こんにちは!のとむらです。ナイフといえば、アナログなデザインのものが多いですが、
中には近未来というか、機械的なデザインをしたものもあります。
その名はエストレイマラティオ「DMP」。
珍しい機能が搭載された、チョッピング向きナイフなのです。
EXTREMA RATIO(エストレイマラティオ)DMP

イタリアに拠点を置くエストレイマラティオ。
こちらのDMPは、最新テクノロジーといった印象ですね。

カッコイイ箱。

実物はこんな感じ。
電池とか入れるところがありそうな雰囲気ですね(笑)

ストーンウォッシュ仕上げのブレード。

刃長は約152mm。
余裕がありけど長すぎない、絶妙な長さとなっています。
ブレード形状は浅めのドロップポイント。エッジ形状は鈍角のフラットグラインドです。

反対側はこんな感じ。

刃厚は約6.3mmのナロータング。
鋼材がハンドルの奥深くまで届いているため、フルタングに近い強度があると思われます。

ハンドル材は「フォープレン」という、特殊なラバー素材。手ざわりはベタつきがなく快適です。

エンド部分に付いているのはボルト。
緩めて外すと、ブレードとハンドルを分解できます。

手に持つとこんな感じ。
いやほんと、チョッピングするのに良さそうですね。

付属の樹脂製シースはMOLLE対応。太ももに取り付けるためのベルトが付いています。

ロック機構も搭載されており、スイッチを押すことで解除。
スムーズにナイフを取り出せます。
逆さまにしても抜け落ちる心配がありません。

裏側にはベルトループが付いています。
切れ味
それでは切れ味を見てみましょう。まずはコピー用紙から。

ほとんど破けてしまいましたね。お世辞にも切れるとは言えません。

続いて、わりばしフェザースティック。こちらも辛うじて削れるレベルです。

革砥で研いだら少し良くなりましたが、耐久性を持たせるために、あえて切れ味を鈍くしているのかもしれません。
しばらく様子を見ることにします。
ブレード鋼材
DMPのブレード鋼材は「N690」。
オーストリア製のステンレス鋼で、440Cとほぼ同じ性質を持っています。
切れ味が良く、刃持ちが良く、研ぎやすく、サビに強いのが特長。
弱点の少ない、バランスがとれた鋼材です。
似た名前の鋼材に「N695」がありますが、性質的に大差はありません。
メリット
・刃厚とリーチがあるので、バトニングとチョッピングがしやすい
・木に打ちつけた際、ハンドルが衝撃を吸収してくれる
・水濡れに強い素材で構成されている
・メンテナンス性が高い
・シースにロック機構がある
デメリット
・切れ味が悪い
・威圧感があるのでファミリーキャンプには不向き
このナイフを買った理由
チョッピングに良さそうな形状と、破壊力重視のナイフとしては希少なステンレスであったことが理由として大きいですね。
今まではブッシュクラフトをするときに雨が降ったら、ガーバーグに切り替えるか、強靭なナイフで錆びないうちに手早く薪を作っていましたが、
DMPなら雨の日でも落ち着いてチョッピングが楽しめそうです。

EXTREMA RATIO/エストレイマ ラティオ ER0219 DMP タクティカル ナイフ N690 ブラック ハンドル 【日本正規品】
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