頼れるブッシュクラフトナイフ【ジョーカーノマド】レビュー



こんにちは!のとむらです。私はナイフでチョッピングするのが大好きで、複数のナイフを使い比べて威力の違いを検証したりするのですが…

「このサイズ感でこの威力が出るのか!」と思うほどのナイフに出会いました。

その名はジョーカー「ノマド」。

偶然かもしれませんが、チョッピング好きにとって最高なナイフなのです。

 

JOKER(ジョーカー)ノマド ブッシュクラフト

スペインに拠点を置くジョーカー。

こちらのノマドは、バークリバーのブラボー1.25にどことなく似ていますね。

ワイルドで優雅なパッケージデザイン。

そして実物がこちら。

いかにも切れそうな輝きを放つブレード。

刃長は約127mmと、少し余裕があります。

刃幅が広く、重心はややブレード寄り。

エッジ形状は、切れ味と耐久性に優れたコンベックスグラインドです。

刃厚は約5mmと、十分な厚み。

ハンドル材はウォールナット。

威圧感が少なく、ブッシュクラフトやキャンプの雰囲気に合います。

ハンドルエンドから突き出た鋼材はハンマーとして使用可能。

手に持つとこんな感じ。サラサラしており、握り心地はバツグンです。

ヒルトが大きいので安心感もあります。

滑りやすいかどうかは後述するフィールドテストでお伝えしましょう。

付属のレザーシースは厚手でしっかりとした作り。

水が入っても抜けるように設計されています。

付属品のファイヤースターターとストライカー。

ハンドルに付いているものとは別にパラシュートコードも付いてきます。

ノマドはブレードの背でこすって火花を起こすこともできますが、焦げ跡を付けたくない人にとって有難いですね。

パラシュートコードは薪拾いの際、ギュッと束にして吊るすと運ぶのが楽になります。

シースの横にはファイヤースターターを取り付ける輪っか付き。

減って細くなってもゴムバンドで止めておけるので、抜け落ちる心配がありません。

裏側にはベルトループが付いており、

ボタン留めタイプなので、ズボンのベルトを外さずに取り付けることができます。

切れ味

それでは切れ味を見てみましょう。まずはコピー用紙から。

たまに引っかかりますが、キレイに切れました。

続いてわりばしフェザースティック。こちらもサクサク削れます。

バークリバーのブラボー1と比べると僅かに切れ味が劣りますが、(体感的には100点と90点ぐらいの差)アウトドアナイフとしてはかなり切れるほうです。

ではいよいよフィールドテスト。直径6cmほどの枝をチョッピングしていきます。

手袋をしていたほうが滑りにくく、安全性も高いですが、素手でもそこまで滑らなかったですね。

ある程度しっかり握っていれば、すっぽ抜けることはありません。

見事に切断できました。

刃の食い込みがよく、一発打つごとに薪がミシッと内部破壊を起こしているのが実感できます。

普通のフルタングナイフだと最後のほうはブチッと切れるのですが、パキッと折れました。

おそらく重心がブレード寄りで、ゆるやかなコンベックスになっているからでしょう。一発でたくさん抉り取れるので、少ない回数で切断できます。

また、軽く打つだけでもサクサク削れていくので疲れにくいです。

切断した薪でそのままバトニング。

問題なく割れました。

刃幅が広いので、ある程度刃が入ると楽に割れていきます。

割った薪でフェザースティック。

スルスルと果物の皮が剥けるように削れました。

けっこう強めに叩いたものの、刃こぼれは一切なし。

靭性も高いようですね。

途中で雨が降ってきてしまいましたが、ステンレスブレードなので慌てずにいられました。

 

せっかくなので食材カットもしてみることに。

外で酷使した後でもトマトがスパッと切れました。

刃厚があるので薄切りは少しやりづらいですが、コンベックスがゆえにスーッと切れますね。

キャンプ料理ではむしろザク切りのほうが美味しそうに見えるので、十分かなと思います。

ブレード鋼材

ノマドのブレード鋼材は「N695」

オーストリア製のステンレス鋼で、440Cとほぼ同じ性質を持っています。

切れ味が良く、刃持ちが良く、研ぎやすく、サビに強いのが特長。

弱点の少ない、バランスがとれた鋼材です。

メリット

・チョッピング性能が素晴らしい
・バトニングとフェザースティックもそつなくこなせる
・ヒルトがあるので安全性が高い
・エンド部分をハンマーとして使える
・ファイヤースターターに対応

デメリット

・仕上げが少し雑なところがある
・キャンバスマイカルタハンドルに比べると、やや滑りやすい

このナイフを買った理由

傷や汚れを気にすることなく、ガシガシ使えるブッシュクラフトナイフが欲しかったというのが理由として大きいですね。

コスパが良く、仕上げが少し雑なので、最初から実用ナイフとして割り切れます。

また、私はバークリバーのブラボー1を買った後に1.25も欲しくなってしまったクチなのですが、さすがに刃長が違うだけの同じモデルを買うのはなんだかなぁと気が引けていたんですよね。

そんなとき、このノマドに出会ったというわけです。

失礼な話、ブラボー1.25の劣化版みたいなイメージでいたのですが、まさかチョッピング性能がここまで凄いとは思わず、びっくりしました。

 


ジョーカー CN125-P ノマド ウォールナット ファイヤースターター付 Joker Nomad ハンティング ブッシュクラフト バトニング 125P

 


【最安値に挑戦】ジョーカー CM125-P ノマド マイカルタ ファイヤースターター付 Joker Nomad ハンティング ブッシュクラフト 125p

こちらはハンドルの耐久性と耐水性がきわめて高いキャンバスマイカルタハンドルモデル。

温かみのある雰囲気よりもタフさを重視したい人にはこちらがおすすめです。

 

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