはこれ。
コメントを残す