世界に名を馳せた折畳【バックナイフフォールディングハンター110】レビュー



こんにちは!のとむらです。世界には魅力的なナイフがたくさんありますが、外見だけでは分からない部分も多いですよね。

そこで当ブログでは、私が実際に手にしたナイフのレビューをしたいと思います。

今回はバックナイフのフォールディングハンター#110です。

 

BUCK(バック)フォールディングハンター #110

刃長:約95mm
刃厚:約3mm
重量:約204g

ブレード形状:クリップポイント
エッジ形状:ホローグラインド
ブレード鋼材:420HCステンレス鋼
ハンドル材:真鍮(しんちゅう)、合板
ケース素材:レザー(ベルトループ付き)

アメリカで50年以上の歴史を持つナイフ。

オーソドックスかつ無骨なデザインが印象的ですね。

世界で初めてフォールディングナイフにロック構造を搭載したナイフとして一躍有名になりました。

「ワンテン」と呼ばれることもあります。

それでは色々と見ていきましょう。

鋭く、重厚感のあるブレード。

無数に付いた小傷がカッコイイですね。

刃長は約95mmと、フォールディングナイフとしては少し余裕のある長さ。

ブレード形状は、細かい作業に最適なクリップポイント。

エッジ形状は、対象物をスライスすることに特化したホローグラインドです。

反対側はこんな感じ。

ずっとレザーケースに入れっぱなしにしているため、ハンドルの真鍮が剥げていますが、個人的には味わい深くて気に入っています。

むしろこの味こそが、フォールディングハンター#110最大の魅力といっても過言ではありません。

刃厚は約3mm。

フォールディングナイフとしては厚めですが、そのぶん頑丈です。

折り畳んだ状態。

ハンドル材は真鍮と合板を組み合わせたもの。

シンプルに弧を描いただけの形状がまた無骨で良いですね。

ロック機構は昔ながらのロックバック式。

両手で開閉する必要がありますが、そのぶん強固です。

指でつまんで普通の力で開けられるので爪を痛める心配はなく、

開ききった瞬間の「ガチッ」という音にロマンを感じるため、つい用もなく開閉したくなります(笑)

手に持った状態。

重量は約204gと、フォールディングナイフとしては重いほうですが、そのぶん本物の道具であることを強く実感できます。

握ったときのフィット感もなかなか良いです。

付属のレザーケースはしっかりとした作りで変形しにくく、経年変化を楽しめる質感。

ボタン固すぎず柔らかすぎず、「パチン」と軽快に留まります。

裏側にはベルトループ付き。

昔アウトドア雑誌で読んだのですが、#110は腰に装備していると素早く取り出せるので、釣った魚を活け締めするのに便利なんだそうです。

猟師さんの中にも、これ一本で仕留めた獲物を解体しちゃう人がいるみたいですね。

箱出し状態の切れ味

それでは切れ味を見てみましょう。

買った当時の写真になるのですが、コピー用紙をこんな感じで、僅かに摩擦感がありながらもキレイに切れていました。

点数に表すと、90/100点といったところですね。

フィールドテスト

堅めの枝でフェザースティック。

サクサクと、焚き付けに十分なほど、よく削れます。

ノッチ付けも余裕。

頑丈なので枝に強く押し当てることができます。

食材カット

ある程度、使い込んだ状態でのトマトカット。

一切つぶれることなく切れました。

研いでなくてこの仕上がりは凄いです。

鶏肉もスパスパ。

滑る場合、先端でプスッと刺せばスムーズに刃が入っていきます。

クリップポイントが活かされる場面ですね。

どうしても切りにくい箇所は、ブレード先端を内側に回すように押しつければブチッと切れます。

ブレード鋼材

バックフォールディングハンター#110のブレード鋼材は「420HC」

比較的柔らかいため研ぎやすく、刃こぼれしにくく、サビに強いのが特長です。

メリット

・安価鋼材のわりに切れ味と刃持ちが良い(熱処理が良いから?)
・フォールディングナイフとしては頑丈
・ロックの強度が高く、構造がシンプルなので丸洗いしても支障がない
・食材カットが非常にやりやすい
・経年変化を楽しめる
・良質なレザーケースが付いてくる

デメリット

・フォールディングナイフとしては重い
・片手ではブレード開閉できない
・真鍮が使われているため美観を維持するのが難しい

このナイフは買いか?

個人的には買いですね。

フォールディングナイフの王道的存在で、値段もそこまで高くないので一本は持っておいて損はないでしょう。使い込むほど味わい深くなり、愛着が湧きます。

重さに目をつむれば切れ味が良くて頑丈なので、実用性は意外と高いです。

私はフォールディングナイフを何本か持っていますが、ワンテンが一番気に入っています。

ただ、軽さ重視だったり、片手で素早く開閉できるシステムを好む人にとっては、活躍する場面は少ないので微妙かもしれません。

参考になれば幸いです。

 


BUCK(バック) フォールディングハンターナイフ 110BRS レザーシース付

 

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