モーラナイフガーバーグステンレスの手入れ。実際に切れ味が回復した研ぎ方



こんにちは!のとむらです。モーラナイフ「ガーバーグ」のステンレスモデルは、研ぎにくい、研いでも切れ味が良くならないという意見をちらほら聞きます。

私は研ぐの下手だし詳しくもないんですが・・・

なんとなくやった研ぎ方が運良くハマったみたいで、見事に切れ味が回復しました。

以来、その研ぎ方をずっと続けています。

そこで当ブログでは、私が実際にガーバーグを研いでみて上手くいった、砥石と研ぎ方を紹介したいと思います。

 

ガーバーグを研ぐのに使った砥石

スパイダルコの「トライアングルシャープメーカー」ってやつです。

スティック状の砥石に刃をこすりつけながら、まっすぐ振り下ろすだけなので、研ぐのが苦手な人でも簡単に研げます。

わたしは研ぐのがめっちゃ簡単と言われているスカンジグラインドのナイフですら、水砥石で研いでナマクラにしてしまうほど下手なんですが・・・

そんな人間でもガーバーグの切れ味を回復させることができたので、多分誰がやっても失敗しないと思います。

ちなみにガーバーグ以外のナイフや包丁やハサミなんかも研げるので、一つ持っていて損はありません。

大きさもガーバーグ2本分ほどでコンパクト。

こうやって研ぎました

スパイダルコのトライアングルシャープメーカーは研ぐ角度を30度か40度か選べるのですが、

最初に30度で研いでから、仕上げに40度で研いで小刃(マイクロレベル)を付けてやりました。

こうするとなぜかガーバーグの切れ味が良くなるのです。

実際に研ぐ前に、ガーバーグの状態を見てみましょうか。

写真だと分かりにくいですが、バトニングとチョッピングを繰り返したことによって、刃が少しガタついています。

コピー用紙は一応切れますが、ちょっと破けてしまう。

わりばしフェザースティックは、まあまあいける感じ。

ガーバーグの鋼材は強いので、簡単には切れ味が落ちないみたいです。

ではこの状態から研いでみましょう。

中砥石(角側)を30度で片側20回ずつ

中砥石(平面)を30度で片側20回ずつ


仕上砥石(角側)を40度で片側10回ずつ

仕上砥石(平面)を40度で片側10回ずつ

研ぎ方としてはこんな感じですね。では切れ味を再確認してみましょう。

コピー用紙の切れ具合はあんまり変わらず。

わりばしフェザースティックはだいぶ薄く削れるようになりました。

せっかくなので、フィールドに落っこちているような堅い枝でフェザースティック。

こちらも焚き付けに十分な出来栄えです。

コピー用紙はキレイに切れませんでしたが、削る力は確実にアップしたようですね。

上手くいった理由

ガーバーグのエッジ形状は純粋なスカンジグラインドではなく、耐久性をもたせるために小刃が付いているんですが、

おそらく元々のエッジ形状に逆らわない研ぎ方をしたから上手くいったのだと思います。

小刃を削ぎ落としてシャープな切れ味にしたい場合は、技術がないと難しい気がしますね。

こう言うとガッカリされるかもしれませんが、小刃が付いていると切れ味が落ちるかわりに刃こぼれしづらくなるので、フルタングナイフであるガーバーグとしては、むしろ最適なエッジ形状です。

たとえカミソリのような鋭い切れ味がなくても、最低限のフェザースティックが作れて、バトニングとチョッピングがこなせれば、なんら気にする必要ないと思います。

切れ味がシャープなフルタングナイフが欲しい場合は、ファルクニーベンのF1がおすすめです。

 


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