日本の伝統ステンレス【肥後守VG-10] レビュー



こんにちは!のとむらです。日本が誇る伝統ナイフ「肥後守」。

金ピカの真鍮ボディに青紙割込ブレードのものが主流ですが、サビに強いVG-10モデルもあります。

青紙割込モデルと比べて切れ味はどうなのかなと心配していたのですが、ほぼ互角でした。

 

永尾駒製作所 肥後守 VG-10モデル

肥後守のブレードとハンドルがステンレスになったモデル。

VG-10とは高級なステンレス鋼で、切れ味、刃持ち、研ぎやすさ、サビにくさに優れたバランスの良い鋼材です。

全科目の成績がオール4みたいな感じと言えば、イメージしやすいでしょう。

サイズは「大」にあたります。

和を感じる箱。

こちらが実物。

青紙割込モデルと同じく、肥後守の文字が刻まれています。

手のひらに収まるほどコンパクト。

刃長は約75mm。刀のような形状でカッコイイですね。

刃厚は約3.2mmと、小さいながらもなかなかの厚み。

木をゴリゴリ削ってもガタつかないほど剛性が強いです。

折りたたみ式ですがロック機構はなく、チキリと呼ばれる金具を親指で押さえることでブレードを固定します。

意識して押さえるというよりは、自然とこの持ち方になるので、意外と安全性は高いですね。

また、ロックがない代わりに構造がシンプルなので、清掃もしやすいです。

頑張れば片手で開閉できなくもないですが・・・ケガの元なので両手を使ったほうが無難です。

切れ味

それでは切れ味を見てみましょう。まずはコピー用紙から。

多少引っかかりますが、キレイに切れました。

続いてわりばしフェザースティック。こちらもサクサク削れます。

青紙割込モデルと比較すると、初期の切れ味はVG-10モデルのほうが良いのですが、研いでしまえば正直どちらも変わらなくなります。

研ぐのが絶望的に下手な私でも、革砥でそれっぽい角度で数回ストロッピングするだけでキレッキレになるので、めっちゃ簡単です。

メリット

・サビにくいので調理にも使える
・剛性が強い
・構造がシンプルなので清掃しやすい

デメリット

・ロック機構がない

このナイフを買った理由

以前、肥後守の青紙割込モデルでフィールドテストしたとき、切れ味と耐久性が思った以上にすごかったので、

「これでサビに強かったら無敵だよなー」と思って買いました。

青紙割込モデルと同等の切れ味があり、水濡れに気を使わなくていいところが気に入っています。

 


肥後守 V金10号(VG10)ステンレス~Higonokami Knife VG10

 

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