こんにちは!のとむらです。ブッシュクラフトの定番アイテムであるナイフ。
自然の雰囲気にマッチする北欧ナイフを好んで使っている人は多いと思います。
なかでもダントツで人気が高いのがヘレナイフのテマガミ。
こないだふとアマゾンを見たら入荷していたのでポチったのですが、すぐにまた売り切れてしまいました。
ただ私、なぜテマガミがここまで人気なのか分からないのですよね。(タピオカミルクティーに並ぶ人の気持ちが分からないのと似てる)
そこで今回は、ヘレナイフテマガミの人気の秘密に迫りたいと思います。
Helle(ヘレナイフ) テマガミ CA

ノルウェーのナイフメーカーである「ヘレ」の代表的存在。
カーボンスチール(炭素鋼)とステンレスの2種類あり、カーボンスチールのほうが人気のようです。今回わたしが購入したのはカーボンスチール。
刃長は約110mm、ナイフ本体の重量は約155gと、そこそこの重さ。
刃厚は約3mmのハーフタングです。

最初はこんな筒状のパッケージに入っています。

フタを開けると、聖剣のように出てくる。

中には風呂敷みたいなのと説明書が同梱されています。

テマガミの構造について書かれているみたいだけど、英語なので読めません(笑)
ブッシュクラフトやキャンプに合うデザイン
ヘレナイフテマガミの人気の秘密はやはり、このあたたかみのあるデザインでしょう。
ナイフ特有の威圧感が少ないですし、キャンプ場の雰囲気にも合います。
そのうえ、こだわり志向のナイフとしては手が出しやすい価格帯ですからね。こりゃあ売り切れになるのも頷けます。
ハンドルの握り心地が好評

テマガミで特に好評なのがハンドル。
カーリーバーチの模様が魅力的であることに加え、中央部分がぷっくりと膨らんでいるので、とても握りやすいとのこと。
たしかに持ってみた感じ、サラサラしていて最高でした。

ちなみにウッドハンドルの北欧ナイフはもう1本持っていますが、こちらも握り心地良いです。
ブレード鋼材がトリプルラミネート

ヘレナイフのテマガミは、炭素鋼モデルとステンレスモデルのどちらも三枚構造になっています。
ステンレスモデルのほうは元々錆びにくいですが、両サイドにさらに錆び強いステンレス鋼を挟み込むことによって耐食性をアップ。
炭素鋼モデルはカーボンにカーボンを挟んでいるわけなので、耐食性は期待できそうにありません(ただ、何かメリットがあってトリプルラミネートにはしているはず)

反対側はこんな感じ。
エッジ形状は切れ味に特化したスカンジグラインド。
バトニングを頻繁にする人は、耐久性を上げるために小刃をつけるのも良さそうですね。
ハーフタングでほどよい強度

テマガミはハーフタングという、ナイフの中でもちょっと珍しいタイプ。
フルタングほどではないですが、耐久性が高いので、柔らかい薪であればバトニングしても良さそうですね。
ただ、より負担のかかるチョッピングや、節のある堅い木をバトニングするのはやめたほうがいいでしょう。

上から見た状態。
シース

ヘレナイフテマガミには本革シースが付いてきます。
見た目が安っぽいとは聞いていたのですが、そこまでではなかったですね。
むしろ安っぽいなら気を遣わなくて済むので楽かも。

裏側には便利なベルトループ付き。
切れ味
では、せっかくなので切れ味をみてみましょう。まずはコピー用紙から。

ほんの少しだけ引っかかりを感じましたが、スパッと切れました。1本1本手作りの職人技おそるべし。

続いてわりばしフェザースティック。
こちらもサクサクと怖いくらいに切れました。切れ味の良さは間違いなくトップクラスです。
デメリット
・耐久性が中途半端
・水濡れに弱い
テマガミの主なデメリットはこの2つですね。ブッシュクラフト向けのナイフではあるのですが、ハーフタングかつウッドハンドルなので、扱いに気をつける必要があります。
どちらかというと食材を切るとか、木の枝を削ってトライスティックを作るなどの繊細な作業に向いていそうです。
まとめ
ヘレナイフのテマガミは、デザインと実用性のバランスがじつに絶妙なナイフだと感じました。
比率的にはデザイン7:実用性3といったところですかね。
ブッシュクラフトでは便利で画期的な道具よりも、アナログチックな道具が好まれる傾向にあるので、そういった意味でこのテマガミはベストマッチしているのかもしれません。

ヘレ・ナイフ Helle knife Temagami CA

ヘレ・ナイフ テマガミ Helle knife Temagami Stainless
こちらはステンレスモデル。
コメントを残す